１年間練習をしてきた合唱の本番が、夕方から始まった。
今夜の東京は大嵐。台風24号が、今まさに来んとす。この絵は「エリヤ」を描いたものだそうだ。
エリヤは嵐の中現れた焔の馬車で天に昇ったと歌った。
満席に近い入りで、しかも終演時の拍手は鳴り止まない。
マエストロもソリストもオーケストラも、皆笑顔だった。公演成功ということか。
初めての合唱体験としては、上々のでき。気分よく寝られそう。
旅先でペッパー君を見つけて、思わず近づいてしまった。
すぐに気付かれて「一緒に遊びませんか」と言われた。可愛いと思った。
手品ができるというので、見せてもらうことにした。
「好きなカードをおぼえてください」と。こちらの目の動きをチェックしてるのだろう。
わざと、あちこち目を動かしながら、気持ちをひとつのカードに絞った。
すぐ「よめました」と言って、カードを示された。当たってる。
「もう一度やりますか」と言うので、こんどこそ、とがんばってみた。
また「よめました」と。絶対にはずすと思ったが、みごと、当てられた。
メンタリストという人がテレビに出て人を驚かせているけど、まさにこれだ。
人が人のつくったロボットに牛耳られる日は遠くない。
これ、サモワールと言っていいのだろうか。下の容器は、湯を沸かす機能はない。
上には小さな湯を注ぐ容器。つまり、給湯器の二階建て。
サモワールを模したおしゃれ陶器ということか。金彩も施してあり、かなり華麗な陶器。
ロシア陶器、ロシア雑貨の紹介も、残り少なくなってきた。
そして、合唱の練習も、明後日の本番で終わる。ひとつの区切りが見えてきた。
区切りは、名残惜しかったり、さっぱりしたり、不安になったりする。
区切りから、新しい何かが発生するかもしれない。
誕生日、卒業式、正月も区切り。記念日ともいえる。
自分の誕生日は、人に祝ってもらうのもいいけど、人に感謝するというのもあり。
自分の１年を振り返るということになる。記念日とはそんなものかも。
法事もそれだ。日数や年数でいくつもの区切りをつける。
観念的なこの記念日行事。楽に生きるために活用したい。
今日と明日はフルメンバーでの練習。オーケストラの音量が加わると、一段と迫力が増す。
合唱の存在がどんどん小さくなるような気がする。
ま、しょせん合唱はボリュームを足すようなもの。おじゃましないようにしなくちゃ。
おじゃましないためには、ヘンな音を出さないことが大切。
立つタイミングにも緊張する。ソリストの声の間にスッと立つ。
合唱全体が同じ動きをするので、最前列はとっても緊張するのだ。
それにしても、ソリストはすごい。ひとりでもオーケストラの音量に負けない。
性格に、美しく、ボリュームたっぷりの声を披露するのはなかなか。
合唱はソリストの後ろなので、歌っている様子が見られないのはちょっと残念。
楽器の人も後ろ姿。ティンパニーの人、打面を拭きながら演奏していた。
後ろから見るオーケストラも面白い。
大雨のなか、４日後の公演に備えて、今日からリハーサルが３日続く。
共演のソリスト8名が参加しての練習で、わくわくした。
主役のエリヤを演ずるのは、キュウ・ウォン・ハン。迫力の声を聞けて、楽しみが増した。
明日からはオーケストラとの練習。贅沢な時間が続く。いよいよって感じになってきた。
本番は、遠くから来てくださる方々も多い。
雨、少し加減してくれないかなぁ。てるてる坊主、いるかも。