心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

「禁煙」の目的は ?

2018-08-17 23:48:19 | 日記

禁煙のはり紙も変わってきた。

禁煙は、たばこを吸うことを禁ずる、という意味だった。煙がたばこの象徴だった。

その、たばこを吸うことで発生する煙が、嫌われた。

副流煙による受動喫煙被害が問題視されて、少しずつ、禁煙席、禁煙コーナーがふえていった。

その時点では喫煙が主、禁煙が従。今ではそれが逆転している。

喫煙所は公園のすみや狭い部屋に押しやられた。喫煙者は肩身が狭くなったと嘆いている。

そこに登場したのが電子式タバコと加熱式タバコ。煙のないたばこだ。

たしかに煙はない。が、有害物質の発生はまだ未解決。煙がなくて害があるのは困ったもんだ。

火がないから寝たばこの火事は減るだろう。喫煙者が害を知って吸うのは仕方ない。

でも、しらないうちに受動喫煙するのは防ぎたい。

そんな意味でのはり紙だと思うけど、ひょっとして喫煙者の健康を心配してのことだろうか。

ずいぶん前だけど、たばこの箱に「吸い過ぎに注意」とあるのを見た。

買っても吸わないでといってる ?  不思議なことがあるなあと思った。

タバコをめぐる話は、健康、税金、マナーなど、事欠かない。駆け引きは永遠か。