心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

漆のお雛様

2018-02-28 22:37:31 | 日記

明日から3月。桃の節句が近い。ということでお雛様を飾ってみた。

前のは旅の途中で記念に買ったもの。後ろは漆作家田辺次郎さんの作品。

どちらも漆塗りということが面白くて並べてみた。風合はずいぶんちがうね。

桃の節句には桃はまだまだ咲かない。今は梅が盛り。

野辺に草が芽吹き、暖かい日になった頃、水に雛を流して健康を祈ったという話もある。

端午の節句にも菖蒲はまだ。一ヶ月ほどずれるのはもはや当たり前になっている。

みんな、平気なのかなぁ。私はちょっと残念な気持ち。

お彼岸に彼岸花が咲き、お月見に満月があるように、桃や菖蒲の季節であったらいいのに。

とは言うものの、このお雛様たち、何年も箱入り状態だった・・・

桃がどうのこうのと言える立場ではないね、ごめんなさい。

 


「星待」

2018-02-27 23:33:08 | 美術

ガッシュで描いたもの。一本の樹が夜の闇に浮かび上がる。

行儀よく伸びた枝には葉も花もない。でも何かを枝に含んでいるよう。

夜も眠らず空の星を静かに待っているようでもある。

ここには風はない。大気のよどみもない。

温度も湿度も感じないような静けさだけが漂っている。

 


スイカ、トイカ、マナカ・・・

2018-02-26 23:30:18 | 日記

交通機関の改札がすっかり変わった。裏白の切符で通ろうとすると、差込口がない。

東京ではJRも地下鉄もスイカで清算できる。東海地区にはトイカというのがある。

以前はそれぞれの区間を設定していたけれど、今は相互利用できる。

スイカは、すいすい通れるカードのことと思っている。

トイカはスイカに続いていたので名前を似せて東海地区のカードか。

名古屋の地下鉄にはマナカがあった。名古屋の「な」はわかるけど「ま」は何? 真ん中?

スイカは緑、トイカは青、マナカは黄。それぞれ色をかえている。

そしてこの列車内には「マナカのオートチャージには wellow card ・・・が必要」とある。

たぶん、well と yellowを合成したのだろう。まあよくいろいろ考えるもんだ。

ところで、オートチャージって便利なんだろうか。

知らないうちに自分の預金がカードに移ってるのでチャージ忘れがないらしい。

忙しい人とか忘れがちな人にはいいのかも。思いがけず遠出するときとか。

勧められるけど、まだ持っていない。なんか気持ち悪くて。

携帯電話で改札を通る人もいる。預金残高を携帯電話の画面で見せてもくれた。

「ケータイなくしたら大変なのでは」と聞くと「そりゃーもー、なんもできない」と。

それでも平気なんだ。みんな、気が大きいんだね。こちとら、すっかり前時代人。


楽屋、初体験

2018-02-25 23:41:49 | 日記

マーラー「復活」の演奏会。合唱で参加するので楽屋を利用した。

着替えのためか、休憩のためか、畳の部屋があり、トイレや化粧台の設備がある。

確かに演劇の場合はこの部屋ですることがたくさんありそう。

楽屋にはコンサートホールの音も聞こえている。

コンサートホールの様子を映し出す画面はあちこちにある。

今どのような進行状況なのかがわかる。これは楽団のリハーサルの様子。

この間、合唱団員は別室で発声練習。

実際の演奏は80分、合唱は13分くらい。でも、まるまる一日仕事。

舞台って大変なんだなあ、とつくづく実感。

そして大きな会場は楽屋さがしに迷うことも実感。「劇場迷路体験記」でした。

 

 


薪の壁

2018-02-24 20:44:06 | 旅行

雪深いところで見かけた光景。暖房のための薪だろうか。

火鉢は手を温めるのには効果があるが、雪国では本格的な暖房が必要。

一冬にどれほどの薪が必要になるのだろう。見当もつかない。

雪が降る前にこれだけの薪を積んでおかなくてはならないとなると、準備にも時間がかかる。

薪になりそうな木を長さを揃えて切り、1メートル以上積み上げる。

雪が降ると嬉しくなる なんて言っていられないね。

でも、いろいろな木の木口が揃っている様子は美しい。

大変だからこそ心を安らかにする景色が生まれているような気がする。