まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

それぞれの不幸

2016年07月31日 | 日記&映画
「なんで 簡単に私の事好きなんて 言えるの…」

意地悪く言っているU氏。

好きに理由はない。
出会った時から何となく好きなのだ。

H・S氏の染絵。

「情って言うけど 情ってどんなものよ」
「嫌われる勇気 とかいう本が売れてるらしいけど…勇気ださんでも嫌われる」
「それでええやんか」
という意味合いでないことは重々承知なのだが…それでもダラダラと意味のない事を話す。

言葉を宙に投げつけるしかない  悲しい 酷い むごい 悪夢の様な 事件が起きている。

自己確信と自己充足がないままに成長してしまうと…中毒症状に陥りやすくなる。
麻薬…アルコール各種…悪い友人。
自分自身のなかにある“悪”と 自分が属する社会の“悪”に直面する事ができない。
両方の“悪”と格闘しなければ心の成長と調和への一歩が踏み出せない。
出口がない。
非常階段もない。
袋小路に追いやられて 未来への一歩を踏み外す。
弱い者を殺して自分も地獄への道へ転がる。



規範に順応した普通の家族に不幸が蔓延している気がする。

個人よりも構造の問題が潜んでいるのかも知れない。

初の女性都知事が誕生した今日 つくづく思った事である。


ラスト ナイツ…騎士道物語

2016年07月23日 | 日記&映画
会うたびに同じ事を喋る人。
年輪を経ても変わらない。

「お若いですね」…笑い顔だが目から下の表情筋に弾力がない。
お顔は老けておいでですのに…お若いですね。
私自身もそんな風に思われているだろう。
相手の変化が見えない…自分自身も頑なではりはりになっている。
心が硬く固まってしまったらそうなる。

そんな風に年を取りたくないと思いながら…暫し話し込む。
お付き合いは大切な事。



ラスト・ナイツは二度見た。

日本では大晦日でお馴染み“忠臣蔵”のハリウッドリメイク。

監督は紀里谷監督…映像の鬼才・

主演はクライブ・オーエン、モーガン・フリーマン、アン・ソンギ。
三人三様顔の表情を見ているだけでうなる。
名優である。
好漢クリフ・カーティス、伊原剛志 狡猾アクセル・ヘニー渾身の演技。

三度目を見ている。

封建的な帝国・権力欲に憑かれた大臣・理不尽に斬首された領主。

領土を奪われ屋敷を焼かれ…その日暮らしに落ちる一族郎党。

刀をすて身分を隠し、領主の仇を討つ為に潜伏して時を待つ騎士達。

酒におぼれ、刀を質にいれ娼婦を買う…身を持ち崩すクライブ・オーエンが身につまされる。

大臣のスパイの目を欺くにしても半端物にはできない芸当。

これでもか これでもか まだまだあります まだやるのか という潜伏期間が見ごたえ十分。

「名誉は生まれながらのもの 誰もそれを奪えず 与えもできない」

高潔な心 忠誠心 勇気 正義感 “最後の騎士達”が死を覚悟して不正に挑む。

壮大で優美な映像でせまる王道の物語。

やっぱり映画は感動する。


脳 湿気

2016年07月19日 | 日記
パソコンの調子が悪い。
部屋中が湿って風の通りが悪い。
元々悪いのが益々悪くなっている。

気になっている…気持ちのどこかで…まぁいいか…とも思っている。
元々が益々になったところで痛痒は感じない。
梅雨空が落ち着かない。
脳みそにカビがはえてきているのかも知れない。

“脳天気”が取柄だった私が“脳湿気”になっている。

誰でも思いのままに生きられない。
何かをあきらめたり…どこかで耐えていたり 欲しい物があっても我慢したりしている。

毎日が無事に終わればそれでいい。
ほんのちょっとした贅沢(豊かさ)で幸せを感じれば十分。

いつだって不満はあるし人間関係の矛盾もついてまわる。

言葉に出来ないことの方が多い。
言葉にすると戦いになりそうで怖い。

そういうことが交差して複雑になったり、緩んだり、からみあったりの一年が過ぎた。

一年余り我が家(我楽多屋)にいた居候氏が旅立った。
と言っても隣町に新居を見つけて引っ越しただけ…。
仕事も見つかって再出発 …ほぉっっっ…と長いため息をついたところ。

幻のアスパラガス

頂いたアスパラガスはお湯の中で二分。
緑色に変わった…さすがに幻。
味は濃厚…マヨネーズと醤油 七味少しで頂く。

つかの間、頭の中の湿気が乾いていくような旨さでありました。

南国生まれの(私)は陽気で、屈託を抱える事は少ないのだと思う。
但し 怠慢で集中力に欠ける。

それでも嫌わずに お付き合いをお願いします…パソコンに話している。
…動作が鈍い …遅い いらっとしながらも…パソコンに頭を下げている。

絶望とは遠いところにいる。
脳天気…もともとが…ますます…
磨かれる日々。

太陽が射し込んで来た。