開店時間を待ってスーパーに入った。人はパラパラ。
階段を降りようとして足が止まった。
こっち側が上り階段か。とするとあちらが下り。
でも誰もいないから、どっちでもいいんじゃないかな。
こんな時みんなどうするんだろう。みんなに聞いてみよう。
と思いながらカメラを向けた。
途端に男性があちらの下り階段を使って降りていった。
きっとカメラ小僧が邪魔であちらに行ったに違いない。
カメラを片付けてここを離れた。
またまた他の男性があちらを降りて行った。
なんてこった。みな矢印をしっかり守ってる。
どっちでもいいじゃん と思ったのは自分だけか。知らずして無法者してた。
月末の銀行巡り。銀杏並木のある通りでほとんど回れる。
頑張って早めに片付けて、あとはのんびり金葉巡りとなった。
明後日、神宮外苑の名物イチョウをみんなで見に行く予定だった。
あいにく、自分だけ行けなくなった。
で、ひとり、銀杏並木を歩くことにした。
風もなく、穏やかな晴れ日、キラキラ輝くイチョウの葉。
何よりも輝いていた。
明後日もいい日になるだろう。どこかの金葉は舞い降りてくるさ。
年に数回は訪れる場所。この光景も初めてではない。
とはいえ、毎回同じに見えるということもない。
傘をさしていたら周りを見ることもなくいそいそと通り過ぎる。
日差しが強すぎれば明るい方は見ない。
風が強ければ水面は波立って樹形を見せない。
こちらの心境も左右することは言うまでもない。
となると、この出会いも奇跡になる。
何より、この場所がこのままであり続けるかどうかも分からない。
自分がここに立つつことが可能かどうかも分からない。
当たり前の出会いも、ひとつずつの奇跡。再会は喜び。
桜の紅葉が美しい。黒光りの木肌と競い合って鮮やかさが増す。
あと何枚 と数えたくなるくらいに残り少し。
来週には枝だけになってるのかな。
来週後半に銀杏並木を見に行くけれど、これも落ち葉踏みになりそう。
暖かい秋が長かったので うっかりしていたけれど、もう冬支度は始まっていた。
急に、みんなに会いたくなった。
こういう時って危ない ?
だとしても、納得だな。もうとっくに あと少し の連続さ。
ドイツ製のお菓子。賞味期限間近で安売りしてた。
値段につられて予定外の買い物をした。
よく分からずに買ったので、開けてびっくり。
艶々の緑色と真っ白なお腹。リアルなカエル。
これを食べるのか ? まるでカエルをひとのみする蛇だ。
原材料を見る限り、グミの類。
一旦口に入れてしまえばただのグミ。美味しく食べた。
文化の違いってやつは本当に強烈。
せっかくなので、水っぽい器に待機させてみた。うん、似合う。
