まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

クライ グランマ

2023年01月15日 | 映画
イーストウッドの顔と、彼が歩く姿だけで嬉しい。
涙がにじむ。

マカロニウエスタンに出ていたころからのファンだ。
(私が高校生の頃)の話。

❝運び屋❞が最後の映画になるかもしれない…そう思っていた。

而して去年、クライ・マッチョで監督と主演。
只 驚く。
90歳を超えたはずだ。

❝クライ・マッチョ❞は、古き良き時代の臭いに満ちた映画。

少年と老人の短い旅路だ。
老人は元雇い主(少年の父親)との約束を果たすべく少年を探しに行く。
テキサス州からメキシコシティへ。

少年は母親と暮らさずに、路上生活をしている。

老人はロデオの優勝者でカウボーイだが…馬から落ちて引退。

今はただの爺さん。
少年は虐待されているが、プライドが高く悲壮感はない。
そこのところが、淡々と描かれている。

少年は路上で賭け事をして(闘鶏)暮らしている。
鶏の名前はマッチョだ。

老人と少年と鶏との旅路が始まる。

この闘鶏、【マッチョ】は局面でいい働きする。

彼の❔お陰で危機を逃れられる為、チキンで丸焼きにならずに済んでいる。

老人はカウボーイハットが似合っている。

いくつになっても、何度でも、生きなおしていける。

傷が有っても、心が沈んでいても、塞がるときはふさがる。
浮かぶときは浮かぶ。

そう言っているように思える。

ダーティハリーの時の野性味は流石に薄れているが、全体を包み込む暖かさを感じる。



カッコイイと思う。
92歳になられたそうだ。

白いデッキチェアの背もたれの部分に、クリントイーストウッドの文字。

その下に小さく、ディレクターと書いてあった。

叔母さんは泣く。

涙が流れる。

長く現役でいて欲しい。

新年度の願いだ。

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