息子がアメリカに転勤するため、妻と一緒に飛行場まで見送りに行ってきた。息子は、6月に結婚し、8月1日からワシントンD.C.で仕事をすることになり、最近めとった嫁さんと一緒に出かけていった。
ここに、私の家庭は本当にエンプティ・ネスト(空の巣)になった。娘は、結婚して8年程経ち、既に孫もいるが、大阪に住んでいる。息子は今回結婚し、嫁さんを連れて、アメリカに赴任である。
この息子について、私は高校時代までしか一緒に住んでいない。高校を卒業し、大学、大学院、就職というこの10年間、親元を離れ、年に1~2回しか会う機会がなかった。そのため、私の息子へのイメージは10年前で止まっており、高校時代の「難しいことにチャレンジしない」といった受けとめをし、心配もしていた。
ただ、今回の結婚式や海外赴任への状況をみていると、息子に対する今までのイメージを払拭するようになってきた。あるいは、私よりも大人の側面があり、息子に超えられようとしているのではないかという印象さえもつようになった。
例えば、昨年に、息子は一人で、フロリダに学会発表に行ってきたという。私は初めて海外で学会発表をしたのは、32歳の時にニューヨークのヒルトンホテルでの国際老年学会の時であったが、息子は27歳でそれをこなしている。私の場合は、発表の前日は眠れないぐらい緊張し、分からない質問があればと、当時コロンビア大学大学院に行っていた佐々木政人さんに、フロアーで座ってもらっていたことを覚えている。それを一人でこなしてきたことは、高校時代の「難しいことにチャレンジしない」といったイメージを払拭する契機になった。
さらに、結婚式では、息子が最後の挨拶をしたが、口べたとの印象があり、「落ち着いて、ゆっくりと」と話す前に息子にアドバイスをしたが、毎日教壇で話している私よりも落ち着いで挨拶していたのに正直驚いた。
また、私が1年間アメリカのミシガン大学に留学をしたのは、33歳の時であったが、息子は会社の皆さん方のご配慮もあり、28歳の若さでもって海外で仕事をするチャンスに恵まれている。さらには、私の場合は、0歳の息子、7歳の娘を連れての出発であったが、全員エコノミーで、この息子が飛行機の中でずっと泣きやまず、妻が苦労しての渡航であったことを覚えている。ところが、今回見送りに行って分かったことは、息子夫婦共にビジネスでの渡航ということで、羨ましい限りである。
「青(あお)は藍(あい)より出でて藍より青し」という言葉があるが、乗り越えていく息子といった気分になることがある。必ずしも、ライバルにはならないのだろうが、少し気になる存在になってきたように思うとともに、ある意味では嬉しい限りである。
研究・教育においても、多くの若い方々が気になる存在になるよう頑張ってほしいものである。そのことは息子同様に嬉しいことであり、私も再度力を奮いたて、頑張りたいと考えている。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
------------------------------------------------------------------------------------------
原稿が遅れており、毎日のように催促されており、今日から8月5日まで待望の夏休みとさせていただきます。今後も気力を振り絞って、ブログを綴っていきます。
ここに、私の家庭は本当にエンプティ・ネスト(空の巣)になった。娘は、結婚して8年程経ち、既に孫もいるが、大阪に住んでいる。息子は今回結婚し、嫁さんを連れて、アメリカに赴任である。
この息子について、私は高校時代までしか一緒に住んでいない。高校を卒業し、大学、大学院、就職というこの10年間、親元を離れ、年に1~2回しか会う機会がなかった。そのため、私の息子へのイメージは10年前で止まっており、高校時代の「難しいことにチャレンジしない」といった受けとめをし、心配もしていた。
ただ、今回の結婚式や海外赴任への状況をみていると、息子に対する今までのイメージを払拭するようになってきた。あるいは、私よりも大人の側面があり、息子に超えられようとしているのではないかという印象さえもつようになった。
例えば、昨年に、息子は一人で、フロリダに学会発表に行ってきたという。私は初めて海外で学会発表をしたのは、32歳の時にニューヨークのヒルトンホテルでの国際老年学会の時であったが、息子は27歳でそれをこなしている。私の場合は、発表の前日は眠れないぐらい緊張し、分からない質問があればと、当時コロンビア大学大学院に行っていた佐々木政人さんに、フロアーで座ってもらっていたことを覚えている。それを一人でこなしてきたことは、高校時代の「難しいことにチャレンジしない」といったイメージを払拭する契機になった。
さらに、結婚式では、息子が最後の挨拶をしたが、口べたとの印象があり、「落ち着いて、ゆっくりと」と話す前に息子にアドバイスをしたが、毎日教壇で話している私よりも落ち着いで挨拶していたのに正直驚いた。
また、私が1年間アメリカのミシガン大学に留学をしたのは、33歳の時であったが、息子は会社の皆さん方のご配慮もあり、28歳の若さでもって海外で仕事をするチャンスに恵まれている。さらには、私の場合は、0歳の息子、7歳の娘を連れての出発であったが、全員エコノミーで、この息子が飛行機の中でずっと泣きやまず、妻が苦労しての渡航であったことを覚えている。ところが、今回見送りに行って分かったことは、息子夫婦共にビジネスでの渡航ということで、羨ましい限りである。
「青(あお)は藍(あい)より出でて藍より青し」という言葉があるが、乗り越えていく息子といった気分になることがある。必ずしも、ライバルにはならないのだろうが、少し気になる存在になってきたように思うとともに、ある意味では嬉しい限りである。
研究・教育においても、多くの若い方々が気になる存在になるよう頑張ってほしいものである。そのことは息子同様に嬉しいことであり、私も再度力を奮いたて、頑張りたいと考えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
------------------------------------------------------------------------------------------
原稿が遅れており、毎日のように催促されており、今日から8月5日まで待望の夏休みとさせていただきます。今後も気力を振り絞って、ブログを綴っていきます。