ソーシャルワークの TOMORROW LAND ・・・白澤政和のブログ

ソーシャルワーカーや社会福祉士の今後を、期待をもって綴っていきます。夢のあるソーシャルワークの未来を考えましょう。

ケアは「究極のサービス業」

2008年05月29日 | ケアや介護
 有料老人ホームや居宅介護サービスを行っており、上場しているシルバーサービスの副社長と食事をした。久しぶりのゆったりとした懇親であったが、共感したことが多く、その時に話し合った、彼の思い、すなわち私の思いを紹介してみる。

 彼はケアは「究極のサービス業」であり、人生の最後の死にも立ち会う、他の職業では経験できない素晴らしいサービス業であるという。その会社では、利用者の利益を最優先するという理念をもとに、毎朝職員にはこの理念を諳んじさせ、仕事をしているという。職員が意欲を持って働く基礎は、会社がもっている理念であるという。

 そして、私も思うが、日本のケアの水準は世界一であり、これを誇りにすべきであるという。そして、フィリッピンやインドネシアから外国人介護福祉士といったことで戦々恐々とするのではなく、逆に日本からアジアの国々にケアのノウハウを輸出することを考えるべきであるという。ケアを日本のリッツカールトンとし、世界を制覇していくぐらいの気持ちが大切であるという。

 そのためには、現状のヘルパーの介護報酬を上げ、同時にケアの質をさらに高めていくことが必要であるべきだということで、意見が一致した。

 介護が3Kとされ、さらに報酬が低いことが毎日のニュースとなるなかで、このような経営者が多数輩出され、介護職員の意欲や能力を高める職場環境を作って欲しいと思った。