図書館には大きな活字の本ばかりを集めたコーナーがある。
大きさも2種類くらいあるようだが、流石に一番大きな字ではちょっとした中編でも分冊になるほどなので1ページ350~400文字くらいのものを選んだ。

「必要のない人」内舘牧子(著)底本:角川文庫「必要のない人」 2014.12社団福祉法人埼玉福祉会(刊)
大活字本シリーズと銘打って、限定500部の発行だから公的な図書館とか施設向けに作られたものだろう。
近頃は、今まで持っていた老眼鏡だと文庫本など読むには少々霞んでしまうこともあって、メガネを変えるかよっぽど明るい照明下や日中でないとダメだと自覚しつつある。
でも、これくらいの大きさの文字なら夜でもスラスラ読める。
短編集で表題作の他「可哀相な人」「幸せな人」「別れる人」等5編から構成されている。
季節を表す場面が多くしかも匂いや音など五感に訴える表現が多いことに気づく。
どの作品も主人公の揺れる内面が描かれ、そして自問自答しながら自ら結論を出していく過程が面白い。

菊の切り花の不要な部分を挿し芽にしておいたら、根付いて花を咲かせてくれた。
「必要のない人」など、そもそも神が作る訳がない。
何らかの意味を持たされて出現している。
捨てられる筈の菊の枝が花を咲かせる程なのだから・・・。
「季は花に憂いは本に訊いてみる」
ちょっとちょっとォ・・強引でイヤらしかったかな?

大きさも2種類くらいあるようだが、流石に一番大きな字ではちょっとした中編でも分冊になるほどなので1ページ350~400文字くらいのものを選んだ。

「必要のない人」内舘牧子(著)底本:角川文庫「必要のない人」 2014.12社団福祉法人埼玉福祉会(刊)
大活字本シリーズと銘打って、限定500部の発行だから公的な図書館とか施設向けに作られたものだろう。
近頃は、今まで持っていた老眼鏡だと文庫本など読むには少々霞んでしまうこともあって、メガネを変えるかよっぽど明るい照明下や日中でないとダメだと自覚しつつある。
でも、これくらいの大きさの文字なら夜でもスラスラ読める。
短編集で表題作の他「可哀相な人」「幸せな人」「別れる人」等5編から構成されている。
季節を表す場面が多くしかも匂いや音など五感に訴える表現が多いことに気づく。
どの作品も主人公の揺れる内面が描かれ、そして自問自答しながら自ら結論を出していく過程が面白い。

菊の切り花の不要な部分を挿し芽にしておいたら、根付いて花を咲かせてくれた。
「必要のない人」など、そもそも神が作る訳がない。
何らかの意味を持たされて出現している。
捨てられる筈の菊の枝が花を咲かせる程なのだから・・・。
「季は花に憂いは本に訊いてみる」
ちょっとちょっとォ・・強引でイヤらしかったかな?
