心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

秋を撮る その5

2021-08-31 23:26:55 | 日記

萩やススキを愛でながら細い道を登ると、水音が大きくなる。

相当な量の水が滝を象っている。岩肌も美しい。

紅葉はまだ先だね。

それが鯉や鴨の遊ぶ池へと流れ込んでいる。

山手線の近くに、これだけの庭。

決して広くはないが、高低差と回遊する道を工夫している。

何より入場無料で、しかも整備は怠りない。

滝もポンプを利用しているらしい。

そもそも庭とは人工的なものだけど、まさに手作り。

雪が降ると、何を置いても急いでここへ来る。

休園日だったり開園時刻を過ぎていたりすることもある。

それでも他にないものがここにあるから またやって来る。

今年の秋の気配を存分に見せてもらった。また、冬もよろしく。


秋を撮る その4

2021-08-30 23:50:45 | 日記

ススキの穂が伸び始めてる。これを見たらもう秋。

箱根のススキ、仙石原へ行きたいなぁ。・・・今年も無理っぽい。

箱根のKさんに案内してもらったのはいつだったかなぁ。

また来るぞと思ってから一度も叶っていない。

したいと思ってもできてないこと、いっぱいいっぱいある。

欲が深すぎるのか、それとも実行力が足りないのか。

確かに、積極的に行動するたちではない。

なんとなく望んで、なんとなくそうなるというのが理想。

そんな なんとなくの望みは数えきれない。自分でも忘れちゃうくらい。

ススキの穂についた種の数といい勝負かも。

なんとなくの望みは風に乗っていつの間にか飛んでいくのさ。

知らない場所でそれは叶っているのかもしれない。それもなんとなく素敵。


秋を撮る その3

2021-08-29 23:43:42 | 日記

ポツン ポツン と萩の紅。いいねぇ。

萩のトンネルとか萩の寺とか・・・色々撮ってきたけど、こっちもいい。

ここは都心だけど、まるで山道で偶然出会ったような錯覚に陥る。

思い込みで急に風も涼しくなる。

子供の頃、父について山を歩くとズボンに「ばか」が付いてきた。

それがあの可愛い花の最終形と知ったのはずっと後のこと。

「ばか」と呼ばれた種は萩ばかりではないらしい。(駄洒落か ?)

花のイメージとかけ離れていたのが面白かった。

理由はよくわからないけれど、ある日父が顕微鏡を持って帰ってきた。

これでいろんな種を見てみたら と。

思えば夏の終わり。夏休みの課題にちょうどいいと思ったのかも。

萩の種はなかったが、朝顔とか向日葵などの種をいっぱい見た。

顕微鏡のピント合わせが難しかったのをよく覚えている。

今頃、日本中の小学生は夏休みの課題に必死なのかな。

みんな、後で楽しく思い出せるよう、ガンバレ。


秋を撮る その2

2021-08-28 23:50:12 | 日記

水面を彩るのはトンボだけじゃなかった。鴨の親子も。

ここの鴨は餌場にお引っ越ししなくてもいいらしい。

屋根付きの餌場が水上に浮いていた。これならカラスが来ることもないな。

水面下には大きな鯉もいるらしい。

街中でこれだけの環境を維持していくのは大変だろう。

茶室もあり、打ち掛け姿の花嫁さんを見かけることもある。

美容師さんたちがカメラマンさんと一緒に汗だくで働いていた。

この人たちにはトンボや鴨の様子は見えないだろうな。

こっちばかり涼んで申し訳ない。

花嫁さんとお仕事中の人たちを横目で見ながら、秋を呼ぶ風を待った。


秋を撮る その1

2021-08-27 22:38:28 | 日記

気温は南国でも次の季節も見つけたい。

水辺に秋を探しに行った。そしてトンボ。

トンボが水面で戯れている。涼しい気持ちになる。

大きなトンボ。種類を見分ける知識がない。

赤くないからアカトンボじゃないことはわかる。

あとは この辺りで見られる種類をぼんやり思い出す。

シオカラトンボかなぁ〜くらいのもん。

正直、なんでもいいのだ。トンボの姿をカメラに収められた。これで充分。

水面を渡る涼風と蜻蛉。これで数日は暑さに耐えられる。