南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

シンガポールの結婚式

2007-11-19 02:54:59 | シンガポール
今週末はシンガポールに来ていました。うちのシンガポールの
オフィスの従業員の結婚式が今日ありました。上の写真の新郎の
ほうが、従業員なのですが、私が2年前に面接をした人間です。
相手はもとシンガポール航空のスチュワーデス。で、もっと
びっくりしたのは、彼の母親が、実はシンガポールの女優で、
今でもテレビにたまに出演しているという有名人。名前は忘れ
ましたが、痩せたオリーブオイルのような人でした。

お母さんが女優だったなんてことは今日の今日まで知りません
でした。そういえばどおりで、彼はすごい車に乗っているし、
持っている財布や、靴なんかもリッチな感じがしていました。

そのお母さんの関係で、500人くらい来ている客の中にはテレビ
で活躍しているタレントの姿がちらほら。私にはわからないの
が多かったのですが、余興でコメディアンのマーク・リーが
登場したときは感動しました。

マーク・リーというのはシンガポールでもトップクラスの
コメディアンで、テレビ番組でしょっちゅう見た事がありま
した。そんな人をこういう場で見られるとは思ってもみません
でした。でもシンガポールの有名人はなんか身近な感じです。

しかしまあシンガポールの結婚式は、たらたらと長い。結局、
7時から会場で行ったのですが、終わったのは11時過ぎ。
4時間以上です。大したプログラムもなくだらだらと間延び
したような宴会でしたが、食べ物もおいしく、雰囲気はエレ
ガントでした。

会場はスコッツ通りのグランドハイアットの宴会場ですが、
ホテル側の対応は非常にすばらしいと思いました。客は500
人もるので、ウェイトレスやウィエターは50人以上いました。
最初の料理の出し方が、整然とした儀式的な感じで、とても
統制がとれていて、こういうの初めてみました。かなり練習
をしているのでしょうが、きちんとしているのはかなり好感
がもてました。これこそプロフェッショナルという感じです。

というわけで、月曜日の夜にはもう香港に戻るのですが、
ひさびさのシンガポールでした。最後に、オーチャードの
クリスマスの飾り付けの写真をどうぞ。

3週間ぶりのシンガポール

2007-08-23 01:03:56 | シンガポール
3週間ぶりのシンガポールです。先月まではシンガポールの
住人だったのですが、今回は出張者としてシンガポールに来
ました。宿泊先はこの上の写真のホテル81。チャイナタウン
のど真ん中の交差点にあります。仕事の出張なのですが、
このロケーションはかなり観光客気分です。

この交差点の手前はチャイナタウンポイント。そして道路の
右側は中国物産で有名な裕華(ユーファ)。旧正月の頃は、
このあたりは華やかなイルミネーションで一番にぎやかに
なるところです。

ホテル81(www.hotel81.com.sg)は、シンガポールの格安
ホテルチェーンなのですが、このチャイナタウンの建物は
ちょっと奇麗。外から見ると、水色とホワイトの色使いが
まるでウェジウッドの飾り物のよう。ちょっとお洒落な雰
囲気です。

部屋は小さくて、表通りに面しているので、外の音がうるさい
ですが、町のどまんなかにいる感じで、こういうのも悪くない
です。異国の町のホテルに泊まっているという雰囲気がなか
なかよいです。

部屋の設備は、ちょっとゆったりめのベッドはこぎれいで
寝心地はいいし、テレビはシャープのAQUOS。バスルームは
シャワーしかないけれど、まあ実用的にはこれで困らない。
贅沢な雰囲気はないですが、なんか落ち着きます。

これは仕事の出張で泊まるようなホテルではないのですが、
何故このホテルにしたかと言うと、他のホテルがいっぱいで、
300ドル以上の部屋しか空いていなかったからです。日本円
にすると2万数千円ですが、シンガポールだと300ドルと
いったらすごく高い感じです。ちなみにこのホテルは130ドル
くらいでした。名前からすると81ドルで泊まれるのかという
気もするのですが、最近はシンガポールのホテルも高くなっ
ていているようですね。

日本に行くときはよく東横インに泊まるのですが、一万円
以下で泊まれて、設備もすごくいいなと思っています。あれ
くらいのホテルがシンガポールや香港にもあるといいなと
思っているのですが、なかなかないですね。

今の自分は、シンガポールでは異邦人。ついこの間まで、
この道路を自分で運転して走っていたのが信じられません。
自分がその国の住人であるのかどうかによって風景が違って
見えるというのは驚きです。

My Wifeもそんなことを言っていました。シンガポール
は観光客としてではなく、住人として居るのが一番いい。
たしかにそうなのかもしれません。

今日、久々にシンガポールの会社に出社してきました。8人
いる現地社員の人たちはみんな元気に仕事をしていました。
午前中は、インドの新聞社の人が訪問してきました。来客が
多いと活気がでます。香港の会社もそのようにしないといけ
ないなと思いました。

今、ホテルの部屋で、テレビを見ていたら、安倍首相がインド
を訪問したニュースをたびたびやっていて、またなんと、
安倍首相自らが出演して、日本のよさを英語で説明している
テレビコマーシャルをやっているではありませんか。
Yokoso Japanのロゴが出ていましたので、日本への観光客
誘致のためのビジット・ジャパンキャンペーンですね。

これをシンガポールの人が見たらどんな気持なんでしょうね。
一国の首相が、自ら自分の国は美しいので来てください、
と明るくアピールしているのは、なんだか牧歌的で呑気な
雰囲気がしてしまいます。安倍さん、そんなこと言ってる
場合ではないでしょう、と思わずつっこみを入れたくなって
しまいます。ではまた。

日本のカヤトースト

2007-08-18 19:16:50 | シンガポール
今、東京の豊洲ららぽーとの中にあるインターネットカフェ
にいてアクセスしていますが、今日の画像は、以前シンガ
ポールで撮影したヤクンのカヤトーストの写真です。

この豊洲ララポートでは偶然、屋外スペースで、シンガポー
ルフェアをやっています。シンガポールの食事の屋台だとか
シンガポールを代表するビールであるタイガービールのブース
なんかもあるのですが、こういうところで見るシンガポールは
なんとなく違和感があります。

昨日ここに来たときには、PRイベントも行われていたのですが、
知っている人が一人もいないというのは寂しいものでした。
つい先日までシンガポールに住んでいたというのに、ここでは
まったくの部外者です。

ミニマーライオンの飾りのある屋外ステージではイベントが
行われていて、シンガポールからなんとかいうボーカルグループ
が来て歌うというのですが、そんなグループ、全然知りません
でした。シンガポールで有名な歌手といえば、ディック・リー。
彼にはインドで行われたイベントでピアノの弾き語りで歌うのを
見たことがありますが、インドでは全く無名で、ちょっとしらけ
た雰囲気だったのが残念です。彼はおそらく、日本では本国の
シンガポール以上に評価されています。

以前もご紹介しましたが、豊洲のららぽーとには、シンガポール
のヤクン・カヤトーストの日本一号店があります。というか日本
にほ店舗はまだ一つだけだと思いますが。

カヤトーストとは、ココナッツや何かからできたカヤジャムと
いう甘いジャムを塗ったトーストなのですが、ヤクンという
チェーン店はシンガポールだけでなく、近隣諸国でも急激に
店舗数を広げており、日本に進出した場所が豊洲だったのです。

My Wifeは、シンガポールの本場のものも、この豊洲の
ものも両方とも経験しているのですが、彼女によれば、やっぱり
本国のものにはかなわないということでした。私は豊洲のものは
食していませんが、シンガポールでは時々食べておりました。
せっかくのシンガポールのカヤトーストの思いでを、この豊洲で
崩されてもこまるので、食べないでいます。豊洲のお店には
申し訳ないですが、やはりカヤトーストはシンガポールで食べて
こそ意味があるような気がします。

明日の日曜日に香港に戻り、来週の火曜日にはシンガポールに行
きます。そこで本場のカヤトーストをまた食べようかな?

シンガポールの道路の黄色と赤の線の謎

2007-04-02 01:55:54 | シンガポール
シンガポールのバスレーンのルールが、4月1日からちょっと
変更になりました。この上の写真は、シンガポールのラッフルズ
ホテルの横を通るブラス・バサー・ロード(Bras Basah Road)
ですが、黄色い線と平行して、見慣れぬ赤い線が引かれている
のがお分かりになるでしょう。一体これは何の印なんでしょう。

たまたま数週間前に、私のところにLand Transport Authority
(陸運局)から送られてきたパンフレットを私は見ていました
ので、それが何なのかが分かったのですが、おそらくほとんど
の人がこれが何なのかわからないと思います。この赤い線だけ
でなく、路肩の黄色の二重線、さらには、この写真にはないの
ですが、ところどころで見かける路肩のギザギザの線など、
シンガポールの道路にはわけのわからない線が、やたらと
たくさん描かれています。

シンガポールには以前から(1974年から)、バスレーンという
のがありました。シンガポールは日本と同じ左側通行で、バス
は、道の左側を走りますが、バスの運行をスムーズにさせるた
め、一番左側の車線を、バス優先車線としていました。

これは平日の朝の通勤時間帯(7時半から9時半まで)と夕方
のラッシュアワータイム(4時半から7時まで)の間は、普通
車両がバスレーンの走行を制限していました。また土曜日も
朝は平日と同じ時間帯、そして帰宅時の11時30分から2時まで
の間がバスレーンの有効時間とされていました。

バスレーンの目印は、黄色の二重線。上の写真の一番左側の
路肩の黄色の二重線は、これはまた別の印で、駐停車しては
いけないという意味です。

それが、この4月1日から、平日の夕方の時間帯が、5時から
8時までと変更になり、土曜日のバスレーンの制約はなくなり
ました。土曜日も営業している会社は少なくなりましたからね。
さらに、新しく変わったのは、FULL-DAY BUS LANEというのが
設定されたのです。

月曜から土曜日まで、午前7時半から夕方8時まで、この車線
はバス専用車線となります。それを示すのが、この上の写真の
赤と黄色の線。これが適用される道路は、オーチャード・ロー
ド、ユートンセン・ストリート、ビクトリア・ストリート、
サマーセット・ロード、ヒル・ストリート、そしてこの上の写真
のブラス・バサー・ロードです。

上の写真のように、一部点線になっている部分がありますが、
これは、手前から左折して入ってくる車や、またこの道から
左折する際に瞬間的に左車線に入らざるをえず、それが可能な
区間ということで、点線になっているのですが、これを厳密に
守ろうとすると、左車線に曲がる車が並んでいると、そこでは
左に曲がれなくなってしまいます。

これ違反した場合、どうなるのかというと、罰金が130ドル(約
1万円)で、免許証の減点はとくにないのだとか。これは徹底し
て、取り締まってほしい気がします。でないと、ルールが徹底し
ないでしょうからね。

私は、ここ2年ちょっとシンガポールで、車で通勤しているので
すが、バスレーンに一時停車している車とか、タクシーとかを
よく見かけます。そうなると、バスはそれを追い越さなければな
らず、バスの運転手の立場からすると大変迷惑なことなのです。
そういうのを見るたびに、こういう勝手なドライバーをどんどん
取り締まってほしいなあと思っておりました。

バスレーンで、タクシーを止める人も多いです。またバスレーン
でタクシーを降りる人もいます。交通局のパンフレットでは、
バスレーン内では、決して、客を拾ったり、降ろしたりしては
ならないと言っています。しかし、それを知らないであろう一般
歩行者は、手をあげても、タクシーが何故とまらないのか、乗車
拒否が多すぎると文句を言う人も増えるのでしょう。

観光客の人は、シンガポールの交通ルールはほとんど知らないの
で、バスレーンだけでなくても、こんなところで絶対停まれない
だろうと思うようなところで、タクシーを拾おうとしている人た
ちをたまにみます。街中では各所にタクシースタンドがあります
ので、そこから乗るのが基本です。

シンガポールの道路の路面上の表示はいろいろあるので、英語で
すが、こちらをご覧ください。
→ Singapore Road Safety

シンガポールのメイドカフェにおけるカルチャーチョック

2007-03-26 21:46:32 | シンガポール
これは昨年の12月16日、シンガポールに初めてできたメイド
カフェでの写真です。このお店の話を聞いたのが、昨年の暮れ
の商工会議所の集まりでのこと。それ以来、実際に訪れる機会
はなかったのですが、ついに先週、お客さんと近くのレスト
ランで食事をした後、ちょっと覗いてみましょうということに
なり、訪れることになったのです。

まずお断りしておきますが(このブログを私の妻が見ている
ので)、私がこのような店の常連であると疑われてしまうかも
しれないのですが、そういうことはありません。このお店が
生まれて初めての経験になります。しかし、そうふうに弁解
するまでもなく、この店は、ごく普通の喫茶店なんであります
けど。

お客さんと食事をしている時に、一人のお客さんがこんな話し
をしました。たまたま、家でメイドカフェの話になり、奥さんに
「あなた、そんな所に行ってるの!」と疑惑と軽蔑のまなざしで
見られたのだそうです。そのお客さんは、シンガポールに駐在し
ていて、日本のメイドカフェにも行ったことがないので、無実の
罪を着せられたような格好になったのですが、「行ったことなん
てないよ。たまたまメイドの話しをしていたらそういう話しの
流れになっただけじゃない」と苦し紛れの弁解になり、余計な
疑いをかけられてしまったのだそうです。

でも、そのお客さんも、その時、このお店に行ったので、メイド
カフェに行ったという既成事実ができてしまいました。それより
私の妻がこのブログを見たら、「なんでこの女の子はカメラの
ほうをみてこんなに愛想よく笑ってるの?なぜ?どうして?」
と疑惑の散弾銃を浴びせられるかもしれません。言っておきます
が、これはあくまでもシンガポールにもこういうめずらしい店
ができたということをお客さんに紹介したかったからであります。

日本では、メイド喫茶というものは、秋葉系の人たちのための
閉ざされた場所のようでありますが、シンガポールに唯一ある
このお店は、半分アウトドアの開かれたお店です。しかも、
ここに来ているお客さんは、ラッフルズホテルに観光で立ち寄っ
た欧米の老夫婦の観光客であったり、普通の観光地の喫茶店と
いうおもむきです。

喫茶メニューの他に、ビールなどもあり、食事もできるので、
普通の人々が、普通に立ち寄っているという感じで、日本の
メイドカフェという背景など全く理解していないお客さんが
大半なように見受けられます。欧米の老夫婦にとっては、日本
ではなく本家のオリジナルのメイドが接客しているというふう
に捉えている人もいるのかもしれません。もともとは日本の
メイドというのが欧米のメイドのモノマネなのですから。

また一方で、シンガポールでメイドと言えば、フィリピン人
メイドや、インドネシア人メイドを想像してしまうのも話を
複雑にします。日本でメイドというと、お金持ちの家で使う
使用人というイメージですが、シンガポールでは、メイドと
言えば、フィリピン人が真っ先にイメージされます。子供が
いる家庭や、共働きの家庭では、気軽にメイドを雇っています。
私のところは雇っておりませんが、駐在員でメードを雇って
いる人はかなりいます。

そういう背景があるので、メイドカフェというと、フィリピン
人メイドが接客してくれる雰囲気を想像してしまうのですが、
そういうお店に好きこのんで行く人は、まずありえないで
しょうね。一口にメイドと言っても、場所や環境が変われば、
ずいぶん意味合いも変わるものです。

店を出したほうの思いと、ここにお茶や食事をしにくるお客さん
のイメージが全くかみ合っていないようなこのお店をどのように
評価したらよいのでしょうか。お店側は、それなりの思い込みで
自己満足できているのかもしれませんし、お客さんのほうも、
ただたんに珍しいレトロな格好のウェイトレスがいるお店という
ことで何の違和感も持っていないのかもしれません。その両方の
ギャップがわかる我々日本人が一番の違和感を感じているのかも
しれませんね。

聞くところによると、このシンガポールのメイドカフェの経営
者は、16才のコスプレマニアの女性だとか。日本でメイドカフェ
を見て、これをシンガポールでも作ってみたいと思ったとか。
お店に入ると、日本語で「おかえりなさいませ、ごしゅじんさま」
みたいなことお片言で語りかけてくれるのですが、なんとなく
中途半端で、照れながらいうような感じなので、逆にこちらが
恥ずかしくなってしまいます。

私はコロナビールを頼み、他の人は、タイガービールを、また
一人のお客さんは、メイドカフェらしくいちごスムージーを
頼みました。この写真の子は、我々が飲み物を飲んで、店のこと
をいろいろ批評している間にいつの間にか私服に着替えて、
さっさと帰っていきました。

なんだかこんな場所がシンガポールにあるのは、不思議ですが、
まあそんなに長持ちはしないようにも思います。この店に限ら
ず、シンガポールでは次から次へと店が現れては消えていきま
すので。

シンガポールに旅行で来たときに、このお店に行こうと思って
きても、そのときにはなくなっているかもしれませんので
悪しからず。そういえばクレージーホースもついこの間、閉店
してしまったのですから。諸行無常です。

シンガポールの公道がF1サーキットになる日

2007-03-21 00:16:41 | シンガポール
2008年のF1の開催地候補として、シンガポールの名前があがっ
ています。先日も決定の報道があったようですが、F1会長の
エクレストン氏は、3月初旬、それを否定したとか。
「現時点で、誰ともどんな合意にも至っていない。その件につ
いては何も知らない」と語ったそうです。

シンガポール側は、かなり乗り気で、F1の開催が、観光には
非常に効果があるということで盛り上がっているのですが、
はたしてどのようになるのかはまだよくわかりません。

もしシンガポールでF1が開催されるとしても、サーキットが
あるわけではないシンガポールでは、モナコや、マカオのよう
に公道がレーシング道路となります。しかも、郊外ではなく、
市のどまんなか。以前、シンガポールの新聞に、レースの道路
地図が出ていましたが、マリーナ地区から出て、シティーホール
付近、ラッフルズホテルあたりをぐるっと回るコースとなって
おりました。

この近くは車でよく通る場所だけに、こんな身近な場所がF1
会場になるなんて、ちょっと信じられません。でもまだ決まっ
たわけじゃないですけどね。それも聞くところによると、もし
開催するとしたらナイトレース。まあ、昼間は暑くて見ている
ほうも大変ですからね。

でももしも、F1がシンガポールで開催されることになったと
して、一つ心配なのは、俺流運転で道路を我が物顔にクルーズ
するリキシャー(またはトライショー:自転車の後ろに二人乗
りの座席を引っ張っている観光用ののりもの)などが、コース
に侵入してくる危険性。まあ、F1開催となれば、道路は厳重に
警備されるのでしょうが、リキシャーを運転しているおっさん
たちは、本当にマイペース。車道をゆったりとしたスピードで
動いている彼らは車を運転する側にとっては、とても邪魔になり
ます。でもまあ憎めない存在ですけどね。

もしも、レース中に、彼らが、どっかから紛れ込み、F1カー
が徐行せざるをえない状態になってしまったら大変です。
でも考えようによっては、シンガポール名物のトライショーを
集めて、公道でレースをしたほうが面白いかもしれませんね。
ベトナムとか、マカオとか、いろんな国から強豪を呼んでも
よいかもしれません。唯一の世界選手権をシンガポールで開催
すれば、観光価値はあるかもしれません。ひょっとして、将来
それがオリンピック種目に、ということは考えられませんが、
でもそういうレースがシンガポールで開催されたら、それこそ
なんとなくシンガポールっぽくていいかもしれません。
それこそ、シンガポール観光局のテーマである『ユニークリー
シンガポール』に合致すると思うのですが。

ごぶさたをしておりました

2007-03-18 02:01:17 | シンガポール
しばしのご無沙汰でした。突然,ブログをお休みしていたので
どうしたのだろうかと疑問に思っておられた方もいるかもしれ
ませんが、無事に生きておりました。いろいろ仕事も立て込ん
でいたのですが、何となくスランプというか、ブログを書く
余裕がありませんでした。どうもすみませんでした。

といことで、土曜日の夜にこれを書いています。写真はこの間
サムイ島のホテルのスパの前にあった花の飾り付けです。すご
くキレイだったので、思わず写真を撮ってしまいました。

この間、いろいろと書こうかなと思ったテーマがありました。
どういうことを書こうかなと思っていたかということについて
書いてみたいと思います。

今月、インドネシアのスマトラ島のパダン付近で地震がありま
した。バンダアチェの大地震以降、その南の二アス島で地震が
あり、次はさらにその南のパダンだと言われていたので、本当
にその通りになってしまってびっくりでした。この地震でシン
ガポールもちょっと揺れました。昼前くらいだったらしいので
すが、シンガポールのオフィスで仕事をしていた私は全く気が
つきませんでした。かなりの人が体感していて、地震に慣れて
いないシンガポールではパニックになった人もいるとか。

レンタルDVDで『アレキサンダー大王』を見ました。巨大な
トルコから中近東、そしてインドまで攻め入った王様です。
うちの会社も、中国から、インド、中近東、トルコまでいろ
いろなプロジェクトが動いており、何だか自分もアレキサン
ダー大王のように無謀なことをやっているのではないかと思い
ました。彼は常に第一線で戦い続けました。そのリーダーシッ
プは驚嘆すべきものです。

シンガポールが観光ランキングで世界のベスト10に入って
いるというニュースを読みました。出典は忘れましたが、
世界遺産がまったくないにも関わらず、上位にランクされて
いるのはすごいことです。トップはスイスとかオーストリア
だとかでしたが、フランスは文化遺産が山ほどあるにも関わ
らず、10位以下のランクでした。香港はシンガポールより
も上でしたけれど。

シンガポールにF1レースを誘致しようという話しがあるら
しい。その後、どのようなことになっているのかはわかりま
せんが、もしこれが実現したら大変な事件ですね。コースは
街のど真ん中で、マリーナ地区のオリエンタルホテルや
マリーナスクエアの海側のあたりが、メインの場所でピット
も設けられるとか。コースは、シティーホールの前あたりの
道を使うようです。うちの会社のビルの前あたりも通るので
会社から見られるかもしれません。でも実現するのかどうか
よくわかりませんが。

NHKの『名作平積み大作戦』が今日で最終回になってしまい
ましたね。ときどき見ていて、すごく好きな番組だっただけ
に突然最終回と聞いて、びっくりでした。最後の回は、相島
一之さんが壷井栄の『二十四の瞳』のプレゼンをしましたが、
これは秀逸でした。ユリの花の弁当箱の下りは、涙ぼろぼろ
でした。司会の塚原愛さんの最後のコメントもよかったなあ。
このアナウンサーは、NHKのアナウンサーらしくない、すき
のいっぱいある(?)タイプなのですが、何だか好感の持て
る最後のコメントでした。正直言えば、こういう番組、もっ
と続けてほしいです。プレゼンの勉強にもなりますし。

今日、レンタルビデオ屋で、『華麗なる一族』を借りてきて、
第一話から第三話まで見ました。自分には縁のない世界です
が、こういう家庭環境はいやですよね。もっとささやかな幸
せを追求していったほうが自分的にはいいです。

今日は、セントパトリックデーです。アイルランドのお祭り
です。以前ニューヨークに出張で行ったときもこのお祭りの
日で一面緑色でした。シンガポールもアイリッシュバーが多
いので、どこのアイリッシュバーも緑色の装飾で、お祭り
騒ぎです。

では、とりあえず、このへんで失礼します。

ハッピー・ニュー・イヤー

2007-02-23 02:21:05 | シンガポール
先日の18日の日曜日が旧正月の元旦だったのですが、今週から
来週にかけては、正月のイベントが多く、挨拶もハッピー・
ニュー・イヤーです。たった今も、取引先の会社の新年パー
ティーがシンガポールのシャングリラホテルであったばかりで
す。300人弱の人がいたでしょうか、余興やゲームありの盛大
なパーティーでした。

旧正月パーティーの一番の目玉は、魚生(ユーシェン)です。
これは新年の定番の料理で、サラダのような、刺身のような、
ちょっと甘ったるいドレッシングの料理です。各種素材がそれ
ぞれおめでたい意味を持ったものばかりで、みんなで「ローヘ
イ!」とか、それぞれの願望とかを叫びながら、大皿の上の具
を箸で高々と持ち上げて、混ぜるという儀式をともないます。

そんなすごい美味いものではなく、毎日こんなものを食べさせ
られたらちょっとうんざりしてしまいます。とくに甘いのが
苦手な人にはかなり苦痛です。

うちの会社は昨日の水曜日から仕事初めだったのですが、昼
社員がどっかで魚生セットを買ってきて、オフィスの会議テー
ブルで、その儀式を執り行いました。にぎやかで、明るい儀式
です。

材料の重要な要素となるのは、刺身です。シンガポール人の
大好きなサーモンは必須です。この他、白身魚も入ったりして
います。サラダ部分は、人参、大根、胡瓜、キャベツ、クラゲ
などが千切りにしてあります。ソースは、ガーリックオイルに、
醤油、スィートプラムソース、紹興酒、ライムなど。これに、
トッピングとして、ローストピーナッツを砕いたもの、五香粉、
ローストした白ごま、ショウガ、コリアンダーなどをかけ、
短冊型のコーンフレークをまき散らします。

こんなんだと味が想像できないと思うのですが、味覚を楽しむ
ようなものではありませんね。日本には、類似の味覚がありま
せんが、さしみのつまの上にサーモンの刺身をのせ、ごま醤油
ドレッシングをかけて、その上から蜂蜜を振りかけて、ライム
を絞ったような複雑な味。タイ料理のパッタイ(焼きそば)の
味がこれに一番近いような気がします。もっと詳しいレシピを
知りたい方は、こちらを
http://www.arukikata.co.jp/webmag/2004/0412/sp/041200sp_02_03.html

今日のはシャングリラホテルのものだったので、かなり高級な
魚生でした。箸で高くまで持ち上げたほうが縁起がよいので、
テーブルの上は、こぼれた具でぐちゃぐちゃになります。おか
しな儀式があったものです。

この上のミカン二つと、アンパオ袋はこのような新年会の典型
的なおみやげです。アンパオ袋には、宝くじのようなものが
入っていました。丸いのはブックマークのような感じですが、
このえとのイラストはあきらかにブタですよね。「いのしし年」
だと主張している日本は、少数派ですね。中国の人口は圧倒的
に多いし、シンガポールもその他の国でもブタが主流ですから。

ところで今日は、歯医者に行って、虫歯(奥歯)を一本抜いて
きました。旧正月の期間中に、歯を抜くのが縁起がよいのか
悪いのか知りませんが、観てもらっているうちに、抜かないと
だめだということがわかったので、麻酔をして、抜いてしまい
ました。ちょっと痛かった~。

この歯医者はこれまでに何度か通ったことがあるのですが、
日本人の先生です。やっぱり歯とかになると、日本人でないと
不安ですね。

この歯医者の椅子に座っていると窓の外にオーチャードの
高島屋の建物が見えています。でもその景色を眺めていて、
ホテルの名前が変わったところが多いんだなあと思いました。
建物は全く同じなのに、経営者が変わる。ロゴだけが変わる。
私がシンガポールにいる間に、マルコポーロホテルがなくなり、
全日空ホテルがなくなり、コンコルドホテルがホリデーインに、
ニューオータニがノボーテルに、スタンフォードがスイソテル
に、というように変わっています。まあ10年近くもこっちに
いるので、仕方がないのかもしれませんが。

牛丼の吉野家のシンガポールでの展開

2007-02-22 02:09:56 | シンガポール
義理の弟は東京の下町で料理屋をやっているのですが、彼の
ほうからシンガポールの吉野家の様子を教えてほしいという
リクエストがあったので、シンガポールの高島屋の地下にあ
る吉野家に行ってきました。この上の写真は、そのお店の
様子です。

日本の吉野家とは、かなり違っているのがおわかりいただけ
るでしょう。日本は、カウンターで、個人客がさっさと食べ
るという雰囲気ですが、シンガポールの店舗では、テーブル
席がメインで、ファーストフード店のような雰囲気です。

来ているお客さんも、ファミリーあり、若者グループあり、
カップルありの、全くファーストフード店と同じ感じです。
注文は、入り口のカウンターでオーダーして、商品をトレイ
で自分でテーブルまで持っていくシステムもファーストフー
ド店と同じです。

日本だと、お客さんは、さっさと食べて帰っていくのですが、
シンガポールの店舗は、食べるだけではなく、友達や家族で
語らいあうための場所となっています。回転率という点では、
日本のようには効率的ではないのでしょうが、あらゆる層の
顧客がリピーターとして利用することで、商売が成立してい
るものと思われます。

メニューは普通の牛丼だけでなくて、いろいろなメニューが
あります。メニューはこちら参照。
飲み物もお茶だけでなく、各種ソフトドリンクが。さらに
おにぎりとか、茶碗蒸とかもあってかなり日本と違います。
シンガポール人の大好きなサーモンもメニューに入っている
のが、さすがです。

でも私達日本人にとって、やはり吉野家といえば、牛丼。
こちらでは、「ビーフ・ボウル」といいますが、味噌汁付き
が「バリュー・ミール」となります。ビーフ・ボウルの単品
レギュラーサイズが4ドル80セント(約350~400円)です。
日本の吉野家が牛丼を出さなくなった期間も、こちらでは
普通に牛丼が食べられました。味もけっこう美味く、たまに
食べると、懐かしい感じがしていました。

吉野家は、日本以外では、中国、香港、台湾、アメリカなどに
かなりの店舗展開をしているのですが、この小さなシンガポー
ルに、15もの店舗がすでに存在しているのですね。驚きです。

さて、この高島屋 Ngee Ann City店に入ってみて、一番奥の
壁が100年前の築地のイラスト(上の画像の右下がその一部)
になっていて、そこに描かれているのが、100年前、築地に
オープンした吉野家の一番最初の店舗なのです。これは妻に
教えてもらってはじめてわかったのですが、吉野家って実は
すごい歴史があるのですね。

魚市場の一角にある二階建ての家は、一階と二階がお店のよう
で、お客さんが牛丼を食べている様子が見えています。魚関係
のイメージが強い築地で、牛丼というのが何か不思議な感じで
すが、まあ魚屋さんや、寿司屋さんだって、たまには牛丼が
食べたくなるのですよね、きっと。

私が大学を卒業したのは25年くらい前のことですが、東池袋の
下宿のすぐそばに吉野家の店舗がありました。代々木にいた頃
も、新宿にいた頃も、いつも近くに吉野家がありました。最近
までいた西葛西のマンションにタクシーで向かうときの目印は
葛西橋通りの葛西橋を渡ってすぐのところの吉野家が道を曲が
る目印になっていました。なんだかずいぶん吉野家に縁があった
のですね。

この間、日本に帰ったときに、吉野家の前で行列で並んでいる
人たちの姿を見て、何だかすごい光景だなあと思いました。
牛丼の店でありながら、牛丼が時間限定でしか食べられない。
その特別の牛丼を求めて人々は列を作る。やっぱり、一世紀の
歴史を持つ吉野家は、牛丼なんですね。ではまた。

アンパオ袋の今年のトレンド

2007-02-15 21:14:55 | シンガポール
今年のトレンドというほど、いろいろ見ているわけではないの
ですが、たまたま手元にあるアンパオ袋がこの写真のものです。
アンパオ袋とは、日本で言えば、お年玉袋、ポチ袋、ご祝儀袋
みたいなものなのですが、この時期、旧正月のお祝い用に、
アンパオ袋がいろいろと出回っています。

これに小銭を入れて、お年玉として、人に渡すのがこちらの
流儀。子供だけではなくて、社員にも、掃除のおばさんにも
渡したりします。金額は、数ドルから、十ドル、数十ドル程度。
コインではたぶんダメなのでしょう。少なくとも札を中に入れ
ます。上の写真の横長、縦長のは、お札をおらなくても入れら
れるサイズですが、小さいのは、おらないと入りません。

アンパオは、結婚式の時とかにもご祝儀袋として使われるの
ですが、結婚式のときとかは赤い色のものが多いような気が
します。旧正月も元々は赤い色のものが正当派なのでしょうが、
この写真にあるような最近のものは、赤の色に全然こだわって
いないのが、新しいパターンです。

ブタの絵がついているものがたまたまここに三つ入っています
が、これはこの旧正月で、「ぶた年」になるから、えとの
「ぶた」をイラストであしらっています。え?ぶた年?それは
いのしし年の間違いじゃないの?と疑問をいだかれる皆様、
この絵は、どれを見ても絶対にいのししとかではなくて、ぶた
ですよね?ピッグですよね?前のブログの記事でも紹介した
ように、こちらでは「亥年」、「猪年」は、中国語では「ぶた
の年」の意味なのです。いのししというのは野生の亥、野生の
猪のことなのですね。

英語ではYear of Pigといいます。Year of Dragonとか言うと
すごくかっこいいのですが、Year of Pigって何かお笑いっぽい
ですよね。従って、これらイラストもぶたの使い方はお笑い系。
シリアスでかっこいいぶたは存在していません。真ん中の葉巻
をくわえて、サングラスをかけたのは、シンガポールのローカル
の広告代理店のアンパオなんですが、かっこいいというよりも
おふざけ路線です。一番左のはスターハブという通信/ケーブル
テレビの会社のもの、右はオーシーノというブランドのものです。
個人的にはこのオーシーノのぶたのグラフィックは、とても
可愛いと思います。

その奥の赤いのは、右が東京三菱UFJのアンパオ袋、絵はぶた
ではなく、金魚(でめきん)です。左はDBSというシンガポール
の銀行。これら銀行系のものは、きわめてオーソドックスです。

今の時期、いろんな企業が宣伝用にアンパオ袋を作っていて、
さらに市販のものもいろいろあります。

というわけで、ハッピー・ニュー・イヤー!

南の国のチョコレート

2007-02-14 20:31:30 | シンガポール
今日はバレンタイン・デーです。日本は女性が男性にチョコ
レートを贈る日となっていますが、シンガポールは恋人たち
の日。こちらでは、男性のほうが、女性に花や、装飾品など
のプレゼントを贈ります。女性から男性にも贈り物をします
が。チョコレートがバレンタインのプレゼントということは
ありません。夜はカップルたちが、バレンタイン・ディナー
を楽しみます。雰囲気としては、日本のクリスマス・イブの
ような雰囲気に近いのでしょうか。

この間、会社で、日本のバレンタイン・デーは、女性から男
性にチョコレートを贈るのが恒例になっているという話を、
現地社員たちにしたら、何と、今日会社に来たら、机の上に
チョコレートの箱があるのです。社員全員からの(と言っても
全員で8人ですが)、署名入りのカードも置いてありました。

なんだか、照れくさい感じです。社員に「ありがとう」と言っ
ら、"Happy Valentine!"と言っていました。バレンタインも
お祝いの日なのですね。まあ私は、社員に厳しい上司という
感じではなく、どちらかといえば甘い対応なので、チョコレー
トのようなスイーツは、そういう意味でも自分には相応しい
のかと苦笑してしまいます。

箱をあけると、小さなチョコレートがキレイに並んでいました。
上の写真がそれなんですが、中央のマンダリン・オレンジの
形をしたチョコレートが、いかにもシンガポールの旧正月とい
う雰囲気がしてとても素敵です。フレーバーはトロピカルフルー
ツのものがいろいろとあるようです。外見からはよくわかりま
せんが。

これは、シンガポールのブランドの"SINS"というチョコレート
です。シンガポールにチョコレートのブランドがあったとは、
全然知らなかったのですが、これなかなかよさそうです。
ウェブサイトはこちら→http://www.sinschocs.com
シンガポールに数店舗あって、かわいらしいチョコレートを
いろいろ売り出しているようです。

チョコレートとシンガポールとかって、あまりイメージが
つながらないですが、実はシンガポールは、チョコレートや
ココアの原材料となる、カカオ豆の加工では、世界的な供給元
となっているそうです。もちろんシンガポールにはカカオ豆の
畑などなく、すべての原材料は輸入なのですが、シンガポール
に運ばれてきたカカオ豆は、ここでチョコレートの原材料に
加工されるようなのですね。

完成品としてのチョコレートは、ベルギーとか、アメリカ、
フランスなどが輸入元としては有名ですが、ココア粉になると
数量的には、シンガポールが日本への供給元のナンバー1の
国となります。金額的にはオランダらしいのですが。

これは結構知られていない事実ですね。農産物の全くないシン
ガポールでカカオ豆が加工されて、それが日本などに輸出さ
れている。これは面白いですね。

日本はチョコレートがすごく消費されているようなイメージが
ありますが(とくにバレンタインデーの今日など)、世界的に
見れば、日本の一人当たりのチョコレート消費量はとても少な
いのですね。国際菓子協会の2002年のデータによれば、
一番多いのはスイスで10.3キロ。これはすごい量ですぞ。
日本は、1.8キロなんですね。でもヨーロッパの国で、
ポルトガルは日本より少なくて1.6キロ、スペインも同じく
1.6キロなんですね。チョコレートはどちらかというと寒い
国の文化なのかなという気もします。

この間、NHKのテレビを見ていたら、シャンパンを飲みながら、
おつまみでチョコレートを食べている外国人のパーティーの
様子をやっていました。シャンパンにチョコレート?そんなの
試したことないけど、なんか美味しそうでした。

こういう私は、実家が菓子屋なので、子供の頃からチョコレー
トにはずいぶん縁がありましたけど。まあいずれにしても
ハッピー・バレンタイン!

シンガポールのクレージーホースの栄枯盛衰

2007-02-10 07:50:07 | シンガポール
クレージーホースというキャバレーはパリでは有名なのですが、
シンガポールでは2005年の12月、アジアで初めての店として
営業を開始しました。お固いシンガポールに、クレージーホー
スができるということは、革命的な出来事であり、観光客を
大量に呼び寄せるための起爆剤になるのではと期待されており
ました。

2005年、11月、シンガポールでアジア広告会議(ADASIA 2005)
が開催されましたが、このイベントで、クレージーホースの
プレビューが行われました。この様子は私のブログでもご紹介
いたしました。こちらです。→(クレージーホースを見たぞ。)

2005年、12月、シンガポールでリニューアルオープンした
クラークキーの一角に、クレージーホースは大々的にオープン
しました。当時はチケットをとるのも大変という日もありまし
た。

しかし、それから月日が経ち、客席は空席が目立つようになり、
毎日の客席占有率は35%程度になり、採算が取れなくなりまし
た。これを経営するエンワー・オーガナイゼーションは、クレー
ジーホースの閉鎖を決定し、この二月四日の興行を最後に、わ
ずか一年ちょっとの歴史の幕がおろされました。

この上の画像は、二月三日の中国語のフリーペーパー"my paper
我報”の表紙に乗った記事です。「シンガポール人に必要なの
は何?開放性、それとも性の開放?」という見出しですが、
シンガポールに必要なのは、「性」以前に「開放」であるとし、
法律の厳しさに触れる内容となっています。

営業赤字が4億5000万円くらいに膨らんでしまったそうです。
担当者は「空港や公共交通機関で広告を展開できず、認知度が
上がらなかった」と説明しています。公衆道徳を乱すとの理由
でヌード雑誌の販売が禁止されている国とあって、また日本か
ら輸入されて来る週刊誌のヌードグラビアも通関でそのページ
だけ切り取られてしまうシンガポールでは、セクシーなのダン
サーの露出は小さな新聞広告などに限られていたそうです。

また、この写真にあるように、肌の露出もかなり制約があり、
かなり妥協をしなければならなかったようであります。結局、
私は、このシンガポールのクレージーホースには行けずじまい
に終わってしまいました。

シンガポールでは、カジノなどの総合リゾートの計画が進行し
ていますが、クレージーホースの開業はちょっと早すぎたのか
もしれないと言われています。

二十年以上前、パリに何度か出張に行ったので、本場のクレー
ジー・ホースを見ました。リドも見ました。ムーランルージュ
も見ました。どれも、お色気が売り物のショーですが、その
奇麗さと、演出の素晴らしさに感動したものです。中でも
クレージーホースは、モダンでシンプルなパーフォーマンスで
した。リドは、ど派手なレビューで、これはこれで素晴らしい
のですが、クレージーホースは女性の身体の美そのものを表現
しようとしていたように思います。

柳沢厚生労働大臣は、女性を「機械」に喩えて、大顰蹙を買い
ましたが、クレージーホースのダンサーたちは、その動きは
まさに「機械」 です。おもちゃの兵隊をヌードダンサーが演じ
ているような感じで、動きは軍隊のようにストイック、表情は
基本的には無表情です。いやらしさはほとんどないのですが、
それを演じている女性たちがヌードであるということで、妙な
エロチシズムが醸し出されているという感じです。

結局、シンガポールのクレージーホースは、間違った季節に咲
いてしまった徒花(あだばな)となってしまったのですが、
やがて、人々の記憶からも消えていくのでしょう。ちょっと
一抹の寂しさはあります。

また、同時に、この情報は、それほど大きなニュースにはなっ
ていないので、観光パンフレットや、旅行ガイド、いくつかの
観光サイトにまだクレージーホースのことがかなり掲載されて
います。シンガポールに来たら、クレージーホースに行こうと
思っている人たちも多くいるのかもしれません、そのような人
たちが、地図を見ながら、現場にたどり着いて、そこに廃墟と
なったクレージーホースの建物を見たときの失望感は、いかば
かりかと察せられます。まあ、実際のパーフォーマンスを見て
失望するよりもましかもしれませんが。

以前、シンガポール観光局の広告で、「If your guide book
is more than 8 months old, burn it. (もしもあなたの
ガイドブックが8ヶ月以上古いものだったら、焼き捨てろ)」
というキャッチのものがありました。シンガポールは、次々と
新しいアトラクションができているということをアピールした
ものですが、これが逆の意味で真実になってしまったことが
皮肉です。本当に、シンガポールの観光ガイドはちょっとでも
古いと意味がありませんね。

新年VSバレンタインデー

2007-02-09 02:14:43 | シンガポール
シンガポールは旧正月を来週末にひかえ、そしてまたバレン
タインデーを来週の水曜日にひかえ、広告戦線はたいへんな
ことになっています。旧正月向けのキャンペーンと、バレン
タインデー向けのキャンペーンが火花を散らして、お祭り気
分が盛り上がっています。

上の広告、左はNETSというカードの広告です。これはクレ
ジットカードではなく、日本でいうデビットカードのような
ものですが、このカードでシンガポール内のほとんどのお店
でキャッシュレスで買い物ができます。この広告は、NETSの
カードを使うと、888ドル(日本円だと約6~7万円)が当た
るというキャンペーンの広告です。

この広告は旧正月の広告としては完璧なほどで、めでたさが
あふれんばかりの広告となっています。まず、この逆さの
「福」の文字。このビジュアルだけで、十分のめでたさです。
何がめでたいのかというと、「福」の字が逆さになっている
ことを中国語では「福倒」と表現します。これは「福が逆さ
になる」という意味なのですが、「倒」は「到」と発音が同
じで、「福到」というと、「福がやってくる」という意味に
なります。縁起かつぎのだじゃれなのですが、福来るという
ことを逆さの福の文字で表現するのは、中国の伝統です。

さらにこのNETSの広告は、めでたさのだめ押しです。この
888という数字、中華圏では一番縁起のよい数字の8が三つ
連続しています。これはすごいめでたさです。

さらに上の女の人が持っている袋は、アンパオ袋(お正月に
お年玉を入れる袋)です。これもまた見る人を嬉しくさせま
す。そして、下の女の人の手には二つのミカン。これは旧正
月の時の挨拶として親戚を訪問するときなどには、二つのミ
カンを持っていくというしきたりがあり、これは新年の印で
す。ミカンは黄金の色(=お金)を象徴していておめでたい
です。さらに全体の色調が、赤と金色で、これはめでたさの
典型的な配色です。

さて、対する右の広告。これはカールフールの「バレンタイン
ギフト」の広告。ごちゃごちゃした広告ですが、バレンタイン
デー用のギフトの広告です。なんだかえらい安いものが多い
ですね。一流ブランドの宝石や時計も、バレンタインでの広告
を展開しているところが多いですが、このカールフールのギフ
トはかなり安め。どういう人がどういう状況で買うのでしょう
かねえ。

この前も書いたように、シンガポールでは(というか日本以外
の国のほとんど)、女性から男性にチョコレートを贈るという
習慣はなく、男性から女性に、あるいは女性から男性に物を
贈り合うという感じです。ハートの形をしたアイテムがいくつ
もありますね。ハート形のクッションでLOVEとか書いてある
商品が目玉商品のように6ドル90セントとか書いてあります
が、これはちょっと照れくさいですよね。

この広告の中央部左端に、ピンクのブタの人形がありますね。
値段は9ドル90セントです。これは今年がブタ年だから?
それとも...そういえば、この間、調べていたら、イギリス
でバレンタインデーにブタの人形が登場する店があるという
ことがどっかに出ていました。ブタの人形はバレンタインと
何か関連があるのでしょうか?

以前の私の記事で、今年が「ぶた年」であることを書きました
が、それとまったく関係なく、ぶたが流行っているようですね。
幸福のぶたというのがあったり、今、時代は「ぶた」なのか?

そういえば、去年シンガポールのお店でたまたま見つけたピンク
のぶたのぬいぐるみを妻に買ってあげたことがありました。
なんだかブタが気になる今日この頃です。

バレンタインデーの悩みから解消される方法

2007-02-08 00:15:34 | シンガポール
来週はいよいよバレンタインデーです。シンガポールは旧正月
のムードか高まっていますが、バレンタインデーの広告もちら
ほらと混じっています。旧正月本番は18日の日曜日ですが、
バレンタインデーは14日。旧正月直前なので、商戦を旧正月を
メインにするところと、バレンタインデーをメインにするとこ
ろと、今年は商売の戦略をどうするかが大変です。

上の広告は、ティエンポという宝石店の広告(左)と、ピザ
ハットの広告(右)です。いずれもバレンタインデーをメイン
にしています。バレンタインデーも旧正月も色調としては、ど
ちらも赤系統なので、あまり違和感なくブレンドしていますが。

ティエンポの広告は、赤いバラなんかがあって、これはいかに
もシンガポールのバレンタインという感じです。右のピザハット
はピザがハート形をしていて、バレンタインデーのスペシャル
セットをアピールしています。バレンタインデーに二人でハート
型のピザを分け合って食べるというのは、それはそれで質素で
ありながらロマンチックですけど。

ここで日本の皆さんは、すでに違和感を感じているのではない
でしょうか。あれ、バレンタインというのは、チョコレートの
日なのではないのか?宝石って、まさかこんな宝石は女性から
男性に贈られるものではないのでは???

結論を言うと、日本の女性が男性にチョコレートを贈る習慣と
いうのは日本独特のものなのです。これはチョコレート業界の
陰謀なのです。シンガポールの会社の社員に日本のバレンタイン
デーのことを話したら、「女性に一方的にプレゼントさせる
日本の習慣って、男性の身勝手さの現れではないの?」と指摘
されてしまいました。

こちらでは男性から女性にバラの花とか、宝石とかプレゼント
するのが常識で、恋人たちは、バレンタインディナーを楽しみ
ます。レストランはこの日は、カップル用のバレンタインディ
ナーのメニューを用意しています。

「日本の女性は、とくに恋人でもない人にも、チョコレートを
買って贈らなければならない」ということを説明したら、「そ
れは信じられな~い」とびっくりしていました。

バレンタインデーの日、街を歩くと、カップルの女性のほうは、
もらった花を持って歩いているのが見受けられます。ブーケで
あったりもしますが、一輪の真っ赤なバラというのもよくあり
ます。豪華さはありませんが、かえって純愛の感じがします。
シンガポールでは(というか日本以外のほとんどの国では)、
バレンタインデーは恋人たちの日であり、それを騎士道精神の
ような雰囲気でリードしているのはあくまでも男性です。

何年か前にシンガポールのバレンタインデーのその雰囲気を見
てびっくりしたのですが、逆にシンガポールの人が日本のバレン
タインデーの実態をしったらびっくりして気絶してしまうので
しょう。世界には、こんな珍しい習慣を持った国があるという
ことで珍しがられるに違いありません。

日本はだんぜんチョコレートです。おそらく、この週末は日本
の女性の皆さんは、デパートとかに行ってチョコレート調達を
しなければならないこととお察しもうしあげます。大変な習慣
のために大切なポケットマネーを使って、どうでもいい人の為
に無駄な出費をする。これは大変に理不尽はことですね。

ウィキペディアでバレンタインデーを調べたら、次のような
調査データが出ていました。

「チョコレート受け渡しの習慣」の意識調査

2006年2月にインターネットで情報提供を手掛けるアイブリッ
ジ社が実施したバレンタインデーに関する独身男女(20代~
30代)に対するアンケートによれば、回答した300人のうち
「チョコレート受け渡しの習慣なんかなくなればいい」という
回答がOLで70%、同じく男性社員は50%であった。

一方、同じく2006年2月に東証一部上場の調査会社である株式
会社マクロミル社によって行なわれ、全国の10代~30代の
1,030名の女性から回答を得た「バレンタインデーに関する調査」
では、「日頃の感謝の気持ちを表す機会」が69%、次いで
「コミュニケーションの円滑化」(49%)、「楽しい年中行事」
(32%)という回答結果であった。反対に「義務的なイベント」
と回答した人は23%に留まっており、義理チョコに対してポジ
ティブなイメージを持っている人が多い、という結果となった。
(以上、ウィキペディアから引用)

「義理チョコ」に関しては、二つの調査で全然反応が違うので
すが、それを楽しんでいる人もいるし、苦痛だと思っている人
もいるということなのでしょうか。でも本当のところはどっち?

さて、話題の柳沢厚生労働大臣。この人はバレンタインデーに
女性からチョコレートをもらえるのでしょうか?そんなわけない
でしょ、とおしかりをうけそうですね。女性の怒りを買った、
柳沢はくおさん、もしチョコレートが届けられるかもしれない
のですが、なにか変なものが入ってないか注意しなければいけ
ませんね。ちょっと余計な心配をしてしまいました。

今週から、来週にかけて、チョコレート売り場の人混みの中で
「もう、何で私がこんなことしなければいけないのよ~」
と怒りを覚えた女性の皆様、そういう人は日本を脱出して、
チョコレートで悩まなくてもよい海外にでましょう!
逆にバラの花をもらえるかもしれません。またチョコレートを
一つももらえなかったと言って劣等感を覚えるかもしれない
男性のみなさま。そういう思いを二度としたくなかったら、
海外です。バレンタインデーで悩まなくてもよいよう
になりますよ~。

ぶた年の始まりに愛を叫ぶ

2007-02-05 22:05:23 | シンガポール
今年は2月の18日が旧暦の正月なのですが、シンガポールの街
はいたるところに旧正月の飾り付けが飾られていて、やはりこ
の国も中華圏の国なんだなあと思い知らされる今日この頃です。

中国暦では、旧正月が来て新しい年になるのですが、十二支の
えとは日本では「いのしし」というのが常識ですが、中華圏で
は「ぶた」の年なのだそうであります。漢字で書くと、猪とか
亥とか書くのですが、これが意味するところは、「いのしし」
ではなく「ぶた」なのだそうです。いのししは中国語では
「野猪」、つまり「野生のぶた」というみたいです。

英語では、"Year of Pig"と言います。シンガポールで10年く
らい住んでいますが、このえとの年は初めてなので、"Pig"
と英語で言われると、カルチャーショックです。日本の英語
の常識としては、"Year of Boar"ですよね?

ここであらためて"Boar"という言葉の意味を調べてみたら、
「いのしし」という意味もあるのですが、「(去勢しない)
雄豚」というのが一番最初に出ている意味でした。いのしし
を正確に表記すると"Wild Boar"というようなのですね。これ
は奇しくも中国語の「野猪」と同じ雰囲気です。

これって、「野ブタ。をプロデュース」の「野ブタ」と同じ
こと?なんだか、ぶたと、野ぶた、野生のぶたと、いのしし
の区別がよくわからなくなってきました。我々日本人は、
いのししは豚とは別種の動物であると認識し、両者をへだて
る区分が明確にあります。♪いのししとぶたの間には、深く
て暗い河がある~という感じですね。

この区分が世界の常識だと思っていたのですが、どうやら、
中国圏では、いのししは、ぶたという概念のほんの一部の
存在で、野生状態のぶたということでしかないような気がし
ます。このへんの認識は、文化人類学的にもう少し厳密に
研究されないといけないのかもしれませんが。

ということで、世界的に見れば(と言っても十二支が関連し
ているのは、アジア地域のみでしょうが)、今年は「ぶた年」
のようです。ちなみに、十二支を使っているのは、日本や
中国だけでなく、韓国もそうだし、タイも、ベトナムも、
チベットも、モンゴルもそうみたいですね。(タイ、ベトナム
などでは兎年の代わりに、猫年になるようですが、亥年は完全
に豚年のようです)

シンガポールは、これら十二支が使われている国の中で、唯一
英語が国語(国語は4つあるが)になっている国なので、
このへんの認識のギャップが一番はっきりと現れてきます。

上の写真は、シンガポールの"TODAY"というフリーペーパーの
1月26日号の「フォールスカバー(表紙の上につけられた広告
ページ。広告でありながら新聞のトップ記事のように見える)」
です。この日は、時計のスウォッチが、フォールスカバーの
4ページで広告を行っていました。

スウォッチは、旧正月の企画として、ぶたのキャラクターの
時計を発売していて、そのことがこのページに出ています。
いのししではなくて、100%ぶたです。このビジュアルの若者
たちは、明らかにブタ鼻のポーズ(?)です。

さきほど会社の近くにあるスウォッチのショップに行って見て
きたら、ありました。ショーケースの中に燦然と輝く旧正月
コレクション2007。ベルトにぶたのイラストがついていて、
時計の文字板の上には金色の文字で「亥」の文字。さらにこの
時計に、おまけとして、金色のぶたの貯金箱(この上の写真に
出ているもの)とラッキーなゴールデン・コイン(金貨では
なく、金色のコインですが)がついていて、このセットが豪華
な帽子入れのような赤いパッケージに入ってくるというもの。
これが、パッケージ価格で$119(日本円で9365円くらい)なの
です。私は欲しくなかったのですが、スウォッチマニアだった
ら、あるいはブタマニア(?)だったら欲しくなるのかなと
思いました。

シンガポールでは、今、あちこちで豚が活躍しているのですが、
今年の1月27日付けのasahi.comの記事によれば(アドレスは
http://www.asahi.com/international/update/0127/018.html
です)、中国ではテレビCMで、豚のキャラを使わぬように通達が
出たのだとか。「豚を不浄と考えるイスラム教徒の宗教感情に
配慮した措置」だとか。コカコーラが豚を使う予定だったのが、
急遽パンダにするなど、春節向けのCMに豚を使う予定だった
広告主は大変なことになっているということです。

中国でのイスラム教徒は2000万人くらいいるようですが、中国
全体から見れば少数です。シンガポールでは、イスラム教徒は
15%もいるのに、ぶたが広告で使われていることに関しては至っ
て寛容です。このコスモポリタンな国家では、いろんな宗教や
文化が混在しているので、いちいち他の宗教行事に対しては
干渉しません。というわけでシンガポールでは、広告でもぶた
が堂々と大活躍しているという状況です。

しかし、中国のこの決断は何かちょっとエキセントリック。
ブタの丸焼きとかばんばん食べておきながら、テレビCMでは
ブタのキャラクターを使ってはならぬという。同じ中華圏でも
いろいろなことがあるものですね。

さて、ぶた年というのは、とても縁起のよい年だそうで、
「多産多幸」の年なのだそうです。「多産」といえば、話題の
少子化問題にはよい年という感じですが、柳沢厚生労働大臣が
「機械」という比喩の代わりに、「ぶた」という比喩を使って
いたら、もっと修羅場になっていたでしょう。
少子化問題、人口問題は、へたに日常レベルで語る話題ではな
いですね。

韓国では、「お金」の発音と「ぶた」の発音が同じということで、
ぶたの夢を見ると金持ちになれるという言い伝えがあるそうです。
日本でも、ブタは「とんとん拍子にうまくいく」ということで
縁起物となっています。ぶた年が、世界中の皆様にとりまして
よい年となることを願っております。