心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

ライブ風お絵描き その8

2020-11-30 23:08:54 | 美術

「3本」の完成。雪が冷たい風を連れて来た。

地面に降りた雪が地面の温度を下げていく。

枝の一つ一つ、葉の一枚一枚に小さな雪が覆っていく。

この仕上げには青と白のグァッシュを使った。

地面には微かに暖かさが残る。

樹の根はその暖かさの記憶を春の夢へとつなぐ。

積もった雪のやわらかさを思いながら仕上げた。


ライブ風お絵描き その7

2020-11-29 23:42:00 | 美術

「3本」の第3段階。幹、葉、地面に色を加える。

「1本」との違いは、左の2本の樹の重なり。

雪を降らせるので、雪を被っても2本に見えるくらいの重なりにする。

このあたりから、もう雪を書きたくて仕方がない。

でも、油彩なので、乾くのに1日はかかる。

この間、部屋の中はすごい匂いになっている。

食事をするテーブルで描いていたので後悔しきり。

寒さに負けず、換気に励んだ。

コロナ対策にもいいんだよね、換気は。

あ、自分だけなら関係ないか。


ライブ風お絵描き その6

2020-11-28 23:41:20 | 美術

「3本」の続き。樹の数が増えると、構図の意識が強くなる。

地面と樹との関係、樹と樹の関係をいろいろ妄想する。

いっぱい雪を降らせたいと思いながら、眺めている。

数年前、新潟で見た雪景色を思い出していた。

せっかく雪を見に来たのだからと 車に乗らずに歩き始めた。

程なく どんどん雪が降ってきた。

もう 通る車もない。足跡はすぐ雪で消える。

少し不安になった頃、除雪車が来た。

「大丈夫ですか」と聞かれた。

雪見を気取っていたけど、傍迷惑なことをしたらしい。

描きながら、ワクワクしたこと ドキドキしたことを思い出していた。

この絵の上空には雪雲が どっかり。


ライブ風お絵描き その5

2020-11-27 23:15:15 | 美術

今度は「3本」に挑戦。またまた汚くて申し訳ない。

下描きのようなものと思ってもらえるとありがたい。

ここで決まっているのは、全体の雰囲気と樹が3本あるということだけ。

上下を詰めて、樹と樹の間に風の通る道を作るつもり。

初めにがっつり決めて描くことは向いていない。

描きながらどこへでも行けるように ふわーっと進めたい。

途中で樹が増えたり減ったりもする。

だから 気紛れ天邪鬼の妄想なんだな。


ライブ風お絵描き その4

2020-11-26 22:51:02 | 美術

「1本」完成。

仕上げは面相筆でグァッシュの白・黄・金を使う。

降り始めた雪が枝先の葉っぱに乗っかる。地面にも少しだけ積もる。

やがて雪は止み、空には星が見えてくる。

晴れた夜空は月も輝く。

月の光を浴びて、積もった雪が金色に光る。

クリスマスツリーのように仕上がったので、赤いリボンで縁取った。

初めの心象とは少し違った仕上がりになったかな。

そもそも気まぐれ天邪鬼の妄想だから。