まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

党はヒトラーである。

2023年12月02日 | 日記
ヒトラーの為の虐殺会議…ハイドリヒを撃て…ナチスの時代の話の続きになる。

党はヒトラーである。
1942年、「非常時大権」が国会で承認される。

立法 司法 行政 そして軍事のすべてにおいてヒトラーは絶対権力を得た。
その上に国民の身分保障にかかわる一切の規定は、戦争終結まで効力を停止するとの決議がなされた。
アドルフ ヒトラーは個人で、ドイツ国民一人一人に至るまでの,生殺与奪の権を握ったのだった。

生かすも殺すも、与えるも奪うも彼の思うままに…。

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第一次大戦後のドイツ(敗戦国)は、いつ果てるとも知れない不況が続いて、社会には不安と混とんが漂っている。

時代は変動し、激動していた。
企業倒産が相次ぎ300万人以上の失業者が街に溢れる事態だ。

ヒンデンブルグ大統領は貴族の反発を抑えながら、共産主義者の台頭と革命を防ぐために、躍進目覚ましいナチスを利用しようとする。
そして、保守派の大団結を主張するが、貴族たちの利権争いが始まる。

1933年1月30日にナチ党の党首ヒトラーは、首相になった。
(ヒンデンブルク大統領は、ナチスが保守派と連立政権を樹立することを前提に、ヒトラーの首相任命書に署名)

ヒトラーのドイツの躍進はこの日が起点だ。

首相就任の二日後、ヒトラーの意向で国会解散…そして選挙。

2月27日国会議事堂が炎上。
(ヒムラーとハイドリヒはこの頃闇の工作を始めている…SS・SA)

又 ヒトラーはゲッペルスを使って、大衆迎合主義(ポピュリズム)の政治を行っていく。

親衛隊を使って恐怖政治も追行するが、この時期は明確な形は見えてこない。

1934年8月2日、ヒンデンブルグ大統領が死去。

ヒトラーは、首相と大統領の権力を併せ持つ権力者になった。




タイトルのあとの言葉は、ドイツはヒトラーであり、ヒトラーがドイツである。
と続く。

敗戦国・大いなる借金・大恐慌・膨大な数の失業者・責任政党の無能・
確かに原因は様々にある。
選挙はナショナルアイデンティティー❝民族的自己意識❞に訴えるのが早い。

ヒトラーには演説の技術が備わっていた。
彼の姿と声は、集団ヒステリー(陶酔状態)マスヒステリー状況を生み出す効果があった。
始りはゲッペルスの宣伝力…そして政権を掌握した後は密室政治。
必要なら暴力もSS・SA・ゲシュタポ。


20世紀のヨーロッパに怪物が生まれた。



ホロコーストの実態を公式に撮影した映像は残されていない。

ナチス・ドイツが国家の力で、記録を許さず、証拠を隠滅したからである。

アラン・レネ監督の「夜と霧」は記録映画だが、アウシュビッツ収容所の跡地の映像と、フィルムとスチール写真を織り交ぜて構成されている。
全世界に大きな衝撃を与えた。
中学校三年生だった私は、父と一緒にみた。

その映画の価値は、今なお色褪せていない。


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