心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

初対面でお気に入り

2021-04-30 23:13:00 | 日記

灯台草に似て、葉の様子が違う。

狭い植え込みに緑色が充実している。葉も花も元気。

ユーフォルビアの一種らしい。

こんなに大きくなるのか。いいなー。

白や緑の植物は気持ちを安らげでくれる。

自分のテリトリーにもこれを入れてみたくなった。

現在、療養中のテーブルヤシの植え替えを考えている。

自粛期間中に動くわけにはいかない。

この感染症が落ち着いたら、この緑君をぜひお迎えしようと思う。

待っててくれよ。


何してんだろう ?

2021-04-29 23:51:48 | 日記

ベランダから外を見てびっくりした。

いつもは鳥と目が合うくらいなのに、近くに人間がいる。

電柱に登って、二人で何やらやってる。ずいぶん細かな仕事と見る。

見てるこっちが怖い。感電しないでよ。

足場をくっつけるんだね。作業用具はその袋に入れるのか。

落ちたら大変なことになるからね。

しばらくこの作業を見ていたけれど、大きな変化はない。

見てるとヒヤヒヤするので室内の仕事に戻った。

この作業、2日続いた。

何気ない日常は、こうした作業に支えられてるって実感。

無事終わっても、また次にどこかでこれしてるんだろな。

その遥か上をスイスイと飛ぶ鳩やカラス、すごいよ。


薔薇の思い出

2021-04-28 23:09:13 | 日記

薔薇が綺麗な季節になってきた。

薔薇は特別な花。そしていろんな思い出につながる花。

子供の頃、薔薇の花を描くことが苦手だった。

花びらのうねうねがうまく描けない。重なりも難しい。

少し大きくなって、花びらを描かなくていいと気づいた。

茎と花芯をきっちり描けば、花びらは自然に見えると気づいた。

大人になって、あの香りをどう描こうかと迷い始めた。

しばらく、薔薇を描かなくなっていた。

そんな頃、展覧会場に薔薇の花束を抱えた人が来た。

真っ白な大輪の薔薇がとっても美しかった。

「絵の邪魔にならないように白にしました」と渡された。

ドキマギした。

もはやこの純白に絵は負けていると思えたから。

会期中、その花は咲き続けた。で、負け続けた。

あれからしばらくして、少しだけ薔薇を描くようになった。

開き直りかもしれない。

花にさわればふわり、顔を近づければふうわり。

これ以上のものを描こうとしたことを後悔したのだ。

以来、尊敬の念を持って、愛情を持って描くようになった。

ただ、ただ 素直になればいい。それしかないと悟った。


イカ墨のインク

2021-04-27 23:16:26 | 美術

ぺん用に持っていたセピアインク。

万年筆より使い方が難しいので、しばらく使っていなかった。

ちょっと気持ちにゆとりができたのか、筆で使う気になった。

イカ墨を顔料として使うようになったのは古代ギリシャまで遡る。

色あせしないけど、初めっから色あせの風合い。

いずれ、作品を紹介したいと思っている。

このインクを見ながら、イカ焼きを食べた。

冗談みたいな話だけど、コレ ホント。

だからと言って、イカの絵は描かないよ。アシカラズ。


初夏の息吹

2021-04-26 22:26:04 | 日記

銀杏の新芽が勢いよく伸びている。春というよりもう初夏。

家に閉じこもったまま一年以上。こちらは芽吹きも息吹もないな。

ほぼ諦めの息吹かも。

いつかがあると思えば「充電期間」なんてことも言えるのにな。

とはいえ 静かに生きているといいこともある。

歩速がゆっくりになって見えてきたものもたくさんある。

今まで身近に出回らなかったものに出会える。

高級食材はそのひとつ。

こんなん 今まで誰がどこで食べてた ? ってのが姿を現した。

ちょっと頑張れば手に入るようになった。

知らなかったものに出会えるのは楽しい。

ただ生きてるだけということをしばし忘れさせてくれる。

痛みもなく 美味しいものが食べられるなら 悪くはないか。

諦めてないで、自前の息吹でも出してみるか。

地味ーな息吹けどね。