駅で列車待ちをしていると、いろいろ楽しい発見がある。
これは乗務員専用の階段のはり紙。よーく見ると、「足元注意」と「足元ヨシ ! ! 」
急階段だからつま先で登って行くのだろう。眼の前にはり紙が見えるだろう。
「指差称呼」という文字が線路沿いにでかでかと貼ってあったのを思い出す。
「ゆびさししょうこ」と読むのだと知ったときは、得意な気持ちになった。
きちんと帽子をかぶった駅員さんがまっすぐ腕をのばして大きな声で言っていた。
「信号よーし !」「前方よーし !」を心地よく聞いていた。
さすがに階段を上るときの「足元ヨシ ! 」は聞いたことはないけれど、耳に響くよう。
このくらいの気持ちで日常を生きていれば、うっかりミスはなくなるのだろう。
いやいや、日常がうっかりだから、このようなわざとらしい称呼ができたともいえる。
出かけるときに「財布ヨシ !」ってやってみるか。よく無銭で失敗するので。