南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

香港に戻ってきたら旧正月

2009-01-29 22:22:23 | HONG KONG
この水曜日に香港に戻ってきました。成田発香港行きのキャセイ
便はオーバーブッキングとかで、台北経由でしたがビジネスクラ
スにアップグレードされました。おかげでディナーが2回も!
しかも座席は快適でした。でもせっかくのビジネスクラスなのに
台北香港間はわずか1時間ちょっと、もうちょっと長く乗って
いたかったなあ。

香港に到着したら9時ちょっと過ぎ。香港は旧正月のまだまっ
最中。さてここでコンドミニアムに戻るのですが、問題は、
コンドミニアムのセキュリティスタッフらにお年玉を渡すと
いう儀式があるということ。去年は今日正月の間、ずっと香港
にいたので、この儀式を徹底的に経験しました。今年は旧正月
の途中に戻ってくるのでどんなもんかとちょっと心配でした。
コンドミニアムに戻る前に、ポケットに20ドル札の入った赤い
袋を20個くらい用意していました。こちらです。



これは、旧正月前に、会社の秘書のジュディーさんに会社の
近所の文房具屋で買っておいてもらったものでした。いろんな
デザインがあるのですが、このデザイン、福の文字がキラキラ
していて豪華でいい感じです。

タクシーでコンドミニアムに到着すると、早速玄関に二人おり
ました。いつもは二階にいる片言日本語のおじさんがニコニコ
顔で挨拶をしています。こりゃコテコテの旧正月の雰囲気だな
と思いながら、ポケットから赤い袋を取り出して、「ハッピー
ニューイヤー!」と言って渡しました。その実に嬉しそうな顔。
スタッフの皆さん何か本当に春が来たかのような笑顔です。

五階のエレベーターホールに上がるとまたそこに新たな3人が。
ひとりひとりに赤い袋を渡します。そこにはみな20ドルが入っ
ています。20ドルというと今は円高なので2百2~30円とい
うくらいの金額です。正直いうと相場がよくわかりません。
秘書に聞いたら、10ドルだと少なすぎるし、20ドルくらいが
いいのではと去年聞いていたのでそうしているだけです。
このコンドミニアムのスタッフは全部あわせると20人くらいは
いるので、まとめるとちょっとした額になります。と言っても、
まあたいしたことはないのですけど。

こういうのあまり慣れていないので、渡すタイミングとか
なかなか不安です。また、どの人に渡して、どの人に渡してい
ないのかよくわからなくなってしまいます。そう思うと、一日
に何度か外に出たり戻ったりして、一度に全員に会ってしまっ
たほうが楽だなあという気がします。渡しもれしている人が
いたら大変だなあと思うのですが、すでによくわからなくなっ
てきています。たぶん向こうからハッピーニューイヤーと言っ
きてくれたら正月以降初対面ということだろうなと思うのです
が、何かこういうのが大変です。

会社に行けば、社員にもお年玉を渡します。社員には奮発して
払います。と言ってもローカルスタッフは二人だけなのでまだ
楽です。一人の社員は、まだ休暇中なので、お年玉を渡したの
は今日は一人だけでした。

オフィスのビルのロビーは奇麗に飾り付けされていました。



このオフィスビルは、下の4フロアはショッピングセンター
になっていて、レストランや喫茶店もいくつか入っている
のですが、一昨年改装してから実によくイベントをしていま
す。クリスマスや旧正月などのときは実に奇麗な飾り付けを
します。今回の旧正月前も、このロビーでいろいろなイベン
トをしてくれています。スタッフも楽しそう。何かとっても
いいビルにオフィスを借りてよかったなあと思っています。

昼過ぎにちょっと通ったら、ビルの案内の女性が、ちょうど
そこでやっていた龍の髭のキャンディという名のお菓子の
デモのあまりのキャンディを、これ持って行ってとくれま
した。上の写真で白いを来てマスクをしている人がその場で
作って配っていました。昼休みが終わったのでもう列もなく
なっていましたが。



これがそれです。飴の材料を細く細く、紐のように糸のように
のばしていってまるで繭のような状態にします。飴なのですが、
その見かけが繭っぽくてとても不思議な感じです。以前、屋台
とかで見たことがありました。シンガポールで10年以上前に
見て珍しくて食べたことがあります。久々の味覚でした。

これの名前は龍髭糖というんだそうですね。ジュディーさんは
発音は知っていたのですが、髭の字が書けないと言っていまし
た。という自分も書けないですけど。パソコンがなければもう
ややこしい漢字は書けません。

そんなこんなで旧正月が過ぎていきます。