心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

顔を認識する要素

2017-10-31 22:45:34 | 日記

「赤ちゃんは、目・眉・口の配置で顔と認識する」

これはテレビからの情報。

紙に穴があいているだけで、確かに顔。

クッキーの入っていた箱を、なぜか可愛く思ってとってある。

箪笥の小引き出しにも顔がある。いささか細目の東洋風。

これを作った指物師は、顔に見せようとしたわけではないと思うけど。

 

天井のしみを幽霊に見立てたり、「人面魚」やら「・・岩」もこれかな。

赤ちゃんだけの話じゃないみたいね。

 

 


椎名純子展「風の記憶」

2017-10-30 22:23:28 | お知らせ

今日届いた案内状。

福井市田原の Gallery ko-kuru で、11月20日〜26日開催。

ソウルのスケッチなのかな?

椎名先生とのご縁は何十年も前に始まった。

大学で建築デザインの勉強中、何かとお世話になった憧れの先生。

 

かつては建物の図面をひいたり透視図を描いたりしたけれど、

今、絵の中に建物を描くことは全く無い。

でも、建物は大すき。

建築中の工事現場では必ず看板を見る。

建築面積や工法の詳細から完成したすがたを想像する。

珍しい建物には用もないのに入ってみる。

壁とか床とかガラスとか、いちいち気になって接近する。

そして、しばしば 怪しい人物としてマークされてしまう。

 

「警備員さん、お仕事増やしてすみません」

 

 


ミニチュア絵本

2017-10-29 21:11:05 |  ロシア

Mさんから譲り受けた本の中に、たのしい絵がいくつもあります。

片手に隠れるくらいの小さなものですが、盛りだくさんの図柄がユニーク。

ロシア語はまったくわからないので、雰囲気だけ楽しんでいます。

黒い羊が長靴をはいてラッパを吹きながら歩いています。

花咲く道は赤い絨毯。家の裏には実の成る木と花の咲く木。

うららかな日の散歩ってところでしょうか。

豚さんが入浴中にお茶してます。サモワールがあるので紅茶ですね。

さまざまな花に囲まれてご満悦。カエルもにっこり。

 

それにしても、入浴中の紅茶って、あるのかなあ。

よだれかけのようなエプロンを手ぬぐいに、紅茶をとっくりに代えたら

なじみのある絵になりそうな・・・

 

 

 

 


透明なガラス

2017-10-28 22:35:32 | 日記

ガラスの中に大輪の花が咲く。

実際は一つの角に彫りが施されているだけなのに

見る角度で花が見え隠れ。

一瞬理屈がわかるような気もするのだけれど、

手の中でガラスを動かして花の動きを見ていると不思議でしかたがない。

わかったような気になってわかっていないこと、多すぎる。

生半可な知識でわかった気になると、もやもやする。

で、まずは わからないことを当たり前にしようと思う。

すると、単純に驚いたり感動したりすることができる。

とても楽しいし、楽になる。

おっ、そうか、「たのしい」と「らくになる」は同じ漢字なんだ。

 

 


ギャラリーのはしご

2017-10-27 23:19:56 | 展覧会

織と絵の融合した展覧会でした。明るい会場に精緻な作品がたくさん。

銀座線外苑前駅近くのギャラリー、その名も「オリエ」。会期は28日まで。

途中で、ハロウィン関連なのか、派手な衣装の子供たちの行列とすれ違いました。

七五三参りを思いました。ちょうど時期も年齢もそんな感じ。

表参道では、子供だけでなく、若者たちもこった変装を楽しんでいます。

こちらは七五三参りには見えません。場所はぴったりだけど。

 

こちらは今日が初日のグループ展。思い思いの描き方で、合奏のよう。

続けて見ていると、少しずつ影響しあっていく感じがします。

気持ちの通い合った仲間なのでしょう。

 

見るのも描くのも楽しい。作者の話を聞くのはもっと楽しい。

いったい、からだのどの部分がそう感じさせるのか知らないけれど

ものづくりは、きっといいことなんだろうと、ぼんやり思っています。