南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

マグロが翔んだ日

2006-10-17 02:04:31 | Weblog
渡辺真知子さんのヒット曲に『かもめが翔んだ日』という曲が
あります。南マグロの漁獲量制限のニュースを聞きながら、
マグロのことを考えていたら、こんなタイトルになってしまい
ました。本当にマグロが空を飛んだのかと早合点された方、
申し訳ない、そういう奇想天外な話しではありませんのであし
からず。

渡辺真知子さんのことが出たついでに、思い出したのですが、
私が今の会社にアルバイトに来る際に面接がありまして (こ
れは今から20数年前の話しですけど)、その時に面接した人
が、「芸能人で好きなタレントは?」という質問をしてきま
した。その時たまたま気に入っていたのが渡辺真知子さんだっ
たので、とっさに「わ、わたなべまちこ、です」と答えたの
を記憶しています。その時の面接官は、え、何でそんなのが
いいの、みたいなきょとんとした反応をしていたような気が
します。

1977年に『迷い道』でデビューした彼女の二枚目が、『かもめ
が翔んだ日』で、その次が『ブルー』でした。この人、1956年
生まれということですから、私とほとんど年代が同じなのです
ね。ということは50を超えたということ?まだがんばっておら
れるのでしょうか?

ニュースを見ていたら、南マグロの日本の漁獲量割当が半分に
減らさるとか言っていたので、こりゃ大変だと思ったのですが、
南マグロというのは、日本で消費されているマグロの数%なの
で、日本のマグロ全体が半減するということではないのですね。
でも、まあマグロの値段が上がったりとか、いろんな影響が出
そうな感じで心配なことであります。

私はシンガポールに住んでいるので、日本にいる人は、「そち
らは南マグロの海域に近いので、南マグロが思う存分食べられる」
と誤解している皆さん、こっちの寿司屋とかに来る刺身、トロは、
日本の築地経由で来るんですから、残念!(ところであのギター
侍は最近どうしてるのかなあ名前も忘れてしまったが、
切腹!)

日本の皆さん、誤解しているかもしれないのですが、シンガ
ポールは360度海に囲まれているので、さぞ水産物に恵まれて
いると思うかもしれません。でも水産物は、ほぼすべて輸入
です。だいたいシンガポールには漁師さんという職業や、
お百姓さんという職業はほとんどいません。マグロ漁船がシン
ガポールの港を経由することはあるみたいですが、築地のよう
な魚市場はありません。

刺身に使うような高級魚は、日本から冷凍で運ばれてきます。
それも飛行機で。だから、マグロが空を飛ぶというのは、なま
じ嘘じゃありませんですね。

シンガポールにも回転寿司屋がいっぱいありますが、シンガポー
ルでの人気ネタは、サーモンです。サーモンは漁獲量制限の心配
がないのでよいですが、マグロの未来はどうなることでしょう。
ああ、またトロが食べたい。