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まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

梅は咲いたし…桜はまだかいな

2015年03月30日 | 映画
息子が〝猿の惑星 新世紀〟を観ている。
「今日は朝から映画三昧の日」
そう言いながら2本目。
久しぶりの休日。
彼なりの楽しみ方。

外回りの作業をしながら…ながらで画面を見る。



梅は咲いた。

桜はまだまだ 固い蕾で…咲く気配はない。

田んぼの周りの土上げ。
そしてごみ拾い。
この定住の鴉が5匹いて…ビニール袋や紐、新聞の広告紙‥をまき散らかしている。

冬の間、雪の下で冬眠していたビニール袋の色は変色して、土の色…いや鉄の色(錆色)
引っ張り出して乾かす。
そんでもって燃やす。
緑色や黄色の農薬?の袋。田んぼの栄養素なのか。
かき色もどきもある。
ダイオキシンがいっぱい。
「ゴホッ ゴホッ」咳なんぞかまっていられない。
一気呵成にごみの処理。

映画は3本目〝アメリカン・ハッスル〟に変わっている。

暇な私はナイト・ショー。

真夜中にゆっくり時間を使える幸せが待つ。
映画を好きな時間に観る。
贅沢な時が過ぎていく。
ゴホッ ゴホッ。

桜は咲く時に見事に咲き誇る。

私の花もまだまだ。

ゴホッ。




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春が来た…きた。

2015年03月29日 | 日記
薪の匂い。
暖かい。
ほっとする匂い。
部屋の中は緩緩と炎が燃えて冬の匂いがしている。

外は春。

風が強い。
春の日差しの中 強風で洗濯物が飛んでいる。

お隣のOさんの畑で立ち話。

  

クロッカスの花が色化けしている。

「手をいれなんだ。ほったらかしとったさかいね」「あんた、水仙も株分けせなんだら こんなになったわいね」



Oさんは冬の間、孫のいるT市に呼ばれて避冬する事が多くなった。

「まぁ まぁ 気の毒なぁ」水仙に声をかけながら土起こしに余念がない。

水仙と土は「身土不二」で「一物全体」

株分けした水仙はまだ蕾なのに、渋滞の水仙がたくさんの花を咲かせている。

畑の中で風に吹かれた一日。

時折、強い突風の中。

日差しは暖かい。
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リア王 年を取る事の悲哀と無分別

2015年03月26日 | 日記
年老いたリア王は、三人の娘に王国を譲り、まつりごとの煩わしさから解放されたいと考えていた。
すでに領地は三分割し、どの娘にどの領地を分け与えるかも決めてあった。
しかし…覇権を譲ろうとしてもなお、最高の敬愛を受けたいとう老いの執着と気まぐれと老醜。
ゴネリル (Goneril)
リアの長女。オールバニ公の妻。リーガンと共に甘言を弄してリアを裏切る。
リーガン (Regan)
リアの次女。コンウォール公の妻。姉と似たり寄ったりで、リア王を疎ましく思い…やはり裏切る。
コーディリア (Cordelia)
リアの実直な末娘。リアに勘当されるが、誠実なフランス王の妃となる。
リア王は三人の娘に愛情試験を課す。
上のふたりは、父への愛を高らかに宣言する孝行娘の役をみごとに演じ、所定の領地を得た。
しかし、末娘のコーデリアは、そんな姉たちの下心が見えすいている事が苦しい。
父への思いやりから、見てくれだけの孝行娘の役を演じることができなかった。

老いとは恐ろしいものである。

リア王は、そんなコーデリアの深い思いを見抜くことができず、コーデリアを勘当する。
そればかりか、あえて諫言する忠臣ケントにも激怒し、追放してしまう。

悲劇の始まりまでに…これだけの前振りがある。



家族の歴史も、流れる水の様にさらさらと…いう具合にはいかない。

古代ブリテンの王の様に子供らに分け与える領地などない私にとっては尚更。

福田恆存氏の翻訳で読みかえしている。

老いる事よりも…老醜が怖い。

老いの無分別が怖い。

「リア王っっっ 老眼でもしっかりと人間を見極めんかい」

イライラが募る。 

以前読んだ時とはずいぶんと違う感想しかわいてこない。

老化が進んでいる兆候なのかもしれない。

悲劇(悲しみ)は独りではこない、必ず連れを伴ってくる。
その悲しみの跡継ぎとなるような連れを。


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シェイクスピアとハムエッグ

2015年03月18日 | 日記
朝、しのつく雨。
朝食は手抜きのパン&ハムエッグ。
ポストの中に葉書。
「今は末世だ、気違いが目くらの手を引く」…リア王…
末世的状況はまったくありふれたものなのだす。
そして、人間の尊厳や誇りがあるとすれば、人が
こうした末世に抗うことのうちに存在するのだ、
と私たちは考えるからです。
氏の手紙。

『リア王』名セリフ…「われわれが生まれおちた時、この阿呆どもの舞台にきたことに、泣き叫ぶのだ」
阿呆ども(人間界)の舞台は古今変わらず。
『リア王』は、シェイクスピア作の悲劇。5幕からなる。
シェイクスピアを読んだのは、子供用の文学全集だった。
そのせいか、言葉は平坦で解りやすく心の襞に引っかかることはなかった。
物語の様に書かれていて、子供心にも読みやすかった。
本好きの友人たちと話をするぶんには困らない。
生きるべきか死ぬべきか。それが疑問だ…大した疑問もなく、ただ笑い合って、喋っていた。
ハムレットもオムレツも…ハムエッグもそう大差ない頭の中。

誰の言葉にも耳をかせ、口は誰のためにも開くな。

君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。
…『ハムレット』…

逆境が人に与えるものこそ美しい。それはガマガエルに似て醜く、毒を含んでいるが、その頭の中には宝石をはらんでいる。
…『お気に召すまま』…

戯曲である作品は、今読んでみると普遍的で真に迫る。
演劇の舞台の上は、人生の途の上。
16世紀のイギリスの劇作家の言葉が新しい。

「気違い(権力者たち)が盲目の民(私たち)の手を引いている」
荒野をさまようリア王に側近が言う。
今もその事に変わりはない。

ハムエッグな頭の持ち主…私も出世したのかもしれない。

 
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大荒れの3.11…東の永遠、西の永久

2015年03月12日 | 日記
10日夜半から雪が降り、雷鳴が轟き、風が吹いた。
東北地方太平洋沖地震から4年。
今朝も雪。
窓ガラスに吹き付ける風。
雪は桜の花びらにも似た大きさの粉雪。

弥生3月の暖かさは感じられない。
大荒れの天候。
日本列島が哭いている。



M氏の版画。



さんの刺繍。

福島原発災害以来、四度目の春、多くの避難民の方々は依然不安定な状態にあると思う。
巨大な脳を持つ人間は、道具をつくるという能力を発達させてきた。
原始は石斧(おの)そして槍(やり)だった道具が、数万年後、銃、水爆、原子力。
大陸間弾道ミサイルにまで及ぶ。
進化が生み出したもののなかでも人間ほど危険な生物はいない。

3.11日(昨日)はその事を思い知らされる日。

今日しか見る事の出来ない雲がある。
今日しか見る事の出来ない映画。
足元にじゃれてくる野良猫。
又雷が鳴り始めた。
ぼろい家が揺れる。

好きな物にかこまれながら、家の揺れ具合を楽しむ。
それにしても、揺れがひどい。
裏の杉山に雷がおちて焼け、この家も潰れるかもしれない。

コメント (2)
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