心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

とてもおめでたい漆皿

2018-06-30 23:43:45 | 日記

祖母の家で使っていた漆器。お祝いの時に使ったのだろう。

真ん中に金蒔絵の亀と松竹梅、外輪に鶴。おめでた感、満載。

祖母の家にある食器は、同じものが何十枚もある。

古いだけに傷ついたり歪んだりしたものも多い。

親戚や客が集まる時は、さぞかし賑やかだったことだろう。

それを仕切っていた女性たちを思う。

何日も前から食事や酒や食器の用意をして、お運び、片付けに忙しかったはず。

漆の食器は後片付けが大変。ぬるい湯でていねいに布ふきして、さらに乾いた布でからぶき。

湿気をとってからでないとしまえない、と聞いた。

重ねる時も紙や布を使って、漆器同士が接触しないようにする。長期保管は木箱。

手入れは確かに気をつかうけど、今、いちばん欲しい食器でもある。

地震を思うと、軽くて割れにくい漆器は理想的と思えるから。

 


ロシア 塗り木箱

2018-06-29 23:30:24 |  ロシア

箱の上と下を通すかたちで枝がのびている。その枝にいるのはキツツキか。

それにしても、枝の描き方、雑だな。のびのびというのがむずかしいくらい。

キツツキは巣穴をつるくために木をつつくらしい。

古木の洞を利用することもあるらしい。虫取りにもつつくのかなぁ。

この箱、中は黒。まるでキツツキが穴をあけた住まいのよう。

ふたを開けたらキツツキの子供がいたりして・・・

知り合いの「山の家」は、森林の中の木造。気分転換に愛用しているお気に入りの場所。

夏は涼しく、冬はマイナス20度になることもあるそうだ。

あるとき、やたら寒くてたまらず、原因を探したら、キツツキのせいだった。

木の壁をコツコツやって、りっぱな穴を開けていたそうな。

その後どうしたかは聞かなかったけれど、きっと穴は塞いだんだろう。

キツツキは、巣作りに失敗したのかな。おきのどく。


蛇口からチョコレート !

2018-06-28 23:49:45 | 日記

チョコレート大好き。TVでエヴァンのチョコレート作りが放映されていて、めっちゃ凝視。

選んで選んで練って練って創り出したチョコレートが、蛇口からとめどなく流れてる・・・

指を出して、ぺろっとしたい。

手もとにはチョコレートがないので、しかたなく妄想で味見。

チョコレートハンターが世界中にカカオ豆を探して歩いていることはしってる。

焙煎したり練ったりすることが紹介された。なんと、機械で三日間練り続けるという。

なめらかな舌触りはそれか。

最近は、産地別の板チョコが増えた。酸味、苦み、香りで好みを選べる。

でも、流れ落ちる優雅さにはかなわない。

ひょっとして、流しそうめんが人気なのも同じ理由なんだろうか。

初めて山のふもとに作られた竹の装置を見たときは驚いた。

脚立に乗った人が手づかみでそうめんをポイポイ入れる。箸を構えて目を凝らしてそれを待つ。

つけ汁はすぐ薄くなる。なんとも野性味溢れる体験だった。

何十年も前の夏の暑い日の想い出。


子供受け、大切。

2018-06-27 23:12:53 | 日記

大きな商業施設のなかの、フードコートという場所で友人と待ち合わせをした。

少し時間があったので、その辺りをうろうろ。

エレベーターの扉前にずらーと並んだカート。買い物用というよりベビーカー。

ポケモンにキティちゃん、トーマスもあったかな。

ごひいきのカートに乗れたら、子供は大喜びだろう。

初めに百円玉を入れて、返す時に戻ってくるしくみ。無料で使える。

とりあいになったりしないのかなあ。また今度来た時にといえばいいか。

きっとここでおやつぐらいは食べるだろうね。おもちゃや靴も買うかも。

そもそも子供連れは大人数。家族、そしておばあちゃんも。

お子様、大事にされるはずだ。

追記しておく。この反対側に車椅子も用意されている。2つだけだったけど。

 

 


竹と杉のうちわ

2018-06-26 23:21:10 | 日記

いよいよ出番です。冬も大切に持ってたうちわ。柄も花火と朝顔、夏らしい。

竹のうちわはしなりがいい。杉の持ち手は手に柔らかい。

重さと手触りは役目がはっきりしているが、絵柄は気分。

これが花火と思ったのは、うちわの絵柄だからに違いない。

打ち上げ花火を見ながら橋の上でうちわを動かす、ってイメージか。

雪だるまを描いて冷たい風をイメージするってことはないのかな。

目で涼しさを思うより、夏の楽しい場面を思うことを選んでいるのか。

それはすごい。前向きだ。夏の暑さも楽しむゆとり、いいなあ。

「あつい あつい」と言いながらぐだぐだしてちゃいけないね。夏を楽しもう。