心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

早朝の「月の入り」

2018-08-31 22:02:25 | 日記

朝、5時過ぎの西空に満月が沈もうとしていた。日の入りならぬ月の入り。

与謝蕪村の「菜の花や 月は東に 日は西に」を思い出した。

それにならえば「日は東 西に満月 天の原」とでもうたおうか。

 朝まで起きていると、朝日とともに寝ることになる。

そんな暮らしを続けていると、日にちの観念が薄くなる。

それでも数えているのは、書いたブログの数。明日で1年続くことになる。

とにかく1年続けようと思ったので、満願成就も目前。

数年前のこと、暮らしをがらりと変えるようなできごとがたて続けに起きた。

天下御免の楽天家でもさすがに辛かった。

フラメンコ、合唱、本作り・・・手当り次第とびついた。考える時間をもたないようにした。

ブログもそのひとつだった。ところがこれは考える時間を増やすばかり。

それでもなんとか続いた。よかったと思う。考えないで生きることなんて所詮無理だったから。

読んで下さる方への感謝は尽きない。(大声で)「 あ・り・が・と・う 」

(小声で)「もう少しがんばります」


苦肉の策

2018-08-30 23:08:34 | 日記

 

 ペットとの暮らしは魅力的。最近は猫に負けているらしいけど犬人気は健在。

犬は散歩で縄張りを主張する。人を困らせるつもりはないけど人は困る。

で、こうしてみたということか。確かに飼い主の責任だ。

最近はペットボトルの水を後始末に使ってるのをよく見る。

でも、植え込みの中に水をかけることはするのだろうか。

マンション玄関の植え込みは欲しいし・・・悩ましい。

犬の飼える広い庭が欲しいと思ったこともある。未だ叶わず。

愛犬との共生は永遠のテーマか。猫ブームに納得。 


休憩の名残か

2018-08-29 23:18:39 | 日記

 透明人間が階段に今、座っているみたい。ビニールをたたんで座布団にして。

立ち入り禁止を示す黒と黄のポールと紅いスコーン。工事の途中か。

この建物で修理か工事をしている人が、休憩場所にしているのだろう。

飲みかけのペットボトルと小道具も置いたまま。

休憩中に急用ができたのかもしれない。すぐ戻ってくるにちがいない。

階段の後ろには臨時の喫煙場所もある。妄想がむくむくとわいてくる。

そこに人がいれば気にならないことが、いないことで気になってしまう。

気配のなかに主人公を想像し、あれこれめぐらせて楽しむ。いつものくせが出てしまった。

こんな場面に出会うたびに、いない人を存在させたくなる。

子供の頃、探偵小説が大好きだった。すれ違う人の職業を見抜く観察眼に憧れた。

落とし物をみつけては、いわれのあるものと思いたがった。

いくつになっても人って変われないな。


おいしそうな標識

2018-08-28 22:46:29 | 日記

歩いていたら、とってもおいしそうなハンバーガーが目にはいった。

でも、手前に小学生の姿。知ってる。通学路の道路標識。

まるでハンバーガーに付いてるかざりみたい。

たねを明かせば、ハンバーガー屋さんの壁にどでかい写真があるということ。

こんなにおいしそうなリアルな巨大写真の前にあると、標識はとても見にくい。

はじめは店の横の道を入ったところに通学路の標識が立ててあったのだろう。

その後、店の壁に巨大な写真が貼られたのだと思った。

自動車にのっていてこの標識を認識するのは困難。難しい事実に直面した気分。

こうした問題はあちこちでありそう。どうしたらいいのやら・・・


ポスター「防火に心して家族楽しく」

2018-08-27 23:58:39 | 美術

昨日紹介した写真は80年前のものだった。これは73年前のポスター。消防博物館にある。

終戦直後、GHQの指示で「火災予防週間」を設定した時のものだという。

気になるのは、「家族」のモデルがアメリカ人ってこと。家族を守っている手は父 ?

そして、「防火に心して」はなかなかの文語調。

作者はどんな気持ちでこのポスターを描いたのだろう。

アメリカの見本があったのかもしれない。

日本語を使っているのだから、日本人に向けたものだと思うのだけど。