![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/2f/9bae847209b546f867d4d16cc17c5788.jpg)
オーチャードの並木が先月から赤と白の水玉模様になっていま
す。これは今シンガポールで行われている現代アートの祭典の
シンガポール・ビエンナーレ2006のパフォーマンスの一つで、
れっきとした芸術作品なのです。しかもこの作者は、日本人の
前衛アーティストの草間彌生さんなのです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
草間彌生(くさまやよい)さんは1929年生まれのアーティスト
で、彫刻家、画家、小説家でもあります。私は全然知らなかっ
たのですが、日本だけでなく世界でもいろんな賞を受賞してい
るすごい人なんですね。写真家荒木経惟とのフォト・コラボ
レーションや、作家村上龍原作監督の映画「トパーズ」へも
出演、ミュージシャンピーター・ガブリエル、ファッション・
デザイナー三宅一生とのコラボレーションなど、美術以外でも
多彩に活躍しているとのこと。すご~い。
10歳の頃から、水玉と網模様をモチーフに絵を描き始め、水彩、
パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作とのことで
この水玉模様は、草間さんの人生のテーマなのですね。
草間さんは、水玉模様に関して次のように語っています。
「クサマ・ハプニング」のトレード・マークの水玉模様。
赤や緑や黄の水玉模様は地球のマルでも太陽の
マルでも月のマルでもいい。形式や意味づけは
どうでもいいのである。人体に水玉模様をえがく
ことによって、その人は自己を消滅し、宇宙の
自然にかえるのだ。
これは彼女の自伝の中の言葉です。
オーチャードの木々は、木としての存在を消滅し、宇宙の
自然へとかえるということなのですね。たしかに、このオー
チャードの景色は、おとぎ話の世界というか、何だか不思議
な宇宙空間になっています。
これって、説明を聞かないとわかりませんね。何も知らない
で、たまたまこれを見る日本人の旅行者のみなさんは、シン
ガポールのオーチャードっていつもこんな水玉と思ってしま
うかもしれないのですが、これは特別なことなのですよ。
日本人でこんなすごいことができる人がいるのは、同じ日本
人としてはちょっと誇りです。今、シンガポールのビエンナー
レでは、草間さん以外に、原高史さん、松影博之さん、
などの日本人アーティストも参加しているようです。ちなみ
今、シンガポールのシティーホールの建物の窓がピンクに
なっていますが、これは原高史さんのアートなのです。
いろんな人がいろんなところで活躍しているのですね。
す。これは今シンガポールで行われている現代アートの祭典の
シンガポール・ビエンナーレ2006のパフォーマンスの一つで、
れっきとした芸術作品なのです。しかもこの作者は、日本人の
前衛アーティストの草間彌生さんなのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
草間彌生(くさまやよい)さんは1929年生まれのアーティスト
で、彫刻家、画家、小説家でもあります。私は全然知らなかっ
たのですが、日本だけでなく世界でもいろんな賞を受賞してい
るすごい人なんですね。写真家荒木経惟とのフォト・コラボ
レーションや、作家村上龍原作監督の映画「トパーズ」へも
出演、ミュージシャンピーター・ガブリエル、ファッション・
デザイナー三宅一生とのコラボレーションなど、美術以外でも
多彩に活躍しているとのこと。すご~い。
10歳の頃から、水玉と網模様をモチーフに絵を描き始め、水彩、
パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作とのことで
この水玉模様は、草間さんの人生のテーマなのですね。
草間さんは、水玉模様に関して次のように語っています。
「クサマ・ハプニング」のトレード・マークの水玉模様。
赤や緑や黄の水玉模様は地球のマルでも太陽の
マルでも月のマルでもいい。形式や意味づけは
どうでもいいのである。人体に水玉模様をえがく
ことによって、その人は自己を消滅し、宇宙の
自然にかえるのだ。
これは彼女の自伝の中の言葉です。
オーチャードの木々は、木としての存在を消滅し、宇宙の
自然へとかえるということなのですね。たしかに、このオー
チャードの景色は、おとぎ話の世界というか、何だか不思議
な宇宙空間になっています。
これって、説明を聞かないとわかりませんね。何も知らない
で、たまたまこれを見る日本人の旅行者のみなさんは、シン
ガポールのオーチャードっていつもこんな水玉と思ってしま
うかもしれないのですが、これは特別なことなのですよ。
日本人でこんなすごいことができる人がいるのは、同じ日本
人としてはちょっと誇りです。今、シンガポールのビエンナー
レでは、草間さん以外に、原高史さん、松影博之さん、
などの日本人アーティストも参加しているようです。ちなみ
今、シンガポールのシティーホールの建物の窓がピンクに
なっていますが、これは原高史さんのアートなのです。
いろんな人がいろんなところで活躍しているのですね。