サッカー 世紀の茶番 又はルール遵守

ワールドカップ‥ポーランド戦。

勝った(リーグ突破)という意味だが喜べない。

本田圭佑や香川慎司といった攻撃の選手をベンチに置いたまま‥
日本はFW武藤嘉紀に代えて主将のMF長谷部誠を送り込み、動かない姿勢をとった。
日本はボールを持っている時は守備や中盤の間で回し、敵陣を数メートル以上越えることはなかった。
日本は、今大会初勝利となったポーランドにも、危険のない地域でプレイさせた。

世紀の茶番(イギリスのG紙)
“あぜんとする”様な幕切れ。
W杯を“傷つけた”試合は終わった(イギリス　BBC)

同点(一点取れば良い)‥それで突破できるのに‥。
現状(日本チーム)の力を鑑みて‥その上でとった最善の策なのだろうが‥面白くない。

他会場の試合の結果に勝ちをゆだねる。

目の前の相手に向かっていかないというのは、試合放棄ではないか‥

フェアプレーをないがしろにしながら、フェアプレーポイントで勝ち上がる。

許せない(若い女の子)‥正義感が強いなぁと思いつつ頷く。

　湿気が多いとこの時期でも枯れない。

「これがサッカー」と私が言うのも詮無い事だが、予選敗退とベスト16は宮殿と馬小屋の差でもある。
雲と泥の違いがある。

下世話な事で恐縮だが、W杯の賞金額もはねあがるのが事実だ。

ここまで良く残ったぜ‥運も味方をしてくれた。
本音はそんな所だ。

外野は言いたい放題‥批判ばかりしているが、現場の選手は悔しい筈だ。

「ルールは尊重する」‥セネガルのシセ監督。

(ジョニー・デップ＋ボブ・マーリー)をより洗練させて精悍にした風貌。

顔のいい男は説得力も並はずれている。
個人的にファンなので力が入る。
世界の監督はハリウッド俳優並に渋い。

次は強豪ベルギーとの試合。

それまで存分に葛藤してほしい。

選手たち個人々が経験を血肉にして、そして悔いだけは残さない試合をしてほしい。

日本を応援する自分に驚いている。

頑張れ　ニッポン。

同調圧力… 半端なし

『地域共同体や職場などある特定のピアグループにおいて意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。

少数意見を有する者に対して態度変容を迫る手段にはさまざまな方法がある。
少数意見を有する者に対して物理的に危害を加える旨を通告するような明確な脅迫から…
多数意見に逆らうことに恥の意識を持たせる､ネガティブ・キャンペーンを行って少数意見者が一部の変わり者であるとの印象操作をする。
「一部の足並みの乱れが全体に迷惑をかける」と主張する。
少数意見のデメリットを必要以上に誇張する、同調圧力をかけた集団から社会的排除を行うなどである』
『』は(ウィキからの引用)

先だってのブログ“沈黙の螺旋”は同調圧力と親戚関係にある。
その事を書こうと思ってまとめたメモがない。
捨ててしまっている。

先週は能登半島の真ん中(我が家)から、中谷家(柳田村)　門前町　小木漁港　輪島と動いてエネルギーがない。
運転は息子にお任せで同乗しているだけなのに…体力がいる。
息子と友人は熱量が半端ない。
共鳴度も半端ない。

サッカー選手の話ではない。

「もう家に帰って休もう」などと言えない。
「同調圧力とは誠にこの事だわ」と思いつつ口に出せない。

それでも二人の熱で身体が動く。

調子の良い事ばかり言って適当な自分がいる。
適当とは的に当たるという事で‥長年の蓄積が生きている。
ううん。
素晴らしい。
　　

　　　　　　


柳田村…仁さんとこの“もりそば”と奥さんのMちゃんのお稲荷さんで元気もりもり。
美味しい。

T・N氏の個展(珠洲焼)を見ながら圧倒される。
この道４０年の匠の凄味。
帰り際…娘のMちゃんと赤ちゃん(N氏のお孫さん)が来展。
好々爺の匠にだっこの愛らしい女の子。
気持ちが緩む。

門前町…M先生の治療院。
鎌倉から能登に移って三回目の春。
静謐で豊かな場所。

治療院の傍の細道を山へ‥妙なる畑がある。
天然不耕起‥M先生の人柄そのままの風景。

しばし‥風に吹かれた。

氏が「もっそうめし」と呟く。

「てんこ盛り」私は答える。



最後は小木まで走ってお寿司です。

泊まりは輪島市与呂見村。

夜勤明けで突っ走った息子と中期高齢者の氏はサッカー観戦で丑三つ時まで‥

眠ることも許されない。

少数意見を有する者に対して態度変容を迫る手段にはさまざまな方法がある。
少数意見を有する者に対して物理的に危害を加える旨を通告するような明確な脅迫から…

出会いの妙で釣り‥美味い料理で誘い‥笑い声で眠らせず‥

これでもか、これでどうだ、　盛って、盛って　ぎゅうぎゅう詰めの一日。


明け方うつらうつら。
川の畔で(何故かセーヌ川)花火があがってそれを見上げている‥そんな夢を見た。

ワールドカップは何故か勝ち進んでいる。

今日はポ－ランドが相手だ。

沈黙の螺旋‥いじめるな いじめられるな

これは　私が思う事だが、虐(いじ)めには種類がある。

大きく分けると３種類だ。

ひとつは‥社会環境で抑圧されたものが(自分自身を)守るために自分より弱い者、抵抗できない者をさらに抑圧していく。
その最低の有様(構造)が、児童及び幼児虐待であると思うが、これは相手に逃げ場も選択の余地もない。
虐めを超えた犯罪である。
介護虐待というのもある。
介護される側と介護者の関係性と軋轢があるので情状酌量もありうる‥犯罪とばかりいえない面がある。

ふたつ‥生まれつき自尊心が低い人。
羨望が嫉妬に変わり悪口が日常になる。
本人が知らずに(罪の自覚がないまま)虐めに加担してしまう。
ネット右翼に代表される。
顔を見せないので最も性質(たち)が悪い。

みっつ‥権力のある者が支配するために利用する虐め。
階級差を設けて互いをけん制させる。
民衆の力が一つにならないように分断する。




キャタピラは不燃物でも引き取り不可。燃やせばダイオキシン。
４枚もある。
氏が考えた再利用は‥　猪除け？キツネ除け？魔除け？

遊び心と余裕を感じる。
何とも可笑しい。
「もっと　色ずけしたい」という事でカラースプレーを仕入れに行く。

虐めが日常化している人間は余裕がない。

顔の表情筋が動かない。
心が閉じてしまって、愛も涙も熱(ねつ)も感じられなくなっている。

反対に虐められる事に慣れてしまうと、眼が虚ろか又は焦点がさだまらず怯えてばかりで痛々しい。

すぐに謝ったり、薄っぺらい紙のような会話ばかりだったり、大袈裟な表現が多くなって興ざめするばかり。

国会でも大学でも銀行でも企業でもこの国はどこもかしこも嘘ばかりが横行している。
嘘は虐めの始まり。
多数の声は少数の人間を圧倒する。
沈黙の螺旋がはじまる。

虐めを見て見ぬふりは、同調圧力に抗する力がなく、孤立する事が怖いと言う心理から起こるのだと思う。

どんな世界にも道理があるはずだ。
物事の正しいすじみち。
また、人として 行うべき正しい道。

そうは言っても理性よりも情に流されて、道から外れることはある。
その時は謝るしかないのだ。
ひたすら頭を下げるのだ。
弱い自分自身に。
それしかない。

そして身を慎む。
虐める事もいじめられる事も嫌だ。

生まれながらに所与の物としてその事を知っている。

学びながら知る。

経験として苦しみながら知る。

どんな　わかり方でもいい。

まずは知る事。

そして多数に騙されない自分を創る。

騙されて沈黙している事も罪なのである。


台所の窓から灯りがとんでいるのが見えた。蛍だ。

宵闇の外に出てみる。

竹林の上　田の畔　川のほとり　今年も蛍がとんでいる。

なんだか　ほっとする。