心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

ささのはさ〜らさら

2023-06-30 22:26:20 | 日記

激しく打ち付ける雨が上がった隙に外へ出た。

とんでもない蒸し暑さ。体が嫌がってる。

皐月の植え込みにニョキニョキ新芽を出したのは笹の葉。

雨粒をたっぷり乗せて、両手を大きく開くように伸びている。

「ささのはさ〜らさら」と 音と言葉が脳裏に浮かぶ。

そうか、明日はもう七月。七夕が近いんだ。

歌詞は「のきばにゆれる」と続く。

軒のない家も増えた。まして笹の葉が揺れる軒端なんてそうはない。

歌詞はさらに「お星さまきらきら金銀砂子」と続く。

「きんぎんすなご」の意味を知らないで歌っていた。

今は金箔銀箔の微粉とわかる。日本画の画材。

空の星がそんな風に見えたんだろうね。

東京にはそんな空はない。

笹の葉の揺れる軒も砂子のような星空もない。

それでも笹の葉を見ると歌詞が浮かび、天の川を微かに思い出す。

音楽って、体の真ん中に残っているもんなんだね。


足が届かない

2023-06-29 22:58:10 | 日記

シチリア料理は良かったけど、自分の足の長さに問題が・・・

こういう椅子ってよくあるけど、誰のサイズ ? っていつも思う。

自分の足の短さを自慢するつもりじやないけれど、結構しんどい。

まず乗るにの一苦労。よっこいしょ、バランスをとりながら座る。

乗ったはいいけど足つかないからずっと緊張してなきゃなんない。

いつも悔しい思いしてるよ。足の長い人にはわかんないだろうね。

美味しく食べるには椅子の座り心地も大事だと思うなー。


銀座の柳

2023-06-28 23:34:31 | 日記

シチリア島の料理が食べられるというこの店。

火屋は島のタイルを使ってるのかな。

その向こうに、銀座の柳が見える。柳の新芽は形が面白い。

銀座のシチリア、それも面白い。

柳の新芽が微かに揺れるのを見ながらシチリアの風を思い浮かべる。

シチリア島はアフリカとヨーロッパの間にあって、温暖で海産物に恵まれている。

歴史は古く、各国の支配を受け、近年はマフィアの島という時期もあったように思う。

銀座の方は徳川幕府の頃が始まりか。

自分にはどちらも小洒落た浮島のような印象。

シチリアには行ったことないけどね。


やっと銀座でお茶したよ

2023-06-27 23:54:02 | 日記

コロナ前と著しい変化はない。

違うのは、入り口に消毒液があることと、マスク用の袋を渡されたことくらい。

銀座の大通りが見える席に座って、いつも通りのコーヒー。

なんだろう。

これだけのことなのに 感慨深い。平和を実感している。

ロシアのこと、震災のことを思うと、いつまでも 今が続くとは限らない。

実際、自分の身の回りも少しずつ確実に変化が起きている。

ひとときの安寧、しっかり味わってみた。


歌舞伎座

2023-06-26 22:18:16 | 日記

夜の歌舞伎座。提灯の照明がきれい。

歌舞伎座が新しくなって、もう10年経つのか。早いなあ。

新しくなって訪れたのは一度だけ。前を通ることは多いけど。

数年前、歌舞伎に誘ってくれていた友人が外出できなくなった。

それからコロナ騒動で、会雨事もなくなり、しばらく連絡もない。

街に人通りが戻ったのを見ると、いろいろ思い出す。

時代は移る。実感してる。