まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス 追悼 F・シーモア・ホフマン

2015年11月30日 | 日記&映画
ここ‥三,四日 小雨 大雨 時々つむじ風 で… 終日シトシト雨がやまない。
雨の中 隙間を縫って仕事をする。

小走りで動いている。
洗濯物は籠いっぱい。
洗濯機がキシ キシ キリキリリと音をたてて回る。
身体も電化製品も天候に同調している様な毎日が過ぎていく。

映画を映画館で見る暇がない。
余裕もない。
新宿スワン・TOKYO TRIBE・ KANO 海の向こうの甲子園・ハンガーゲーム気合入れずに‥ながらで見る。

順番に☆ 3.5・ 2・ 4・3.8という所。

スワンは原作が圧倒的に面白い。
登場人物は個性的で‥歌舞伎町でしのぐこと自体、個性が際立っているか、流されてしまいがちな脳みその持ち主か、他人に振り回される人生にイエスと言えるか‥
生まれも育ちも歌舞伎町界隈です 慣れてます…か…まぁそんな感じだとは思うが‥。
俳優はそれぞれ プロ意識を持って演じていたし 綾野君は主人公にピッタリ嵌っていた。
園子温監督 - スワン・TOKYO TRIBEと続けてみたが…〝冷たい熱帯魚〟の頃の突き抜けていく感覚と気力が感じられない。


ハンガーゲームは三作目‥日本映画のリメイクだが、俳優達が演技達者でやはり 亜流の域を出た。

「確かに真似をした‥しかし こちらの方が群を抜いて面白い」…そんな作品になっている。

三作目 FINAL: レジスタンスに 出演F・シーモア・ホフマンは好きな俳優だった。
享年46。知的で洗練された雰囲気を放つ一方、不思議と人間臭く暖かい…下駄のようだが丸い顔‥
怖くもチャーミングでもあった名優。
不慮の死を遂げる直前まで精力的に活動し、演技の求道者であり続けた。
〝カポーティ〟 〝ザ・マスター〟映画史に残る 名演 で怪演。
個人的に影響を受けている。
そんなホフマンの“最後の主演作”となったスパイ・ミステリー『誰よりも狙われた男』も見たい。

毎日は 過ぎていくし 生活としてある。

人と触れ合って、ガラガラとだったり うるうるとだったり。

挨拶だけで終わったり…瞬間血が通ったり。

寒さに向かって 灯油の算段をしたり‥笑いあったり‥

日々 情熱をもってとはいかないが 心の片隅に熱さを保ちつつ‥

早 12月 師走を向えた。





秘密について‥52nd STREET

2015年11月23日 | 日記


neko(ねこ)に逢いました。

名前は猫(ねこ)
性格(猫格)がいい。
数時間のお付き合いだけど…感じる。
顔もいい。
見たら解る。
しつけが行き届いている。
愛されてきたんだろう(前の飼い主に)‥。
そして‥新しい飼い主達にも愛されている…これからもずっと長~く。
そう信じる。
 サイズで大きくして顔を見てね。

52nd STREET(ビリー・ジョエル)のアルバムの中の一曲に〝オネスティ〟がある。
正直〟実直〟 誠実‥意味どおりのダウナーで深い曲だ。
Honesty is such a lonely word.
誠実――なんて空虚な言葉だろう
Everyone is so untrue.
誰もが正直ではないからだ

彼の曲ではピアノ・マンが好きだ。


正直に生きられない。
自分の中に〝恥ずかしい部分〟と“隠している過去〟があったりする。
衝撃の告白だとか、隠されていた真実とか…自分の過去に向き合う勇気がない人間には怖い言葉である。
秘密をかかえるほど‥その事に囚われる。
自分ではない(自らが明かす限りの存在でしかない表層の自分)…他人の経験として見聞きする事だけにエネルギーを費やす。

遠くを見る力は自分を支えてくれた友人と、辛く思い出したくもない過去にある。
自分の足元しか見えない者には、生涯理解しえない力でもある。

夢を見ていた。

夜中に私の顔を…くすぐる者がいる。

布団の隙間にもぐりこもうとして もそもそ ころころ動いている。

浅い眠りを妨げられても 様子が愛らしい… 表情に愛嬌がある… 気分がいい… 怒れない。

親猫に会いたい。

ころころ‥ムギュ。

眠りに引き込まれながら…もそもそ。

傍らが温かい。


友人の有難味‥味良し 旨味凝縮 出汁たっぷり

2015年11月11日 | 日記
11月8日 日曜日 わが村で〝無農薬野菜〟と〝田んぼ〟を作っているメンバー肝いりの〝収穫祭〟があった。
エコ・グループである。
案内は2度目か 三度目か。
友人が世話人という事もありとにかく参加した。


若者が、喋っている。
友人は一生の宝であり苦境のときにその友情の真価が問われる……。
…困難は友情を輝かせるよね‥相手(若くて美人)がこたえる…。
使い古された雑巾のようでいつでも捨てられる〝困ったときの友こそ真の友と言う言葉‥ 安手のドラマのセリフのようで 心に沁みてこない。
若さはそれだけで輝く。
言わない方がいい…年寄りはひがむだけ。

そう思いながら イノシシのパテをつけた酵母パンを一口。
「うぅ ウマッ」食欲に負けて ひたすら食べるのみ。
「食べる物 食って基本だと思うんですよ」…誰かが言っている。
その通りです‥至極ごもっとも‥心の中でつぶやく。

自然薯のおろした物が出ている。

葉腋に発生するむかごによって栄養生殖する。
地下には一本の芋がある。
芋は地下深くへとまっすぐに伸び、1メートルを超えることもある。
地上部の成長にしたがって芋は縮小し、秋には新たな一本の芋と置き換えられる。
赤土土壌で採れたものが、風味がよいとされる。
里山の林道沿いや河川沿いの土手によく自生する。
やや湿った土壌を好む‥湿気が多いこの村ならでは…粘着力があって身体にも心にも良い。良い。

食べようとしたら‥「私…W市で天然不耕起のお米を育てているHです」
文化人が私の横でせつせつと語る。
礼節として相手の話を聞いてうなずく。
話しかけられて、気を逃して食べられなかった自然薯‥残念、無念。



友情とは人生という山の険しい中腹のなかにある…ふぅーん。
“真の友情はゆっくり成長する植物である。友情と呼ぶにふさわしいところまで成長するには、度重なる危機にも耐え抜かねばならない”

正直者の逸話で有名な大統領の言葉。

“友人を陥れる者は、往々にして自らを破滅に追いやる” 国民的漫画の脇役ウソップと一字違いのアイソーポス(イソップ寓話)

誰でも友人の悩みには共感を寄せることができる。しかし友人の成功に共感を寄せるには優れた資質が必要だ。〝 ワイルド〟
友人が成功するたびに、私は少しずつ死んでゆく。 〝ゴア・ヴィダル〟

一人の敵もつくらぬ人は、一人の友もつくれない。〝 テニソン〟
人と人との友情は、 賢者でも結ぶのが難しいのに、 愚者はあっさりほどいてしまう。 〝シェイクスピア〟

親友と(親友がいたら解る)過ごす瞬間は「舞台劇」
不要な100人(知人)は「再放送のドラマ」と言う言葉を伝えられなかった。
友人と人間関係について語る若者に伝えられられなかった事。
自然薯の味見よりも収獲のない無念の収穫祭。

人が出会うって面白い 昔も今も。

互いに紹介し合って‥名乗りあって‥等身大で話をする機会は少ない。



手ぬぐい男と黒帽子男‥彼らは絶滅種だよ。
滅多に会えないよ。
彼らと話したらワン オブ ゼムの意味が理解できる。
オンリー ユウではない…自分の世界が広がるかも知れない。
そんな事が一言も言えない…食欲のみの私。
儀礼的な収穫祭だった。

身体のキレはなく 脳みそがつまりかけ それでも食欲だけは衰えなし。

こんな私でいいのだろうか?

我が家の門の神

2015年11月05日 | 日記
大黒天(だいこくてん):だと思うのだが。
しかし恵比寿さんかもしれない?。
七福神のなかの一人だけどどっちなのか…解らない。
解らないまま 我が家の玄関脇の柱に早10年以上もおられます。
七福神のひとり、大黒天は、五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛などのご利益ある縁起の良い神様。
左肩に大きな袋を背負い、右手に打出の小槌を持つお姿。
ただ 顔だけなので判断できかねる。

で… 恵比寿様も又‥金運招福祈願、商売繁盛祈願、健康長寿祈願、災難厄除祈願。
そして開運の神様。
ご祈願ご祈祷は日本一えびすの大前恵比寿神社へ。 ... という訳なのだ。

どちらも赤い頭巾を被っておられる様なきがする。



今日 その事が気になって…ペッタリと頭にくっついて離れない。

10年以上 脳裏にかすりもしなかったのに 俄かに ざわざわと気になって仕方がない。

どちらの神様なのか あれやこれやと考えて ぼうーっとお茶を飲んでいたら‥スパイシー・カレーが焦げ付いている。

ぼーっとしたらいかん。いかん。

… どちらも縁起の良い神様に違いない…ま どっちでもいいではありませんか…〝えべっさん大黒〟という事で良しとしよう。
「なんと 素晴らしい結論で候(そうろう)」
「神様が一人で二人分‥最高でまっ候(そうろう)」
候文(そうろうぶん)の使い方がゆるく 甘いし 容貌も浮世絵風で ゆるく 抜けさく顔。
習い事と武士の嗜み全てが要努力の上 「さらに努力が必要で候」と言いながら「考えていたら疲れたので、まずは眠るで候」
漫画の 主人公〝磯部 礒兵衛〟 のような思考回路になっている。

漫画とは到底思えず、我が身が親戚筋のようで‥情けなさしきりだが、どこかほっとするのも事実。

長男の人生のバイブルらしい。

私に似ているのだ。
磯兵衛も息子も…どちらもである。

玄関脇の神様の顔の前でしばし悩んでいた。
人は知る事で自由になると思うが…結論はでない。
知らなくても不自由を感じない事実もある。
この世は然したる事もなく…ただ過ぎていくようにも思える日。

おまけでカレーが焦げ付いただけの一日。





 

















秋 天高く 人肥える

2015年11月03日 | 日記
  

人参の葉                                 がんど鰤 鯵 鰯の骨煎餅

昨日は 野菜の神様宅で一泊。
H君と笑い H子とだべり M氏の野菜天ぷらを食べて満足 満腹で幸せな宵。

ほろ酔いで夜が更けていく。

 

人参                                   牛蒡

一本シメジの味噌漬け(2年もの) 匠のソーセージ 胡瓜と紫蘇の実のしば漬け。

食べる前の卸大根  鰹だしの利いたてんつゆ。

食卓は M氏の育てた(由緒正しき野菜) で贅沢この上ない。

ひも唐辛子がぴりりと食欲をそそる。

辛味が少なくて、夏から秋にかけて枝いっぱいに細長い果実を実らせる。
‥一般の野菜に比べてビタミンCを多く含み、食物繊維やカロチンも豊富に含まれている。
油を使った料理はビタミンAやカロチンの吸収を促進するそうで……うま  うま うまっ。

脳のなかの知識とは、関係なく 初めてのひも唐辛子の天ぷらを 食べる 飲み込む 又食べる。



幸せの食卓とはこれに尽きる。

あぁ 余は満足じゃわ。

自堕落な食後でだら だらと シュークリームまで食べている醜い私なのでありました。

悪玉菌は増えていくばかり。

続く。