まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

世界は素晴らしい

2015年08月29日 | ドラマ&日記
世界陸上…男子のやり投げ決勝で好記録が生まれた。
ケニア…ジュリアス・イエゴが投じた3投目は大きな放物線を描き無風の中を飛んだ。
世界歴代3位…92メートル72まで伸びに伸びた。
観衆はどよめき、イエゴは両手を高々と上げた。
TVの前で鳥肌もの。
中長距離で活躍するケニア勢が投てきでも金メダルを獲得。
「うれしすぎて表現できない」と喜んでいるイエゴ。
独学の男、YouTubeで見よう見まね…ピトカマキやトルキルドセンの投げ方から学んだらしい。

前回のモスクワ大会で銀メダルを獲得しているテロ・ピトカマキ(フィンランド)
イエゴの(間接的)師匠は87メートル64で3位銅メダル。
師匠が弟子の肩をたたき勝利をたたえる。
じん・じん・じんと来るシーンだった。

女子ハンマー投げ決勝…アニタ・ウロダルチュク(ポーランド)。
80メートル85…利き手には(破れて切れかかっている)ぼろいハンマー投げ手袋。
親友の形見とともに…自身の世界記録に向かってそれを超えていく姿。
感動する…堂々とした体躯…美しい。 

ウサイン・ボルトもガトリンもアリソン・フェリックスも…
男子三段跳び…最後の跳躍で18メートル21を跳んだテーラーも…

これは、〝努力〟すれば到達できるという次元ではない。
もはや通常の人間の領域では…ない。
超人の技…強靭な体力 および精神力 指導者 加えて遺伝子レベルに含まれるなにか…それ等の上に積み重ねられた努力。
世界ってすばらしい。
脈絡もなくそう思う。



あゝ おまへはなにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云ふ

なんだか…中也の詞の一節を思いだした…
…世界陸上であります。


イコライザー(音響機器)…等しくする者

2015年08月28日 | 日記&映画
イコライザー…音声信号の周波数特性を変更する音響機器であるらしい。
デンゼル・ワシントン主演の映画を観た。

ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)はホームセンターで働く中年。
柔らかな物腰、端整なマスク インテリの匂いもする。
従業員は彼を信頼している。

深夜…24時間営業のダイナーに行きお茶を飲みながら本を読むのが趣味?。
その店で若い娼婦と顔見知りになる…本を読む彼に“もう魚は釣ったの?”と彼女が聞く。
ロバートが読んでいたのは『老人と海』。“まだこれからだ“ロバート。
娼婦テリーはどうやら組織暴力に巻き込まれている。
社会派ハード・ボイルド。
さすがのワシントンも壮年の身体でアクションは辛い筈…
そんな事を思いながら…観る。
そこは撮影の技もあるだろうし…加えて目力も(演技力)もある。
主人公ロバートは戦闘能力・技術が高い。
極めている。

ホームセンター勤務の彼の過去は?どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員…
暴力による娼婦の入院…多国籍企業の影…

暑い昼間に仕事をして…身体が蒸し饅頭のようにフヤカっている私には刺激がある映画。

「ま 日本でいうところの必殺仕事人やね」
なるほど…アメリカ版必殺シリーズ。
さすがにご都合主義のハリウッド…舞台は、世界規模。

娼婦役クロエ・グレース・モレッツはキュート…演技力もある。
若いのにえらいわぁ。
愛らしいし存在感もある、二律背反ではなく二律融合・しかも大物の匂いがして好きな若手。

蒸す。
暑い。

身体がきびきびと動きます事を…
脳のイメージと筋肉の動きが等しくなります事を…

願いながら今日も汗を流す。



淵蓋蘇文(エンガイソブン)と伊梨柯須彌(いり かすみ)

2015年08月13日 | 日記
歴史ドラマを見ながら考える。
遠い昔、遥か昔々の物語が好きだ。

東アジア (中国(香港、マカオ)日本、モンゴル、北朝鮮、韓国、)
ヨーロッパ:古代ギリシア: ミノア・ミケーネ・ポリス国家・アテナイ・スパルタ・ペルシャ戦争・ヘレニズム文明…
古代ローマ: ローマ帝国・五賢帝時代・ミラノ勅令・東ローマ帝国…ゲルマン民族大移動からの中世ヨーロッパ…

先史時代・有史時代…歴史に精通している訳ではない。
只、ランダムに(私の頭の中では須らく網羅している…アジアもヨーロッパも)好きだ。

日本の歴史も、(古事記・日本書紀)・飛鳥時代・奈良・平安・鎌倉時代・……とくに面白いと思う。

大馬不死…と言う言葉がある。
大きな家門は滅びる事がない。
大きな権力は個の力では絶対に倒す事が出来ない。

西暦500年ぐらいの中国の言葉だが…真にそうですね。
私の力なぞ蟷螂の斧ですらない。

淵蓋蘇文(エンガイソブン)は高句麗末期の英雄だが、日本書紀の中に伊梨柯須彌(いり かすみ)として登場している。
聖徳太子の時代。
中国は隋と呼ばれていた頃の話。

倭国(我が国)はお隣の国と交流しながら、文化の学びを深めていた。



大馬不死は現代も生きている。

しかし、歴史の中で〝大馬〟は、内側から腐敗していく。
淵蓋蘇文(エンガイソブン)…ヨンゲソムンの時代。
武力・財力はもちろんの力が世の中の不正を糺していく。

平成の日本で〝徳〟の力は不正を糺すと言っても若い者は理解できるだろうか?
〝得〟の力の方に共鳴し雷同する者が多いよ。絶対に。

夏になると来客が増える。居候もいる。
神様、〝得〟の力を私にください。
損ばかりしているような気がしています。
のある人物は腐ってもそんな事は口にしない。

遠い昔の歴史ドラマを見ながら…自分の明日、子供たちの未来を考えさせられる。

今日は午後から雨が降った。



「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down)

2015年08月07日 | 日記
「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down)
「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down)
「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down)
「ドント・レット・ミー・ダウン」(Don't Let Me Down)
がっかりさせないで、くじけないで、わたしを落ち込ませないで…
ビートルズが歌っている。
ジョン・レノンの詞が語りかけてくる。

Nobody ever loved me like she does,
Oo she does, yeh, she does.
彼女ほど僕を愛してくれた人はいない。
彼女ほど。

連日…体温以上の気温で…外回りの仕事をこなすとダウンしそうになる。

自分の身体が思いの外で気が回らない。



夕暮れの空を見ながらビートルズを聴くと切なさが勝る。
歌詞の意味はよくわからないまま、メロディだけで歌をきく。

私をとりかこむ世界、先の見えない未来、残り少ない人生に対して、落ち込ませないでくれ。失望させないでくれ。

わが身がどこに流れていくのか…他人の事どころではない。

込み上げてくる思いの全てを飲下すにも唾液がたりない。
身体の水分が汗で蒸発してしまっている。

チョコレート色の夕闇が山を包む頃。
心地よい風が吹いてきた。