ときどき訪れる岐阜のお店。壁に南蛮人の絵とちゃんぽんの説明がある。
焼きそば、ラーメン、そしてちゃんぽん。ときどき無性に食べたくなるもの。
太麺に白濁したスープ、たっふりの野菜とねりもの。紅ショウガののったちゃんぽんも、大好き。
「ちゃんぽん」という言葉を知ったのは九州の叔母の言葉だった。
「Yちゃん（叔母の次男）は、ちゃんぽんさえ食べさせておけばいいとよ」と言った。
「えっ ? ちゃんぽんって何 ? 」と聞くと、叔母は
「ふつうのちゃんぽんでいいと。どこんでんあるでしょが」と。
叔母は、ちゃんぽんのない世界を知らないようだった。こちらはちゃんぽんのある世界を知らなかった。
今は、ちゃんぽんの店が増えて、知らない人も減ったと思う。
店の絵によると南蛮人によってもたらされたということだ。
ちゃんぽんの伝播、ありがたい歴史。