OECD(Organization for Economical Co-operation and Development )が先般、『不平等は拡大したか?OECD30各国の所得分配と貧困(Growing Unequal? Income Distribution and Poverty in OECD Countries)』の報告書を刊行した。
この中では、30ヶ国全体の、ここ30年間での所得格差や貧困状況についての調査結果が示されているが、「全体としての結論」が日本語でも書かれているので、紹介をしておく。ここでの結論は、ここ20年間で、全体の傾向としては、各国は所得格差(ジニ係数)や相対的所得貧困率が大きくなっている。ただ、英国、ギリシャ、メキシコ、オースリアは小さくなっており、結論として、これらの解消には、増税や歳出増ではなく、人々が雇用を確保し、昇級していく見通しを作ることが肝要であるとしている。
「日本の結果」も示されているが、今まで所得格差や相対的所得貧困率は大きくなってきたが、この5年間は下がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ba/7301df15edccb5418a17dd0f0cf397ac.jpg)
但し、貧困率は30か国中で4番目に高いという。さらに、この5年間で、高齢者の貧困率は低くなっているが、子どもの貧困率は上がってきている。
この所得格差と相対的所得貧困率(ここでは、平均所得の50%以下の者の割合)を図に示しておくが、日本でも、雇用の促進することで、自立支援していくワークファア(workfare)が重要であるといえる。そこには、雇用促進の施策の立案に加えて、個々の人々が就労に向けていけるよう支援するソーシャルワーカーの役割もきわめて大切である。労働分野に、ソーシャルワークが入る込んでいくことが当面の夢である。
この中では、30ヶ国全体の、ここ30年間での所得格差や貧困状況についての調査結果が示されているが、「全体としての結論」が日本語でも書かれているので、紹介をしておく。ここでの結論は、ここ20年間で、全体の傾向としては、各国は所得格差(ジニ係数)や相対的所得貧困率が大きくなっている。ただ、英国、ギリシャ、メキシコ、オースリアは小さくなっており、結論として、これらの解消には、増税や歳出増ではなく、人々が雇用を確保し、昇級していく見通しを作ることが肝要であるとしている。
「日本の結果」も示されているが、今まで所得格差や相対的所得貧困率は大きくなってきたが、この5年間は下がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/28/e6918c9b48ad6d4f808f99716dde6c8d.jpg)
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但し、貧困率は30か国中で4番目に高いという。さらに、この5年間で、高齢者の貧困率は低くなっているが、子どもの貧困率は上がってきている。
この所得格差と相対的所得貧困率(ここでは、平均所得の50%以下の者の割合)を図に示しておくが、日本でも、雇用の促進することで、自立支援していくワークファア(workfare)が重要であるといえる。そこには、雇用促進の施策の立案に加えて、個々の人々が就労に向けていけるよう支援するソーシャルワーカーの役割もきわめて大切である。労働分野に、ソーシャルワークが入る込んでいくことが当面の夢である。