まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

帰省 我が家はおお賑やか…

2015年12月31日 | 日記
28日から休日に入った。

久しぶりに家族がそろって 賑やかしい。

居間は団子状態で熱気がある。
ワンコが居た時も雑然としていたが、大差ない。

ガタイの良い男子二人は存在感があるし…部屋全体が揺れている。
家から湯気が出ているようだ。

片付けができない私にとっては…有り難い。
怠慢の暮(くれ)が過ごせる。

食べては…映画を見て…眠る。

くう・ねる・みるの三段仕込みで気兼ねなくごろ寝していると…目の前に白ネギがころがってきた。

慌てて拾いにかかる。

いつの間にか台所で夕食の支度をしている。

それにしても大量のネギだ。

切り分けたネギを小分けして保存したい。

誰かが(私なのか)ネギを切っている。

まな板の上から…肉厚のネギがこぼれ落ちる。

拾う。
また落ちてくる。拾う。

”下仁田ネギ” …そんな高級なもんでもない。
とにかく白ネギに身体がつぶされそうで…目が覚めた。

うたた寝しながら見た夢。

大晦日はすき焼きをするか…とはいったけれど…
何故肉ではなくネギの夢を見たのか…わからない。

それでもまったりとして…ごろ寝ができる幸せに浸る。



そんな年の暮れです…久しぶりの賑やかさ。

午後からは荒れてきた大晦日です。

今宵は飲んで食べて喋るぞ。

この一年間いろんな事がありました。
たくさんの方にお世話になりました。

感謝を込めて…有難う。

葱よりも牛肉(わさび醤油で食べられるお肉)が欲しい私ですが、来年もまた皆さまに会えますように。





純粋の時代

2015年12月21日 | 日記&映画
朝から雨。
時折バケツを返したような雨。
終日 降っている。

身体半分が濡れながら…仕事をすます。

ボロイ我が家だけど…帰ればホッとするし…
じんわり暖かさが待っている。

生姜湯を飲みながらのひとときを…しばしぼーっと………

韓国は500年の高麗王朝が滅亡して朝鮮王朝黎明期。

将軍キム・ミンジェは、女真族や倭寇などで絶えず危機に瀕していた朝鮮の国境線を守った功績で軍の総司令官になる。
自身の欲望は殺して軍人である事が至上…という人物だ。
剣で王を守り、民をささえていたキム・ミンジェ。
生まれて初めて恋に落ち、何もかもを失う危険を犯してまで純粋を貫く。
愛する人を守る為に。
朝鮮一の武将が披露する華やかなアクションと、守りたい人を純粋に追い求め葛藤する姿は、実力派俳優“シン・ハギュン”とマッチしている。
リアルで人間的な人物として表現されている。

“チャン・ヒョク”が演じたイ・バンウォンは、高麗の忠臣チョン・モンジュを殺すなど、父イ・ソンゲと共に自ら手を血に染めながら朝鮮を開国した。
当然だと思っていた世子(セジャ:王の跡継ぎ)の地位から押しやられたのはもちろん、開国功臣の冊封からも除かれたまま王座に向けた野望を燃やしている人物。
王になれなかった王子として、王座への知略と陰謀で「純粋の時代」のダイナミックなストーリーに力を吹き込む。
優れた知略や、目的のため必要とあれば思い切って相手を攻める断固とした態度、帝王の品格まで。
“チャン・ヒョク”はこれまでの映画やテレビドラマでは見ることができなかった強固で冷徹なイ・バンウォンを見せる。

“カン・ハヌル”が演じた太祖・李成桂の婿ジン。
母方の祖父がチョン・ドジョンで父はキム・ミンジェである。
空を飛ぶ鳥も落とせる地位ではあるが、王の婿という理由で官職にも就くことができず実力を発揮できない…とはいえ実力はなさそうで顔の良さだけが目立つ。
妓房への出入りも自由でないため、出口のない日常で肉体の欲望のみ…嘘が巧みで責任転嫁ばかり…堕落するだけの人物。
「相続者たち」「ミセン-未生-」まっすぐで思慮深い若者を主に演じてきたカン・ハヌルがお見事…失礼だが嵌まっている。
これまでに見せる必要が無かった卑劣さや野卑さ、それでいて何者にもなれない者の恨み。
吐き気がしてくる様な脆弱さが、見るものに伝わってくる演技で観客を楽しませる()。
“カン・ハヌル”が嫌いになった…ファンがいるかも知れない。
それも覚悟で演技を磨く…韓国の若手俳優。


恋愛シーンもしくは濡れ場…鍛え上げられた肉体で官能的だが下品さを感じさせない…美しくもある。
“カン・ハヌル”のみは卑しさで演じていた。

三人の男優それぞれに磨き上げた筋肉が素晴らしい。
女優も綺麗で…美 すなわち善という言葉は確かに一理あると思わせられた。

この時代の背景は、残酷な時代でもある。
人権は認められていない庶民にとって無慈悲な時代…俳優たちが美しくなければ…重い映画でもある。

朝鮮王朝が歴史を刻み始めた「純粋の時代」

野望に…恋愛に…堕落に…それぞれの男たちが純粋にあがいていた。

中国は明朝(明)中期‥日本は室町時代の同じく中期頃。

それぞれの国に似たような覇権争いがあり王侯貴族の下にがいて…飢饉や餓死 横死が当たり前だった時代。

雨が降りやまぬ一日が過ぎようとしている。。。。。。。。。。




面汚しと危険‥師走は物思う忙しい月

2015年12月13日 | 日記
クリスマス‥ 前‥ だと言うのに 中天は秋の空の様に晴れあがっている。
暖かい。

一昨日の雨とは打って変わった昨日のお天気。
見事な晴天でありました。

午前中に仕事をすませて‥家人リクエストのパスタ作り。
気合が入っている…下ごしらえを済ませて一休み。

気合倒れで疲れるだけの私だが …美味しいパスタソースが出来る予感がしきりにする。

オリーブ・オイル・パルメザン・チーズ・トマト ピューレ・‥‥
鶏がらのスープ。大蒜‥ガーリーック(スライス) トマト 玉ねぎ ひき肉(豚 牛半分)
じゃが芋をすりおろして とろみに加える。
パスタ麺はディテコ。
アルデンテ‥茹で加減はさっぱり自信が持てない。

後は調味料を駆使するのみ。

お腹いっぱい食べて 満足。
満腹。

 

デザートはころ柿と最中。

南イタリア~いきなり和へと移行しても…胃袋はあきれるほどに境界なく収まりがいい。

お茶もビールも安いワインもランダムに入る胃袋‥自分の身体の有難さ。


過激で排他的な発言で有名な共和党の富豪‥D・トランプ氏の支持率がトップ。
反EU、移民排斥を掲げているのはマリーヌ・ル・ペン党首‥国民戦線‥支持率上位。

ドナルド・トランプ氏は面汚しだが、マリーヌ・ルペン氏は危険だ‥日経新聞より。
アメリカとフランス。
歴史も文化も言語も違う国なのに、2人の政治家は似ている。

両国の先達が大切に守り抜いてきた筈の自由 寛容の価値観‥とは反対のアンチ・テーゼ。

多発するテロ 移民問題 経済格差‥人々の中にうずまく不安・恐怖の波を煽る方向性。

一方的(極右又は極左)国家主義的又は 全体主義的政治形態。

〝面汚し〟は胃壁が荒れる。

〝危険〟で胃壁に穴があく。

国際社会の中で日本はどうなっていくのだろうか。

夕方から空も灰色で雲行きがあやしい。
この地方では当たり前の事だけど…


ドック・オブ・ベイ‥ 岸壁か防波堤か船着き場

2015年12月10日 | 日記
ドック・オブ・ベイ‥この歌が 彼(オーティス・レディング)の最後の曲になった。

ドックと言うからには造船所だろうくらいに思って聞いていた若い頃。


ぼんやりと帯状の今日の夕焼け。
雨が上がってつかのまの夕焼け。
しみじみと…聞いている。

Sittin' in the mornin' sun
I'll be sittin' when the evenin' comes
Watchin' the ships roll in
Then I watch 'em roll away again, yeah

朝日のなかで座ってるんだ
夜が来るまでずっとこのまま…
船が港に入ってくるのを眺めてる
そしてまた出ていくのをじっと見てる俺…

I'm sittin' on the dock of the bay
Watchin' the tide roll away, ooo
I'm just sittin' on the dock of the bay
Wastin' time

港のドックに座って
引き潮を見ている。
港のドックにただ座っている俺。
時間をつぶしてるんだ。

I left my home in Georgia
Headed for the Frisco Bay
'Cause I had nothin' to live for
It look like nothin's gonna come my way

ジョージアの家を出て
サンフランシスコ湾を目指した。
生きる目的も持っていなかったから
たぶんこの先も何もない人生なのさ。

この歌は 造船所の歌ではない。
もちろん。
岸壁か防波堤か船着き場のそばで…報われる事の少なかった自分の人生を歌う。
Try A Little Tenderness・Hard to Handle・独特の歌唱法でソウル・ミュージックにも 私にも影響を与えた。

深いコクと更に深い味わいの魅せられる声‥が冬空の下で響く。

息子にまで伝承されているのが 彼の魅惑的な喉である。

歌は国境も世代も超えて…歌い継がれていく。

羨望するのみ。

寒さが関節に効いてきた。

アオリイカの伝説

2015年12月06日 | 日記
世界各地でテロが相次いでいる。
今日は …雨 。
仕事の合い間 虹を見た。
虹を追いかけながら…旅行案内の広報を配布する。

大いなる神の縁(えにし)があってこの国で…虹を追いかけて…追いかけて…フーガの様に仕事をしている。
毎日が面白い。

些少の日常の繰り返しでも、毎日 毎日 瞬間々が‥違う。

風景も、人との触れ合いも 頭の中によぎる思いも その時々の自分の感情も 違う。

その事に今更ながら驚かされる。

珈琲豆がきれた。
買い物メモを入れて家を出たとたん‥メール小包。

から珈琲豆と手紙が送られてきた。
争い(テロ)をなくしたい。
友人も又切実に願っている。

〝悟り〟と言う単語‥言葉‥を世界に広めた〝爺様〟
「腹が減れば飯を食う 普通の人と何ら変わりない しかしながら 〝内部は宇宙を貫通する無意識とじかに触れ合っている〟

在るがままに生きるのが最良の状態。

在るがままに…それが悟りというのなら 軽く 軽く 理由なんかつけずに日常を繰り返すのみ。

棺桶に入るその日まで。

今年は烏賊が釣れなかった。
息子が嘆く。

去年の今頃‥烏賊の刺身がもりもり 烏賊づくし‥堪能できた初冬の季節。
釣果で…大きさで 釣り師の伝説が生まれていたのだが…
今年は烏賊のかわりに蛸二匹。
‥海水温のせいか、異常気象の影響か…

   お皿をもらった。生ものよりは日持ちがする。毎日眺めてうれしがっている。

パラパラとみぞれ混じりの雨が降ってきた。
悟りは不動ではなく 静寂でもない
端然として動かず …その境地に至りたい‥その事を目的にするな‥爺様は天国から言う。
意識は嘘 思い込みを取る事。

動け 感じろ‥‥

悟りはエネルギーを解放するもの。
欲(執着)の方向ではなく 希望の方向に…最悪ではなく最善の方向に。

虹は幾重にもはりめぐらされた電線で 見えなくなった。

加齢も老化も含めて毎日の物語の糸のひとつ‥伝説は一人々が作っていく物話。

爺様は…禅の巨人と呼ばれていた。