まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

セレブリティ(celebrity)と縁がないのは何故?

2015年07月29日 | 日記&映画
ここの所、貧乏の話題ばかりで盛り上がったり、盛りさがったりしている私なのだが。
貧乏と不幸は=(イコール)ではない。
…貧乏とは言っても贅沢はできる。
友人達は全員『類は友を呼ぶ・貧乏はびんぼうを呼ぶ』といえばそれまでだが…
「貧乏というよりもウルトラ貧乏なんよ」とM氏。
「それならうちはSHW(スーパーハイウルトラ)びんぼうですぜ」と氏。
…競い合いが、のんびりとしていて暖かい。
その暖かさには幅と余裕が感じられる。
人と向き合ってゆっくり会話ができる。内容は多岐にわたる…贅沢だと思う。
美味なお茶と居心地の良い空間…楽である。

サラダ菜ときゅうり. レモンのドレッシング。                   ズッキーニとカリフラワー オリーブオイルで炒める。 トマトソースとしいたけ、にんじんのパスタ。
氏自家製の有機野菜を使った夕食…作ってもらえる贅沢…肉なしだけど。

裕福『rich 』財産・収入などが人より多くて、経済的に恵まれている人達…今風に言えばセレブ(celeb)。
リッチでその上有名・著名である(名声がある)。

フレンチフルコースディナー・ロバート・パーカーお墨付きの極上ワイン・
毎日、類似したパーティを開催して富裕層で情報交換。
ビンテージのベントレー・ベンツ・ダイヤにミンクの毛皮・シャネルスーツにエルメス・
「コルシカ島でいいのは、天気だけよ」「カリブのホテルチェーンに投資するんだけど、あなたもどう?」
映画『ブルージャスミン』の中のセリフ。
セレブリティの世界からどん底におちたジャスミン。
異様なプライドの高さから現実を見ることができず、質素な暮らしや就職活動に耐えられない女性の悲劇。いやシニカルな喜劇。
ウディ・アレン監督は御年78歳…いや79歳か。ますます冴えわたっていらっしゃる。
笑えない映画である。

セレブはセレブの匂いに敏感だしお金はお金を呼ぶ…どうやらそうらしいのであるが…
パーティのお誘いも、投資の勧誘も、シャネルもアルマーニも………
ウルトラ貧乏な私の所には永遠に…こない。

それでも、不幸だという感覚は希薄で「余は満足じゃ」と思えるのは脳天気のなせる技。

暑い日が続いている。


貧乏の向こう側…こんな歌があったような気がする

2015年07月22日 | 日記
がらくた屋 貧乏物語を書いてから……自分で書いておいて、〝貧乏の向こう側〟と言う言葉がひっかかる。

「貧乏の向こう側には何があるんかねぇ?ねぇねぇ?ねぇ」
氏に質問してみたら「貧乏に向こう側もこっち側もあるかいさ」…と言って黙った。
「貧乏や貧乏やと言いながら、ほんまの貧乏の意味を知らんのちゃうか」「一般に人は貧乏という字が嫌いなだけなんかも…」
しばらくして、そういう事を呟いている。

私の質問の意図は、貧乏を嘆かずに笑える境地に達している氏だからこそ…
諦観ではなく楽しむ方法というか・・・くよくよをワクワクに変える技なぞあれば、少しでも伝授していただきたい。
一子相伝…秘伝の伝授、友達だもの、それくらい甘えてもええでしょ。 
奥の手でも孫の手でも…長年のよしみで教えてほしいと思ったのだったが。
その感覚自体が貧乏くさい(乞食の心)と言われれば返す言葉がない。

日を置かずに…
2連休とて「ばけものの子」見てきました。
星5ツ。声優もうまい!気が入ってるのが伝わってくる。
子供から年寄りまで楽しめる。満員に近かった。
喜ぶこどもたちの笑い声もよきかな。
長年の友人のメール。
氏にも同じ事を言われた。
「解ってほしい、教えてほしい」は乞食の心。
ずぅぅ~んと胸に落ちていく言葉でありました。
嫌々、なかなか、甘えさせてくれない。
「友人と旦那はしっかりと選びたいものですわね」
世の中も、家族も、友人までもがつれなく感じる…そんな時の私はゴミ。
人を恨んでいる時は脳みその中がゴミの山。
ゴミの山を掘り起こしてみても、出てくるのはゴミばかり。

自分の人生で生じる事は…自分でなんとかしなければ…と本能的に感じている私もいる。
原因は数限りなく…部屋の中にいるダニの数ほどにあったとしても・・・・・・
抜け出す道がある筈だ…自分で探さなければ…身体が動いている限り明日は来る。

旦那はおいておくとして、友人の言葉は重い。
確かに私の肩を押してくれた。



がらくた屋…貧乏物語

2015年07月08日 | 日記
貧困は、主に経済的な理由によって生活が苦しくなり、必要最低限の暮らしもおぼつかない様子をいう。
ノーベル経済学賞受賞者のアマルティア・セン(インドの経済学者)は、〝貧困〟を「潜在能力を実現する権利の剥奪」と定義した。
インドには世界最大規模の貧民窟ムンバイがある。

〝貧乏〟(びんぼう)とは、財産や収入が少なくて生活が苦しいこと。
貧しいさま…貧困よりは、生活には困窮していない様子。
状況が悪化すると〝赤貧〟と呼ばれることもある。
〝赤貧〟とはきわめて貧しくて、何も持っていないこと。(広辞苑より)
困窮により日常生活に支障をきたす場合、生活保護法による扶助の対象となる。

ざっくりまとめると〝貧困〟は必要最低限の生活もままならない状況である。
〝貧乏〟は贅沢はできないが困窮しているわけではなく、お金がないなりに何とか生活している状況をいう。
さらに付け加えると〝貧困〟とは「自力では改善不可能な状況」で、〝貧乏〟は「自力で貧乏から脱出することが不可能ではない状態」と言える。

〝貧困〟は〝貧乏〟より絶望的に「お金がない」「救いがない」「気力がない」という状態。

100年以上前の名著…河上肇氏の「貧乏物語」によると貧乏には三通りあるそうで…。
経済上の不平等、経済上の依頼、経済上の不足。
この三つの貧乏の基準となるのが、一人当たりの生活必要費の最下限を示した貧乏線。
貧乏線以下の第一級の貧乏人と、貧乏線の真上に乗っている第二級の貧乏人は、新聞を読むにも肉体の健康を犠牲にしなければならぬ。…と書いてある。
「貧困問題」が大きくクローズアップされる現代…「格差社会」のいま…読んでも古さを感じない。
何を贅沢とするかは個人の価値観による。
もちろん、貧乏の話ではなくて経済の話である。
その人に必要なことであっても、他者の目線でみると贅沢にみえるかもしれないし…
富者であるのに他人の足を引っ張って欲を貪る人間もいるのだから。

 

   がらくた屋で暮らす事…貧乏を超越してその向こうに行く事


がらくた屋で夜空を見上げる。
蛍の光 虫の声 梟の鳴き声 自然の中では、人間という存在そのものが、夾雑物でしかないと思ったりする。

人生の途上で流れ着いた旅人が暮らし始めて…一か月が過ぎた。
霊水の源泉がある。お米も野菜もある。
雨をよける屋根…風を防ぐテント。
コールマンのガス、ランプ。
清貧ではあるが、思想があるかどうかは謎。
近隣の差し入れも多数…あったかいのは、夏に向かう季節と住民の眼差し。
但し現金はない。

自分の価値観をくるーんと転がして回して、お金の向こうに行こうよ。Kさん。
言ってるほどに、書いてるほどに簡単ではないけど。

そんな気持ちが湧いてくる今日の日。

しっとりと雨がふる梅雨の空。