夕焼けをきれいだと感じるようになった。なぜだろう。
暑くてたまらない日が続くと、夕焼けが少しもありがたくない。
勝手だなあ と思いつつ、そりゃそうだ と納得する。
人が戯れる声を不快に思うのは、こちらの体調の悪い時。
ということは、自分の感情をじっと見つめれば、自分の体調がわかるのか。
そう思うといろんなことが楽になる。
いいなぁ と思うのは そうなりたいと思っているから。
そうなりたいにのならないのは そうしない自分がいるから。
全て自分に返ってくると、それはそれでしんどいな。必ずしも楽ではないな。
自分の不満を誰かのせいにすれば楽になるのだろうか。それも違う。
何かを鏡に見立てて自分を知るというのはなかなかのもの。
悟りとまではいかずとも、冷静な洞察・判断力が要る。
そこまで体得していれば、自分を見つめるのは容易かもしれない。
はてさて、自分はどうだろう。
どの辺まで理解できているかを知るには、またまた比較が必要。
いつまでも 何かを見て、何度でも自分を見返して・・・
これ、なかなかの修行だ。意外に修行好きだったりして。
夜8時過ぎ、賑やかな花火の音がする。
あ、またどこかで花火・・・と屋上にあがった。
いつもなら小さく花火の一部が見える所にはただビルの灯。
雲の下がいつもより明るく光っているような気もする。
多分、これが花火の明かり。と思うことにした。
ところが、検索しても何もヒットしない。
だとすると、これはただの街の灯 ?
東京の灯が元に戻ってきたのかもしれない。
コロナ感染者数は前週比で減少と報道されているが、そんな気はしない。
さもパンデミックは終わったかのような報道ばかりが目立つ。
感染する恐怖より、真実を知らされないことが怖い。
バイクが並んでいると、ミラーの違いが目に付く。
あれっ ? こんなにいろいろあるのか。
バイクには最初からミラーは付いているはず。
カスタマイズするのに簡便で効果絶大なのがミラー交換らしい。
確かに、シルエットとしていちばん目に付く。
可愛かったりかっこ良かったり懐かしかったり・・・
調べてみたら 意外に簡単に交換できると分かった。
取り付け用の部品だけでなく、取り外した際に残る穴を塞ぐのにも遊びがある。
色付きミラーホールプラグという物が通販サイトにある。
なるほどね。こうなってくると、塗装もしたくなりそうだな。
自動車の塗装は面積が広くて大変だけど、バイクならちょうどいい。
バイクの自由さと軽快さは、外観にもあったんだね。
夏休みも日曜日も関係ない暮らしをしている。
それでも、買い出しに行くと、明らかにいつもと違うと気づく。
まず家族連れが多い。そして、遅くまで品揃えが豊富。
いつもと違う買い物をして、帰り道の空を見た。
あー、夏も終わりだー。何となく そんな気のする空だった。
夏休み最後と聞くと、あの忙しい数日を思い出す。
宿題とやらがどっさり溜まっている。
教科ごとの宿題で特に大変だったのは 理科と美術。
理科は研究発表とやら。美術は工作。
どちらも親が張り切っていた。誰の宿題かと訝しく思った。
親世代もたまには工作したかったのだろう。今なら DIY ってのがあるけどね。
そこまでは理解できるとして、嬉しそうに作りながら「お前がしないから」と言う。
ええーっ、親ってそんな理不尽言っていいんか と内心ムッとした。
なんて思い出しながら歩いていたら、重い荷物も心なしか軽くなっていた。
本が届いた。「清水悌メイクアップエッセイ集」。
美容関連の本に連載していたエッセイを基にしたものとある。
清水さんは、坂本先生と一緒に美術館巡りをするお仲間のひとり。
メイクのお仕事をされていることは知っていたが、詳しく聞いたことはなかった。
テレビ・舞台・映画など、幅広く活躍されていたことがわかった。
美術館で時折「色」について話されることはあるが、それに繋がる話も入っている。
骨格の話もあって、メイクアップのためにデッサンの訓練もしたとも。
丁寧に読んで、ひらめきを見つけたい本だと思う。
