心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

積雪のような積花

2022-03-31 23:47:54 | 日記

これを春の雪というのだろうか。花吹雪もまだ見てないのに・・・

明日から4月か。 もう・・・まだ・・・また・・・

正月を迎える前のような微妙な気分。

何か 新しいことに出会うような 始めなくてはならないような。

決まりごとは嫌いと言いながら、やっぱり縛られてるな。

何かを捨てようとしながら 何かを求めようともしてる。

ゆらゆら ふらふら 曖昧な歩みは続く。

期が改まることで 何かに区切りをつけて 何処かへ行こうとする。

ふと 飛び込み台を思い浮かべた。

アレ、怖いだろうなー。

一歩を踏み出せない臆病者には想像できない恐怖体験。

道に舞い落ちた桜の花びらに聞いてみたい。

空中に飛び出した時はどんな気持ち ?

どこからか聞こえる・・・はぁ ?  何言ってるんですか ?


弁才船

2022-03-30 23:31:40 | 展覧会

「漂流者たちと日本の領土の歴史」という企画展示ポスターの一部。

船の模型に目が止まった。

ポスターの記述で「弁才船」とあり、船の科学館所蔵とある。

名称の割にはなんともシンプルな(質素な)感じがして気になった。

こういう時はググるに限る。

これは30分の1の模型で、江戸時代に最も多く作られていた形らしい。

弁財船・北前船も同じ系統という説明も見つけた。

全長25m以上で、100tの積載が可能だったとも。

展覧会の全貌については、領土問題と繋がっていそうとしかわからない。

どちらかというと、船の科学館の方に興味があるな。


「卒業」を考える

2022-03-29 23:05:32 | 日記

この季節、卒業という言葉をたくさん耳にする。

いい言葉。完成を目指し成し遂げた誇らしさがある。

保護される学園を卒業して 険しい社会に出るというイメージが強い。

「卒」は象形文字で、衣服の襟を示しているという。それは「死」を意味するとも。

終わる という意味では 確かに人生卒業か。

「卒」には しもべとか兵士の意味もある。そうなると誇らしさが薄まる。

制服のように決まった襟を身につけるということらしい。

制服も儀式めいたことも好きではなかった。

何かを強制的に担わされてしまうような窮屈さを感じてしまう。

それほど期待されていたわけでもないのだから、ただの自意識過剰。

もしくは、生来すごーく真面目で、周囲の意に添わねばと思ったか。

周りがどうこうでなく、シンプルに「卒業」はいいと思う。

自分で何かを終わりにする必要を感じている。

体力や気力が原因かもしれないし、生活の変化かもしれない。

とにかく、何かから卒業しなくてはならないと思う。

たぶんそれは 形でなくて意識。

何者でもない自分に優しくなりたい くらいのことだな。

(どこからか「いつでも自由にしてるじゃん」と聞こえてきそう)


ここはどこだ

2022-03-28 22:58:32 | 日記

階段を下りた先の景色に仰天。なんだ これは !

一瞬、異空間に放たれたような 奇妙な恐ろしい感覚になる。

階段の上は開放感に満ちた人の波。日常を謳歌する陽の世界。

階段を降りるほんの数十秒の違いでこれは驚く。

しっかり足が止まる。瞬きをひとつして、知りたい欲求に応える。

小さな「閉店」の文字を見つけて、ほっとした。

それならわかる。改装を待つ空間なのだと理解した。

そうか、納得できないことに出くわすとこうなるのか。

急に目の前に何かが現れると、防御の体勢が生まれるのか。

びっくり、ドッキリ、仰天、驚愕・・・そんな感情を表す言葉はたくさんある。

それだけ、みんな驚き続けてきたんだな。

情報を制御されると、人はストレスに耐え続けることになる。

見たい・知りたい欲求は、防御本能かも・・・と自己正当化。


「お金の勉強」って 何 ?

2022-03-27 23:46:52 | 日記

急に増えてきたポスター。人目を引くコピー。キャッチされた。

詳細は全くわからないので、検索した。

金融関係に通じた人がzoomで講義をするらしい。対象は小学生とその親など。結構高い。

子供にお金の話をしてはいけない と母が言っていたのを思い出す。

おかげで、とっても小さな家に住んでいたのに、貧乏と思ったことはなかった。

それがよかったのかどうかは別として、時代は変わったなぁと実感。

社会人になると途端にお金にまつわる話が増えて戸惑ったのも事実。

それと同じくらい、男女の差別を感じてもいた。

学校にあってはほとんど男女の差を感じることはなかった。

教育の場が社会を反映するのは危険な面もある。

それでも、何も知らずに社会に放り出されるのも危険。

どう向き合うかを模索している親たちに刺さるコピーなのだろう。

「お金が全て」と「お金に惑わされるな」の綱引きはどこまでも続きそう。

そして、その綱引きまでがお金の元になるのかと 複雑な気持ち。