春秋時代、越の国に西施と云う美しい女性がいた。
西施は中国歴史上の四大美女の一人である。
会稽山の戦いで呉に敗れた越王の勾践から呉王の夫差に献上され、寵愛を受けた。
夫差が彼女の美しさに溺れ、政を怠っている間に、呉は越に滅ぼされたと伝えられている。
西施には胸が痛む病があり、眉を顰めて村里を歩いていた。
同じ里に一人の醜女がいて、西施が眉を顰めて姿が美しいのを見て、
戻る時、 西施の真似をして、胸元を押さえ、眉を顰めて、村の中を歩いた。
その里の金持ちは、これを見ると、直ぐに戸をピタリと閉め出て来ず、貧乏人は妻や子を連れて遠くに逃げ出した。
この醜女は西施が眉を顰めた様子が美しいと云うことは分かったが、何故、眉を顰めた姿が美しいのかは分からなかった。
顰に倣う(ひそみにならう)とは、事の良し悪しを考えず、やたらに人真似をすること。
また、他人に倣って物事をするのを謙遜して云う言葉。
たとえ、どんな美女でも越が呉を攻め入り滅ぼしてしまえば、西施も無用のものとなります。
用無しの西施は皮袋に詰められ川に投げ捨てられます。
が、彼女は助け出され、范蠡と云う傾国養育係りだった人物と逃げ出して、後に莫大な富を築いたと云うお話があります。
ところで、今日はホーマック西野店から頼んであった、花木野菜用の土が配達されました。
何だか、張り切れる気分。o(^ヮ^)o