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心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

何ができるかな

2025-08-12 23:51:25 | 美術

テープルの上に無造作に置かれた2枚の折り紙。

今月は折鶴を見る機会が多い月。

色とりどりの紙が何千羽もの鶴になる。

子供の頃は、あの大量の鶴の束が苦手だった。

何かの怨念がこもっているように見えていた。

後に、それを折るひとりひとりの気持ちがわかるようになった。

鶴以外にも単調な平面が立体に変化しているのは面白い。

ここから何が生まれるのか、可能性が大きく広がる。夢が広がる。


坂本満「ミエの美学」から

2025-08-08 23:02:08 | 美術

以前にも紹介したシリーズ。

35年前の先生のエッセイのひとつ「幸せは豪華な儀式と比例するか-結納品」。

その中に先生らしいなぁと思いながら読んだ部分を抜粋する。

 

「こより」の華麗な「つくり物」である。よくぞつくった。ちよっとした芸術品だ。と急に本気で

眺めると、だが、いま一息物足りない。光りすぎで、しかもどこか手抜きの感じがある。・・・


干支のイラスト

2025-07-22 00:00:33 | 美術

Yさんのイラスト。整理で再誕生。

戌年のてぬぐい用に描いたものに背景をつけたと聞く。

何年か前まで、干支のてぬぐいを作ってたなぁ。

ひと巡りしたところで新しいデザインを作らなくなってる。

この暑い時期に準備を始めていたのを思い出す。

そうなると、今年が何干支だったかも忘れている。えっと・・・


坂本満著「美術史とその外側」の紹介( 14 )

2025-07-19 22:46:57 | 美術

巻末の「参考文献」からも、坂本先生の場広い知識が見て取れる。

英語とフランス語はかろうじて見分けられるけど、それ以外は ???

先生から預かった原稿をデータ入力した時のことを思い出す。

10年前、今より多言語入力が厄介だった。

パソコンの翻訳機能もまだまだで、右往左往した。

それもこれも こうして形になると 懐かしい思い出。感慨深い。

 


坂本満著「美術史とその外側」の紹介( 13 )

2025-07-14 23:17:16 | 美術

第12章は「人体」。解剖図がいろいろ紹介されている。

解剖図が美術かと驚いたが、西洋でも日本でも、解剖図には画家が関わっている。

この章は美術史では馴染みのない言葉がたくさん出てくる。

解剖図自体、気持ちが悪いと思われるかもしれない。

でも、ものをよく見て描き止めようというのは、景色も人体を同じ。

先生のいう「その外側」として、最も相応しい章かもしれない。