色とりどりの盛り花をセピア加工してみた。
ひっそり立っていた白い花の蕾が急に存在感を出した。
斑入りのアイビーは白が背景に溶け込んでしまった。
色彩の彩度を落とすと、明度が際立ってくる。
赤や紫がぼんやりしているのはそのせい。
ところで、「斑入り」ってなんだろう。
葉では、本来なら緑一色になるところにそれ以外(白・黄など)の色があるもの。
葉緑素が欠けた、いわば欠陥のある部分。
それが希少性により珍重される結果になっている。
「斑」は一部を指す。学校で、級長・部長・班長なんて呼び方したな。
「ふ」「はん」のほかに、「ぶち」という読み方もある。
「ぶち」も、セビアの世界に入れば独特の個性となる。
やっぱり セピアの世界は優しい。