EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

ただ今コメントに対する制限をかけています

2005-08-13 | goo BLOG
 ただ今このブログへのコメントを一括で拒否しています。
 荒らされただとか、物凄く不快なことがあったとか、今後コメントを一切拒否するというわけではなく、ちょっとした実験です。
 以前、僕はこんなことを書いていました。
 それと何らかの事情で更新休止する場合に、全ての記事においてコメントを一括で拒否できる設定も欲しいですね。
トラックバックに関する雑感2

 例えば出張や海外旅行などで、長期に渡ってコメントやトラックバックへの対応ができない場合、記事に無関係なスパム的なコメント/トラックバックが大量にたまることが考えられます。
 これ、後でメンテナンスするのが結構面倒なんですよね。
 gooブログでは、自分のブログの「コメントの一括拒否」ができません。トラックバックを拒否する時は、一括で指定させられるけれど、コメントの場合は個別の記事ごとに設定する必要があり、例えば粘着的な荒しが、荒らす目的の当該記事がコメント拒否にされたために、別の記事にまで伝染してしまう、ということもあるかもしれません。
 コメントをブログ一括で拒否できる方法がないものか、と思っていたところ、gooブログアドバンスでカスタマイズ可能なテンプレートを使っている場合に限って、簡単に設定できることに気付きました。

 エントリー表示部分付近(通常は下方)にある、コメント数表示しているリンク部分と、コメント表示モジュールを削除すればすむ話だったんですね。
 カスタマイズの元となるテンプレの種類によって、多少異なるかもしれませんが、カスタムブルーの場合、こんな部分。

<span class="etCommentLink">コメント&nbsp;(&nbsp;{include
file="/home/gooblog/Smarty/blog/templates/comment_link.tpl"}&nbsp;)</span>


{$comment_module}


 上記部分を削除すると、コメント欄は非表示になります。
 これを回避してコメントを書き込む術があるのか否かを、まだ検証していませんが、よほど悪意があってかいくぐる人は別にしても、こうすることでコメントは書き込まれないし、閲覧されることもありません。
 


 ※追記 21:59:47
 早くも回避された模様っ!
 特に手を込んだことをしなくても、簡単に書き込めるようです。
 普通にPCを使っている多くの閲覧者には効果あるのかなぁ?
 
 ※追記2 23:00:29
 意気揚々で「いーこと思いついたッ、うっしっし!」などとやってみたのですが、全然効果がない模様。
 ここの主・越後屋は大変ぐれやすい性格なので、しばらくこのままでいてやるッ!

いいもの見つけた うっしっし!
テンション上げまショー
オムニバス 山本リンダ 西城秀樹 郷ひろみ

B0007WZX6W
30-35 vol.2「人生とは闘いである。」 青春歌年鑑 80年代総集編 青春歌年鑑 90年代総集編 夏歌(2) 30-35(0)「卒業」
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ネット上で議論を仕掛ける事について

2005-08-12 | WEBにまつわる話
 議論をする事を好まない人がいるのだから、そういう人に議論を仕掛けるのはよくない、という意見を目にする事がよくあります。
 相手がそれを望まないのだから、マナー違反だ、ということらしいです。
議論したがっていない相手に、議論をすんなと思う。
日常会話でわざわざ思いのたけをしゃべるなよ。
なんで、あんたの薀蓄につきあわされるの?と思う。
それと、ムラ子も必ずしも面白いと思わなかったけど、
別にそれについて語りたいと思わないんで、ざっくりと
「面白かった」といってる場合もある。
すごくよくあるよ、それ。

え?日常じゃなく、ネットの話だよって?
ネットだと、余計歯止めがきかないかも。
Partygirl☆イラスト付きコラム:フツーに言及ってむずかしい

 ネット上で見つけたある人の意見に違和感を覚え、それに対する意見をトラックバックやコメントなどを使って申し立てると、すぐにマナー違反だとギャーギャー騒いだり、時には荒らし扱いしてしまう人がいます。こういう人を見ると、僕はいつも「この人よほど自分が王様でいたいのね」と思ってしまいます。
 ネット上で何かに対する考え方を書いた時には、それに対して異を唱える者が存在する事は、むしろ当然のハナシでしょう。こと、ブログというツールは、その記事に対しての閲覧者の意見が聞きやすいように、個別の記事にURLが与えられ、コメント欄があり、トラックバックという言及通知の機能があるのです。
 そういう物を使っている時点で「あたしの意見と違うことは書かないで」というのはなんとも都合のよいハナシです。
 だいたい、自分の日常を綴った文字通りの日記ならいざ知らず、ブログ論にしても、映画評にしても、政治の話にしても、「何かを論ずる」文章において、自分が書いたものが全く批判を受けないと思っている人って、相当甘やかされて育ってきたのではないかと思います。
 自分の予想しなかった反応があったことで、「別に語り合いたいとも思わなかった」なんて言われても、それだったら不快感を顕わにするよりも、スルーしとけ、と思うのです。
 常に交流のあるブログ主に対してなら、いざしらず、興味のある単語の検索など出でたまたま見かけたブログの主が、議論を好むか好まないか、なんてことは分かるはずもなく、ブログというツールを使いコメント・トラックバックを受け付けている時点で、閲覧者が意見を出す事を認めているわけでしょう?
 議論が好きか嫌いか、これは議論を仕掛けてはじめてわかる事であって、仕掛ける事自体が「悪」とされる事じゃないです。
 また、仕掛けた(というか、異論を唱える者の多くには「議論を仕掛ける」という意図はなく、相手の考え方を正すという目的よりも、別の考え方の提示をしているに過ぎないのだと思うのですが)結果、相手が「議論は好まないです」という宣言を出したのだとしたら、その人は何の為にパブリックな場所において「何かを論じている」のでしょう?
 自分の考えに反する意見を読まされたくないのなら、開かれた場所で物事を論じるのはおかしな事です。
 もちろん、ネットに文章を投じている時点で「異論反論ナンデモアリだ」として、ハナからケンカ腰な文章や、相手に罵声を浴びせるだけのものは、問題外ですが、最近、「荒らし」に対する閾値が低すぎる人が多いな、と思うのです。
 僕は「意見交換を好む者」として、こうした、自分と価値観の違うものに対して「バカ」「キモイ」という非論理的な一言で相手を責める行為や、「自分と意見が違う」=「荒らし行為」と即認定する事に疑問を感じます。
 ただ、ある人が信じている物(政治的思想や宗教など)を変えさせる事は難しく、またあまり建設的なこととは思えません。ネット右翼(あるいは左翼)と呼ばれる人たちは、時に考え方の異なる相手にブログに対し、「意見」とは言いがたいただの難癖をつけ、お互い荒らし行為を繰り返し、それを「炎上」という「荒らし」を美化したような言葉にして喜んでいるようですが、なんとも愚かな行為だと思います。
 炎上させたところで、自分と異なる考えの者がいなくなるわけではないし、そうした行為を好む人は、いずれ自分の身に降りかかってくるものです。
 
 とにもかくにも、本人だけが議論と信じて行われる、一方的な嫌がらせにだけは発展させたくない物です。

IP拒否機能

2005-08-11 | goo BLOG
 コメント荒らし対策をなんとかして欲しい、という要望が多い事から、苦肉の策で付けられたものなのでしょう、gooブログにログインしていない者のコメント不可、そして特定IDを持つ者からのコメント拒否。
 今回の対策、gooブログにログインしていない者のコメント拒否については、概ね賛成なのですが(僕自身はほとんど使うことはないでしょうが)、特定IDの拒否機能ね、これ、そんなに有効とは思えないですし、あまり良い機能とは思えないというのが、本音です。
 参考:gooブログ スタッフブログ:ブログサーバー増強&アクセス制御機能追加について
 
 IDを表示される事が分かっているコメント欄において、ただの罵声を残していくような人、誰の目から見ても嫌がらせとしか受け取れないようなコメントを残していく者は、恐らくはその手のコメントを残す事を主目的として、わざわざIDを取得したと考えられます。普通、ブログ用にIDを取得し、それを長く続けようとする者は、誰からの賛同もされないような、悪意に満ちたコメントはしないものです。
 IDが相手に分かるということさえ理解していれば、ちょっとした悪戯心から、心無いコメントをする事を抑制する効果があります。故に技術的にブログのコミュニティを少し狭くする事が可能な、このログインユーザー限定のコメント機能は消極的賛成。積極的賛成でないのは、個人的には使わないと思われる機能だから。
 少なくとも、無断リンクを妨げたいが為に、「無断リンク禁止です」と主張するだけよりは、マシな手段だと思います。しばらく様子を見てみないと分かりませんが、恐らく、このログインコメント機能によって、それを利用するユーザーのブログには、ブログ主が望まないようなコメントは激減すると思います。
 
 次、特定IDの拒否機能について、否定的なワケですが、結論から言うと、あるブログ主の決して正しいとは思えない意見に対して、その訂正を求めたり、事実確認をする場を失ってしまうから。
 「その手のコメントを残す事を主目的として、わざわざIDを取得した」人を排除できるのだから、特定のID拒否機能は必要、という考えもあるでしょうが、そのIDを頻繁に変える人に対しては無効だし、恒常的に同じIDで嫌がらせ行為を続ける人に対しては、スタッフに連絡の間口を広げ、コピペ荒らしや意味不明の文字の羅列を行う者の通報を受け入れてくれれば良いと思うのです。
 何故そう考えるのか、と言うと、何度かこのブログの中で書いているように、嫌がらせ目的ではない単なる反対意見や、ブログ主に異論を唱えるコメント、あるいは事実に反する明らかな間違いの指摘に対して、それらを「荒らし行為」と認定する人が多いからです。
 自分の意見が絶対的に正しいと信じ、それに異を唱えた者は「マナーがなっていない」、なんて事を何度か見かけているし、実際僕も言われた事があるのですが、ブログ主本人にとっては荒らし行為と考えられる異見が、ブログ主の我侭で消去されるのならともかくも、それが出される事自体が抑制されるのは、ブログというツールの特性上、納得しかねるのですね。
 もちろん、トラックバックで異を唱えることも可能ですし、もし相手がトラックバックさえも禁じていたとしても、勝手にリンクを貼って言及する事は可能なんですが、「自分と違う意見は荒らし」「間違いに訂正を求めるコメントは荒らし」として、それらを悪者とし、コミュニケーションを断ってしまうのは、僕は「ブロガー」として認めたくないですね。

 以下、gooブログ スタッフブログ:ブログサーバー増強&アクセス制御機能追加についてに寄せられた、荒らしやスパムコメントをIPによる拒否で制限したい方たちと、そうでない人のやり取り(抜粋)
Unknown (Unknown)
2005-08-08 22:47:53
書き込んだ人のIPが分かるようになりませんか?で、特定IPからの書き込みを拒否したいです。

Unknown (えっけん)
2005-08-08 23:28:42
IPはカンタンに変更できるので、IPによる制限にはまるで意味がないです。

IP制限 (999)
2005-08-09 00:22:50
荒し対策で、是非、書き込んだ人のIPが分かるようにしてください。
プロキシ経由の書き込みの拒否機能もお願いします。
確かに固定IPじゃないと意味は薄れるかもしれませんが、プロキシ経由じゃないIPの場合、プロバイダに通報すれば対応してくれる所が多いです。
私のサイトにアダルトサイトの宣伝などを書き込んだIPを何度か通報しましたが、ほとんどのプロバイダがアカウント停止の処置を取ってくれました

IP拒否 (ぜひお)
2005-08-10 10:56:39
gooIPを持ってる人だけが書き込みをできる機能、ありがとうございます。でも正直あまり実用的ではないような気が…

ブログに遊びに来てくれる人みんながgooIDを持っているわけではありませんから。

やはり、

・コメントした人のIPがわかる機能
・特定のIPのコメントを拒否できる機能

IPは簡単に変えられますから効果はないという意見もあるかもしれませんが、IPがわかるのとわからないのとでは、その後の手の打ち方がかわってきます。ぜひお願い致します。

ぜひおさんへ (あらた)
2005-08-10 14:31:35
その後の手の打ち方が変わるというけど・・・いい方法あるのかね?IP知ったところで、「まったく」意味ないのに・・・ね。

Unknown (Unknown)
2005-08-11 01:18:17
IPでコメントの拒否ができれば、少しは荒し対策になりますよ。これにプロキシサーバー拒否もできれば尚OK。
IPがわかれば、書き込んでいる人のプロバイダに通報して対応してもらうことだってできる。

 僕の希望も含めた推測なんですけど、gooブログでは、この先もユーザーが閲覧者のIPを取得できるようになる事はないと思います。かなり早い段階から「よくある質問」にて、コメントをした人のIPアドレスを知ることはできますか?というFAQがありましたし、無料版にてアクセス解析を設置できないようにしている点(裏技があるようですが、ここではその方法を記しません)や、有料版のアドバンスでもgooブログサイドが用意した、訪問者のIPの閲覧はできないアクセス解析しか用意していません。
 ユーザーにjavascriptを使わせなくとも、はてなダイアリーのBlogPetモジュールのような方法で、要望の高いBlogPetを表示させる方法もあるのですが、それが実現しないのはBlogPetのアクセス解析機能によって、ユーザーが訪問者のIPを取得できてしまうのを避ける為ではないか、と推測しています。(あくまで推測です。BlogPetへの要望は高いようなので、もしかしたらこれに類する機能を開発中かもしれません)
 僕がIPの公開に反対なことは何度か書いているのですが、小さいコミュニティにおいて、ギスギスした人間関係を構築してしまう可能性が高いからです。IPが分かった所で、ユーザーには個人を特定する事は出来ないのですが、閲覧者がそれほど多くないコミュニティでは、誰々がよく見てくれる人、そうでない人、しょっちゅう見ているけれど、コメントを全く残さない人などが、だいたい想像つくものです。
 リアルタイムでアクセス解析が出来るサービスを利用している人が、「アタシのサイト、ちっとも見ていないのに見ている振りするのね、プンプンっ!」というケースを、僕は何度も見ています。なんともマヌケな話なのですが、IPが分かることによって、悪意のない閲覧者が、猜疑心の塊のようなブログ主によってワルモノにされるケースは、少なからずあるでしょう。
 引用した中の、最後の人のコメント、IPがわかれば、書き込んでいる人のプロバイダに通報して対応してもらうことだってできる ですが、プロバイダが対応してくれるほどの「荒し」「嫌がらせ」のレベルって、そんなに低くないし、そうした物が行われるケースって物凄く少ないんですよね。
 「自分と意見が違うから気に入らない」「俺を見下すな」「反論がしつこい」「私のブログのローカルルールを破られた」という程度では、プロバイダは対応してくれませんよ。
 殺人などの犯罪予告やプロバイダやブログサービスに、意味もなく極端にサーバー負荷をかける行為(コピペ荒しなど)であれば、何らかの措置をとってくれるでしょう。しかし、トラックバックポリシーの違いによるスパムや、仲良しコミュニティに紛れ込んだ批判的コメントは、広義では「荒し」かもしれませんが、そんなものにプロバイダがいちいち面倒見てくれるわけはありません。

 だいたい、特定IP拒否による制限をかけたところで、多くのユーザーのIPは、一度ネットの接続を遮断して再接続したら変わってしまうものです。最初から悪意ある「荒し」を行う人はプロクシサーバーを経由して接続するでしょう。プロクシサーバー拒否機能があっても、それを回避する方法を、「悪意ある荒し」を行う人は知っています。  また、こういう荒しを行う人は「法的にはさほど問題のない荒し」を行うでしょう。というか、僕が荒しなら確実にそうする。
 IPをユーザーに知られるような仕組になっていると、少なくとも僕は、よほど信頼のできるブログ主のところじゃなければ、コメントは残さないですね。会社や学校からアクセスしている人も多いでしょう。僕の勤務する会社は、そういう方面にはおおらかなところですから、会社に知られたところでたいした問題ではありませんが、そうでないところの方が多いでしょうし、悪意あるブログ主によって、個人情報がばら撒かれるリスクを考えると、大した犯罪性のない荒しのリスクなんて屁みたいなものです。

盆休みはコレ見てます

2005-08-09 | おたくなはなし
 やぁ、俺の名前は越後屋健太。通称えっけん。
 うるさいコゴトと粘着の名人。俺のようなヘンタイブロガーじゃなけりゃ、gooブログで一年以上もつとまらん。
特攻野郎Aチーム シーズン1 コンプリートDVD-BOX てなわけでAmazonのカートに入れてしまいました。
 Amazonアソシエイト前四半期の紹介料ではもちろん足りず、家人の冷たい視線に耐えながら、「レジに進む」のボタンをクリックです。
 海外ドラマは、じゃじゃ馬億万長者と、この特攻野郎Aチームが大好きなのですが、以前DVD化されたときは吹き替えが無く、羽佐間道夫演じる「ハンニバル」のとぼけた声が聞けないのはイカンと思ってスルーしていたのですが、いつの間にか再発されて、今回のは完全ではないにしろ吹き替え版も収録じゃないですか。
 盆休みは特攻野郎三昧です。
 ガキンチョを海にでも連れて行って疲れさせ、眠った頃を見計らってテレビに釘付けです。
 でも、飛行機だけはカンベンな。
 
 
 Amazon 関連商品あれも欲しいこれも欲しい
特攻野郎Aチーム シーズン2 コンプリートDVD-BOX特攻野郎Aチーム シーズン2 コンプリートDVD-BOX
こいつもいつか買ってやるッ!
V ― DVDコレクターズBOXV ― DVDコレクターズBOX
この程度にしておくべきだったか?
アメリカン・ヒーロー DVD-BOX 1アメリカン・ヒーロー DVD-BOX 1
物欲を激しく刺激。
俺がハマーだ ! コンプリートDVD-BOX俺がハマーだ ! コンプリートDVD-BOX
うわぁぁぁぁ! 誰か買ってくれい!


 関連リンク:
 特攻野郎Aチーム情報サイト
 Aチーム・マガジン・オンライン


gooブログのアクセス制限機能

2005-08-08 | goo BLOG
 gooブログにアクセス制限機能がついた!
 
 
 gooブログにログインした状態のもの以外の受付を拒否することが可能です。
 

 アクセス制御を使うには によると、特定のgoo IDからのコメント投稿を受けつけなくすることができますとのこと!
 さぁ、これでみんな禁止goo IDに「simauma_dx」を登録だっ!!
 
 
 
 
 しかし、gooのIDって、原則として虚偽の情報を入力してはいけないことになっているけれど、アレまるでザルなんですよね。
 
 見知らぬIDを利用してヘンなコメントをされたら、えっけんだと思えッ!
 
 
 
 
 
 あ、ウソです、ウソ。いじめないでいじめないで……

BIGLOBEカスタマーセンター担当者はロボットですかッ!?

2005-08-08 | WEBにまつわる話
 どうでもいいけど、「BIGLOBE」って全角文字で書かれると、なんだかマヌケな印象が拭えないと思うのは、僕だけでしょうか?
 あ、先日問い合わせた、gooブログのアクセスランキングに無差別に送られた、スパムトラックバックに対する抗議のお返事に書かれていたままなんですけどね、BIGLOBE。
 
 簡単に説明すると、こう。
 
 先日、僕はアクセスランキングからの「訪問者がどのくらいいるのか」、また「アクセスランキングに登場する事で、スパムトラックバックを受信するのか」という事に興味を持ち、ほぼ半年振りにランキング公開の設定をオンにしました。
 
 実のところ僕は、常にアクセスランキングの上位に位置するブログはほとんど見たことはないし、あまり興味のあるブログがない物だから、きっとランキングで上位になっても、そこから訪問してくる人などいないだろう、と思っていたのですが、これは予想ハズレ。
 意外にもたくさんの人が、ランキング発表のページからジャンプしてくるようでした。
 8月4日付から公開オンにしたのですが、閲覧数7,000強(PVのほうね)のうち、アクセスランキングからの訪問者は400人くらいでした。(現在は再び公開設定をオフにしています)
 僕はブログの閲覧数によるランキングは、あまり意味のないことだと思っているのですが、ランキングからの訪問者が多いということは、それだけコメントやトラックバックを貰う率も上がるはずで、僕が考えているほど無意味なものでもないのかな、と思った次第。
 まぁ、今回のランキング公開オン設定によって、コメントが特別に増えたということもなかったのですが。
 と、以上は今回の本題には関係のない話。
 
 一方、問題のスパムトラックバックの方。
 これは一目瞭然。ランキングに名を連ねた半日後には、業者のものと思われるスパムトラックバックがうじゃうじゃ。
 gooブログのランキング上位ブログの大半は固定メンバーで、トラックバック受付を拒否しているのですが、こういうことだったのか。
 ランキングの20位くらいまで確認したのですが、トラックバック受付をしている全てに複数の同じブログから、スパムが発射されていた模様です。
 トラックバックを発射したブログのURLをご覧いただければ分かるのですが、大半はNECが運営するプロバイダ・BIGLOBEのブログサービス「ウェブリログ」からのものです。ブログの題名や書かれた内容、トラックバックの発射時刻から、ブログの運営者(またはスパム発射した者)は同一人物であると推測できます(決定的証拠はありませんが、そう考えるのが自然な流れでしょう)。
 この件について、僕はウェブリログに抗議しました。
 
 ……というのが、「簡単に説明すると、こう」の中身。
 ちっとも「簡単」じゃなかったですね。
 
 最初に送った文面は保存していないのですが、要約すると大体こんな感じ
 「貴サービスユーザーから、僕が利用するgooブログのアクセスランキング上位ブログに向けて、記事の内容に全く関係のないトラックバックが大量に送信されています。gooブログにとっても貴サービスにとっても不幸な事なので対処願います」
 こちらのブログ該当記事のURL、スパム発信のブログのURLを添えて、苦情の窓口から送信、すぐにロボットによる「受理しました」という回答のメールがあり、一日置いてカスタマーセンター担当者の某氏より返事が来ました。
 曰く、
・トラックバックが送信されたURL
・トラックバックを送信したウェブリブログのURL
・トラックバック送信者のIPアドレス
・トラックバック送信日時
 これらが分からないと、対処の仕様がないからお知らせください、とのこと。
 あいにくgooブログにはIPを割り出す機能がないので、分かりません。
 おまけにこんな事も書いてありました。
 BIGLOBEカフェはBIGLOBEカフェ利用規定
http://cafe.biglobe.ne.jp/rule.html
及びBIGLOBEサービス会員規約(会員の義務条項)の運用について
http://support.biglobe.ne.jp/kiyaku/kiyaku-u.html#kiyaku
に沿って運営いたしております。
 BIGLOBEカフェ利用規定に抵触する行為をBIGLOBEカフェ会員
が行った場合には、上記ルールに沿って対応いたしております。

 すぐにリンク先読みに行きましたよ。
 うわぁ、なんだコレ!
 「ユーザー間で話し合うのが理想的」みたいな規約が多すぎ!
 スペースは提供するけど、ブログ同士のトラブルは知ったことじゃない、ってなもんですよ。
 自分の所のサーバーに負荷がかかる行為はイカンけど、他所のサービスのサーバーの事は知ったことじゃない、と解釈できる事まで書いてますよ。
 
6 利用上の注意
6.1 カフェ会員は、BIGLOBEカフェを利用するにあたり、次の各号に定める行為を行わないものとします。
(1) BIGLOBEカフェにより利用し得る情報を改ざんしまたは消去する行為
(2) 有害なコンピュータプログラム等を送信または書込む行為
(3) 他のカフェ会員のメンバー名等を不正に使用する行為
(4) 他のカフェ会員、当社または第三者の著作権その他の知的財産権を侵害する行為
(5) 他のカフェ会員、当社もしくは第三者を誹謗中傷しまたはその名誉もしくは信用を傷つけるような行為
(6) 他のカフェ会員または第三者の財産またはプライバシー等を侵害する行為
(7) 詐欺等の犯罪に結びつく行為
(8) 無限連鎖講を開設し、またはこれを勧誘する行為
(9) 他のカフェ会員もしくは第三者に対し無断で広告、宣伝、勧誘等の電子メールを送信する行為、または他のカフェ会員もしくは第三者が嫌悪感を抱くメール(嫌がらせメール等)を送信する行為
(10) わいせつ、児童ポルノもしくは児童虐待または若年者にとって不適当な内容の画像、文書等を送信または掲載する行為、またはインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律(平成15年法律第83号)に違反する行為
(11) カフェ会員、第三者または当社の設備等に過大な負荷を生じさせる行為その他その使用または運営に支障を与える行為
(12) 選挙運動またはこれに類似する行為
(13) 事実に反する情報または意味のない情報を書込む行為
(14) 同一人による大量登録(同一人によると当社が判断するものを含みます。)
(15) その他法令に違反しまたは公序良俗に反する行為
(16) その他、BIGLOBEカフェの運営を妨げるような行為
(17) その他前各号に該当するおそれのある行為またはこれに類する行為

6.2 当社は、6.1の各号に掲げる行為に係る内容のファイルその他当社がBIGLOBEカフェの運営上不適当と判断した情報を、当社が当社所定の「BIGLOBEサービス会員規約」に基づき提供するサービスに関し別途定める「BIGLOBEサービス会員規約第24条等(会員の義務条項)の運用について」に準じる方法その他の当社所定の方法により、掲載停止または削除することがあります。

BIGLOBEカフェ 利用規定
太字は引用者による

 今回のトラックバックが、ブログ運営者本人の手によらないものだとしても、当該ブログが上で揚げた太字の部分に相当する事は、明白でしょうが。
 スパム発信を別にしても、アカウント停止措置くらい取れるでしょう。実際、スパム発信のブログは事実上更新停止状態で、本人がやったにしろ、他人がやったにしろ、何の意味があったのか分からないけれど、いずれにしろウェブリログを土台にし、gooブログに向けて悪質なアクセスがあったのは事実なのです。
 裏づけが全くないにもかかわらず、タレントの誰それは淫乱でセックスしまくり、そんな画像が見られるのはこちら、と会員登録サイトへ誘導する手口なども、良識あるブログサービスが認めるものとは思えません。
 こちらが当該URLを添えて説明しているにもかかわらず、今回返ってきた二回めの返信の一部が、コレ。
 また、お客様より、ウェブリブログに問題のある内容が掲載されているとの
ご連絡をいただいておりますが、お客様がBIGLOBEカフェ利用規定に抵
触すると考えておられる「具体的な掲載内容」についてご連絡いただけており
ませんでした。つきましては、BIGLOBEカフェ利用規定に抵触すると思
われる
・具体的なURL
・具体的な掲載内容(どの掲載部分が抵触するとお考えであるか)

 あのー、BIGLOBEカスタマセンター担当者様、アナタ、こちらが送信したメール、ちゃんと目をかっぽじって読んでますか?
 具体的なURLは二度も書いているし、どういう点が貴サービスの規約に反するかも書いていますよ。
 一見誠実そうな文章で極めていい加減な回答。
 gooブログではIP取得していないので、IPを知らせろと言われてもねぇ。
 これらのトラックバックをスパムと認識しないのであれば、gooブログサイドから同じように無差別に送られたトラックバックも、ウェブリログではスパムトラックバックとしないのでしょうかねぇ。
 そういえば、ウェブリログのトップページを見ても、トラックバックの使い方を啓蒙するコーナーがどこにもない。
 ブーメランコメントという独自のトラックバックシステムは、アカウントを取得していないユーザーからのトラックバックを阻止する為のものとも見受けられ、自サービスユーザーが迷惑行為に見舞われにくい機能は万全なんですが……
 自分の所を利用するユーザーさえ被害が及ばなければ、他所のサービスのユーザーがどうなっても知ったことじゃないって事ですか?
 
 送った苦情に対して、回答のメールを送ってくるのは良いのだけど、どう良心的解釈しても、こちらの抗議文をしっかり読んだものとは思えず、せっかくのカスタマーセンターというサービスが台無しですよ。こんな対応なら一切合財無視されたほうがマシ。
 
 そんなわけで、僕がこの先、BIGLOBEをプロバイダとして利用することはない事でしょう。

はてブにネガティブ投票はいらない

2005-08-08 | WEBにまつわる話
 はてなブックマーク(以下・はてブ)を利用していて、自分以外のユーザーのブックマークをクリックすると、ブックマークしたユーザーの数の割に全然面白くなかった、ということがよくあります。
 
 実際、はてブの熱心なユーザならこういうことを幾度と無く体験しているはずです。つまり、

 1. 「最近の人気エントリー」から、人気のあるURLにアクセスしてみる
 2. しかし、そのURLは自分には質の低いものに思える
 3. なぜこんなURLが人気を集めているのか分からない
 4. その気持ちをフィードバックしたい

というようなことを。ここで、そういう気持ちをはてブに対してフィードバックできないというのはシステムの欠陥とすら言えるように思えます。
今日の井原 - はてなブックマークにネガティブ投票の機能を実装して欲しい

 これ、はてブの欠陥ですかね?
 僕はそうは思わないのです。
 確かに、たいして面白くないURLが、数多くマーキングされている事は珍しい事ではないし、ある層から支持されているブロガーの記事は、一定以上の質を保っているとはいえ、「おいおい、それ、ブクマするほどのものか?」と思えることはしばしばあります。でもそれは、ブックマークする事に熱心なユーザーの趣味が偏っているだけの話だと思うんですよね。そうしたユーザーの趣味にあわない人が、たくさんブクマされたURLを見に行っても、面白くないと思うのは当然の事だと思うんです。
 
 だいたい、「つまらなかった」という意思を伝える為の機能が装備されて、それが公に発表され、目立ってしまうシステムって、やっぱりよくないでしょう。
 だって、それって結果的にバカ晒しをランキングにする事ですよ?
 そこで「バカ」として扱われるのが、「つまらない記事をブックマークしたユーザー」であるのなら、それを合意の上で利用してさえいれば、さほど問題ではないかもしれないですが、恐らく「バカ」として扱われるのは、ブックマークされた記事とその筆者の方でしょう。

 はてブのコメントをメタメッセージとして受け入れられる人なら良いけれど、中には自分と無関係な場所で晒されていると感じるユーザーもいる……というか、そっちのほうが多いと思うんです。
 現状ではブクマされて否定的なコメントが付けられていても、多くのブックマーカーが取り上げる事で、肯定的なコメントや擁護するコメントがつく事も珍しくありません。
 それがネガティブマーキングをランキング(井原さんはランキングにするとまでは言っていませんが、ネガティブ投票が行われると、どこかでランキング化する事は必至でしょう)にする事で、救いの手がなくなってしまう。
 基本的に僕は、そうしたメッセージを受け入れる事が出来ないのなら、リファラを辿ったりせずに知らないままでいろ、アクセス解析など見るなという考えなのですが、ネガティブ投票が「イタイブログの投票所」となることは容易に想像できますし、それが心無い一部のウォッチャーのストレス発散場になるにはそんなに時間がかからない物と思われます。
 ストレス発散のターゲットにされたブログが、閉鎖したりパスワード制に移行することで、良質な記事を書くブロガーを失ってしまうのはもったいない話です。
 
 
 もっとも、良質な記事を多く書くブログ主って、多少の悪評にはめげずに、頑張って続けていくものだとは思いますが。

gooブログにパスワード機能は要らない

2005-08-08 | goo BLOG
 各ブログサービスが、質を均一化する必要は無いと思う
 スタッフブログ(のコメント欄)を読んでいると、たびたび目にするのが、「○○ではBlogPetを使えるのに」「××では無料でもアクセス解析ができるのに、gooブログでは自分で設置もさせてくれないのか」「有料でもjavascriptが使えないサービスなんて……」という他所のサービスと比較して、この点が劣っている、というものです。
 確かにgooブログは、有料版のアドバンスでも無料版との差異が少なく、決して高機能とは言い難いのデすが、ブログサービスとして特徴が無いわけではありません。
 お絵かき機能があったり、分かりやすいHTMLエディタがあったり。
 ……どっちとも使わない、という人も多いでしょうし、HTMLエディタは分かりにくい、という人もいるでしょう。でも使わない機能があることで、動作が重いとか、使いにくくなったと言う事は無いのだから、文句を言うような事でもないだろ、と思うのですよ。実際、僕もどちらの機能も使わないのですが、この機能があることで不都合を感じたことは無いです。マシンのスペックが低いのに無理して使おうとすると、ハード的にキツいということはあるかもしれませんが、それはサービスサイドにクレームをつける事じゃない。
 時間帯によって重くなることには、確かに不満がないわけではないのですが、何度か書いているように、スタッフブログの内容をコピペしただけのものとか、キーワード検索によるクソな内容のトラックバックとかを行わない啓蒙を行う方が先決でしょう。宣伝トラックバックを送りまくるユーザーとか、トラフィックエクスチェンジを使うようなユーザーが、アクセス過多で重くなるサーバーの文句をいうのは間違っています。だいたいね、トラフィックエクスチェンジって、ある意味不正アクセスだと思うのですよ。読まれてもいないアクセスでランキングを高めようとする行為は、バカのやる事ですよ。とりあえず「トラフィックエクスチェンジでアクセスアップ!」とかいうくだらないエントリーを書いているヤツからは、アカウント剥奪してもいいと思う。つか、消してしまえ、コンチクショウ!
 
 あ、コーフンしてツバが飛んでしまった、スマンスマン。
 
 さて。以下からが本題。
 自分の想定外のネットユーザーに閲覧される事を、快くないと感じるヒト達がいます。身内だけの話がしたいとか、特定の趣味を持つヒトが一定のコミュニティ外の閲覧を拒否したいとか。無断リンクを禁じたいという欲求も、「知らない誰かに見られたくない」「自分達のコミュニティの外で、自分たちのことを語って欲しくない」という事から発生してくるのでしょう。
 そうしたヒト達が自分達の欲求を満たす為に、パスワードによる閲覧者限定措置を図ることを、むしろ僕は推奨します。パスワードをつけたサイト内で、他人の悪口を書いたりする事は、あまりに陰湿で卑怯者のする事ですが、何を書かれようともこちらがそれを知ることが出来ないのなら、どうでもいいハナシ。
 僕はブログを「言及し合うためのツール」だと思っています。いや、そのためだけに使う必要はもちろん無いのですが、書いた文章ごとにURLが与えられ、相手に「アナタの文言に関する事書きましたよ」と知らせやすいシステム(トラックバック)になっていることから、それまでの「ホームページ」と呼ばれたサイト形態(ホームページという言葉の正しい用法でないのは承知ですが、ここでは便宜上、ブログ以前からあったFTPソフトでアップロードするコンテンツの事を「ホームページ」と呼びます)よりも横の繋がりを得やすい(横の繋がり=トラックバックのことではありません。記事単位のリンクのことです。トラックバックで横の繋がりを、という発想があると検索トラックバックの氾濫の原因になるので注意)ことこそ、ブログの醍醐味の一つでしょう。
 元々WEBサイトは基本的にオープンなものではあるのですが、ブログというサイト形態は、それをさらに促進させ、それまで全く交流の無いサイトオーナーとのコミュニケーションを、一段と取りやすくしたものであると言えます。ブログツールをデフォルトで使っている場合、そうしたコミュニケーションを否定的に捉えるのはおかしなハナシなのです。コメントやトラックバックをオフにするとか、知らない人から言及されるのが嫌なら、パスワード制をとるのが最も簡単な手段です。
 
 でも自分の使っているブログサービスでは、パス制にしたくてもその機能がない、という方もいらっしゃるでしょう。僕が利用しているgooブログも、パスワード機能がないブログサービスの一つです。
 この事について、gooブログスタッフのチーフである村井さんは、スタッフである事を切り離した「個人の考えを述べる」、ご自身のブログ内で、次のようの仰っています。
常に情報をWEB上に公開し、発信するツール。それがブログ。つまり「オープン」。
今日あった出来事や彼氏彼女のことを自分の為に書きためるツール。それが日記サービス。つまり「クローズ」。
公開先を限定できる機能をブログにつけてほしいと言う要望が良くある。
しかし、それはそもそもブログの機能とは違う。
村井説人の日記:ブログとホームページと日記とSNS

日記とSNS。
両サービスは「クローズ」と「クローズ」と言う点で親和性の高いサービスと言える。
もし、無限に広がるWEBの世界への情報発信を嫌うなら、SNSを使い、日記サービスを使うべきだと考える。
でも逆に無限に広がるWEBの世界に興味を持ち、そこに積極的に情報発信をしていきたいと考えるならば、是非「ブログ」を使ってみてみてほしい。
村井説人の日記:ブログとホームページと日記とSNS
太字は引用者による

 より多くの人に利用してもらう為には、当然多くの機能があったほうが良いでしょう。
 パスワード機能を望む声は僕の予想に反して多いようで、パスワード機能が無いという理由でgooブログを離れていく人も、もしかしたらいるのかもしれません。あるいは、gooブログを抱えるNTTレゾナントでは、ユーザー絶対数の確保の為に「パスワード機能を盛り込め」と機能強化を指示するかもしれません。
 でも無料サービスのブログにおいて、閲覧者を限定する事って、その機能を望むユーザーの確保以外にはメリットって少ないと思うんですよね。(このことについて、「無料ブログサービスの最大の失敗は、その黎明期に広告なしが当たり前だったこと」というテーマでかなり前から考えているのですが、うまくまとめられないのです)
 村井さんはブログサービス提供サイドの人間として、ブログツールと日記ツールを別のものと考え、「クローズなコミュニティを使いたいのなら、日記サービスを使うべき」と明言されています。gooブログの運営方針について、村井さんがどの程度まで権限を持っているのか分かりませんが、一ユーザーたる僕は、村井さんのこの考えを支持します。ブログというツールの仕組上、あえてクローズな空間を作るのは、「余計な機能」です。ユーザーが相互に言及しあってこそ、ブログの面白さが伝わるものと考えます。

 パスワード機能が欲しかったら、その機能を有するサービスを使えば良いんですよ。はてなダイアリーとかSeesaaブログ、ココログもFC2ブログも、そうした機能を持っているようです。
 いろいろな人とコミュニケーションをとりたい、しかし自分の考えに賛同する人以外の話は聞きたくない、そんな王様気分に浸りたい人には、そういうことが可能なサービスがあるのです。
 ブログツールで日記を書いてはいけない、そんな決まりは全くないのですが、他人に読まれたら困る事があったり、書いた事に反論される事を嫌うのであれば、ブログが持つオープン性を捨てて、クローズなサービスを利用すべきだと、僕は思います。
 そんなものをブログでやる意味を、僕は問いたいのです。それはクローズスペースで行われるべき事であって、誰もが見る事のできるところでやる事じゃない。クローズスペースを誰もが簡単に構築できるサービスがあるのだから、そっちを利用すれば解決するのです。
 ログの移転が面倒、という声もあると思いますが、こと、クローズ性を重視する人の書いた物は、プライベートな出来事を綴ったものが多い事から、ほとんどの場合、過去ログとして移転をする事に意味が少ない。とりあえずお気に入りの記事だけをテキストエディタにコピペしておいて、ゆっくり再アップすればいいのです。移転にかかわる手間まで、サービスに責任を押し付けるのは筋違いという物でしょう。
 
 そんなわけで、gooブログ様、ブログというサービスを名乗っている以上、閉鎖的空間を要望するユーザーの声にめげずに、今まで通り、パスワード機能をつけない事を強く要望する次第です。
 
 
 うわっ、全くまとまりのない文章だな。

足跡機能のログログシール

2005-08-07 | 便利ツール
 先日から、サイドバーに新しいバナーを貼っていることにお気付きでしょうか?
 
ログログシール


 これですね。
 巡回先の某所で面白いデザインのバナーがあったので、何だろうと思ってクリック、説明を満足に読みもせずに作成してしまいました。
 どうも同じサービス(ログログシール)を利用しているもの同士で訪問すると、足跡機能が働いて、バナーをクリックすると見ることのできる、「訪問者履歴」に残るようです。ま、アクセスアップツールといって差し支えないでしょう。Yahoo!ブログなどにある機能を、強引に自分のブログに付属させてしまうツールで、ブログサービスの垣根を越えて利用できるのがミソ。
 ただしHTMLを貼り付ける必要があるので、gooブログではアドバンスを利用する必要がありますね。
 
 バナーを貼り付けて、数時間後に「あ、これは足跡機能のことなのか」と気付き、ブログサービスのオマケ機能で最も望まないもののひとつであるので、すぐに剥がそうと思ったのですが、せっかくだから、このシールがどのくらい有効なものなのか様子を見てみることにしました。
 
 こうしたツールは、きっとアフィリエイト主体のブロガーばかりが利用するのだろう、と思っていたのですが、以外にもそうしたブログからの訪問履歴は多くない模様です。……といっても、僕は自分から足跡をつけて回るようなことをしていないので、設置から二日経った今でもログログシールユーザーの足跡は10件くらいしかないいのですが。
 きっと、せっせこ足跡をつけて回って歩けば、それなりにアクセスが増えるのでしょう。そしてきちんとコメントを残せば、相手も義理で訪問してくれて、コメントを残してくれるかもしれません。
 面白い機能だと思う反面、このツールを使う上で、相手のブログとの共通点は「同じシールを字貼っていること」ということだけで、ブログのテーマが似ているということはなく、訪問してくれたからといって、自分には全く興味のない内容のブログであることが多い、ということ。せめてブログのテーマ別にカテゴリを分けられていれば、ブログランキングよりも面白い「ユーザー引き込みツール」になれると思うんですけど。
 
 せっかくだからもう少し貼っておきます。

恥ずかしいブログの消し方のケース

2005-08-07 | WEBにまつわる話
 ブログっつーのはね、常に誰に見られるのか分からないということを、十分認識して書くものですよ。
 
 はい、事実確認は人格の否定ではないしょへ言及いただいた、ある方(仮にPさんとします)のハナシですよ。
 
 ※以下の内容は、事実確認は人格の否定ではないしょの内容を読まなければ、何の事だかサッパリ分からないものなので、念のため。
 
 まぁ、ね。
 その言及いただいた記事の内容自体は、面白かったと思うんですよ。
 ちょっと復習、ムラ子さんとモヒ男君の会話。
 ムラ子:「○○って映画を見たけど面白かったよぉ」
 モヒ男:「それって宣伝先行のクソ映画でしょ。しかもパクりだし」
 ムラ子:「ねぇ、どうして私にケチをつけるの?」
 モヒ男:「えっ? 映画にケチはつけたけど、君にケチはつけていないよ」
 ムラ子:「ひどい。バカにしているのね」

 以上の会話は、モヒカン族のキーワード、ムラ社会のものをBLOG STATION:批判について考えるでのKenさんの文章にあわせて、その発言者が分かりやすいように書き換えたものです。
 で、言及していただいたPさんによると、モヒ男君の「それって宣伝先行のクソ映画でしょ。しかもパクりだし」というのは相手によって「あれはひどかったよね」と言うもんであって、言ったヤツもバカ。 でもまあ、相手が怒るかどうかは言ってみなけりゃわかんないんだそうだ。
 ごもっともであります。
 批判的な内容の文言を、相手を選ばずに行うとエライ目にあいます。
 下手に子供相手に説教なんかしたりすると、非難轟々です。
 相手が子供かもしれないのだから、手加減しろよ、とか、子供の心を傷つけることはないだろう、とか。
 うっせーな、まったく。
 そんなんだから、ガキがつけあがってチョーシこいて好き放題やって、身に危険を感じると「中学生なんです、ゴメンナサイ」とか言い出すんですよ。
 子供であることを武器にして、ネットなんかやるなっつーの。
 意見の良し悪しに、実生活の身分なんて関係ないんですよ。大人も子供も、おにーさんもおねーさんも、社長もニートも発言内容に責任を持てないのなら、物事を批判するなって。

 要は「批判の仕方」なんですよ。
 自分の嫌いなもの・受け入れ難いものに対し、「クソだ、バカだ」では、相手も納得しないばかりか、攻撃されたと受け取られて当たり前の話です。
 冒頭のムラ子さんとモヒ男君の会話の場合、はてなグループモヒカン族で定義するムラ社会を分かりやすく説明する為に、極めて端的なケースを例に挙げられていますが、あの場合のモヒ男君の発言は、そもそも批判というレベルにも達していないわけです。もちろん、ムラ子さんに対して何らかの攻撃を仕掛けたわけでもありません。
 もちろん人によって「受け取りかた」の違いがあるでしょうから、自分の好きなものが批判された時に、自分も批判されたと感じる人は存在するでしょう。
 しかし、それだとWEB上でのコミュニケーションって、物凄く難しくなるんですよ。
 ブログ上の希薄な人間関係において、相手の趣向に対し、そこまで考えて発言しなけりゃならないものですか?
 しかもその「相手」は、必ずしも一人とは限らず、むしろ不特定の多数なんですよ。
 好きなロックバンドのことを誉める発言でさえ、強烈なアンチオレンジレンジロックバンドの反感をかうのです。だからといって、そのロックバンドを好きなことをネット上に書き綴ることを、他人から禁止される謂れはありません。その逆も然り。(但し、嫌いということを書く人は、時に「単なる中傷」になりやすいことに注意しなければならない)
 
 
 あ。
 なんかすっげー話がズレてきた。
 
 だからPさんのことですよ。
 事実確認は人格の否定ではないしょに対する意見を書いていた人のことです。
 彼に言わせれば、僕の件のエントリーも、その中で言及しているKenさんのエントリーも、「バカ」なんだそうだ。
 いや、僕は「バカ」と言われることに対してはそれほど嫌悪感がないのですし(そもそも大した根拠もなく、安易にバカと発する人こそバカだと思うので)、Pさんのその記事は、僕の記事を真面目に考察した良い記事だと思いましたよ。
 でもね、批判的な記事を書いた挙句、その結論を「バカ」のヒトコトで括り、自分の読者にはこちらを特定できるように、リンクのないURL(h ヌキのもの)記述でバカ晒し(アクセス解析に残らないので、言及されていることを気付かれにくい)、しかしそれを本人にバレた途端、ブログごと消し去るチキンぶりってのは、どーなのよ?
 ブログという誰にでも見られるメディアを利用しているくせに、特定の人物に見られたらまずいことを公開するのは、非常にみっともない。
 しかもたいていは、「見られたらマズい人物」には見られているものなのです。
 
 
 えーと。
 ぐれあむぺんぎんは、何処にいったんでしょうねぇ……
 
 参考
2005年08月05日 takopons 『[hoge]ぐれあむぺんぎんはしにました。とのこと。人をバカにして後でエントリ削除すれば済むと思ってる?』
はてなブックマーク - はてなブックマーク - それはね-ぐれあむぺんぎんどこへゆく


間違いだらけのブログ初心者講座

2005-08-04 | WEBにまつわる話
 2003年秋頃からでしょうか、無料のホスティング型ブログサービスがちょこちょこ出始めて来たのは。
 gooブログは2004年春からのスタートでしたが、その頃は、ブログが一般的なものとは言い難く、始まったばかりのサービスでは、他人よりはちょっと知識を持っているユーザーや、好奇心の旺盛なユーザーが、「ブログというのはこんなシステムで、云々……」というような記事が人気を集めていたように思います。ランキングでも、常にいくつかはこうした記事を主体に書いているブログが上位に存在していました。
 
 しかし、最近そんな内容のブログって、あんまり見たことがないです。
 トラックバックって何ぞや、という新規ユーザーの記事はよく目にするのですが、初心者向けのブログ講座や、まともなアクセスアップ講座を見かけることが少なくなりました。
 うだうだ型にハマったことを言われなくても、好きなように使えば良い、という考えが主流になってきたのか、初心者講座が多すぎて今更なネタになったのか……
 ……なんてことを思っていたのですが、ある単語をブログ検索したものをRSSで吐き出させて、リーダーに登録しておくと、アララ、まだその手のブログって、死に絶えていたわけではなかったのですね。

 以下、そんな『初心者向けブログ講座』みたいなものや、『アクセスアップ講座』のようなものをいくつか読んで、思ったことなど。

 そうした内容を主体で運営しているブログは、基本的に丁寧な言葉で書かれていて、まるで優しいカルチャーセンターの先生のような口調であることが多いです。
 故に好感度が高いのか、寄せられているコメントを見てもほのぼのとしていて、その記事で説明されていることに対して感心し、ありがたがっている読者が多いようです。もっとも、そのコメントの主はだいたい固定化されていて、熱心な読者は少数のようです。もしかしたらその『初心者講座』を始める前から、ネット上で交流のあった者同士なのかも知れません。
 で、そこで書かれている内容なのですが、わざわざ「講座」を開くだけのことはあって、あからさまな間違いが書かれているケースは少ないのですが、その講座が本当に役立つものなのか、というと、実はたいしたことが書かれていないものだったりします。
 っていうか、利用しているサービスのトップページを読めば、書かれていることばかりであることが多い。新しい電化製品を買っても、説明書も満足に読まない人ならば、存在価値はあるのでしょうが……
 
 しかし、こうした「初心者講座」あるいは「アクセスアップ講座」が、本当に役に立つものなのか、大したことないものなのか、見分けるのはカンタンです。
 
ダメじゃん! その1

 極めて個人的なトラックバックの見解を、さも一般常識として語る。
 「個人的な考え」ということを知らせた上で説明するのなら良いのですが、「キーワード検索をかけて同じ話題に触れたブログを見つけ出して、どんどんトラックバックを送りましょう!」というようなことを書いた「初心者講座」が、信じられないことに存在するのです。ブログをやっている人の中には、そういう使い方をしている人も、確かにいますが、それを鵜呑みにして、アクセスアップのために良いと信じて撃沈した人を、オジサン、よぉ~く知っています。

ダメじゃん! その2

 コメント欄に、「TBありがとうございました!」ばかり並んでいる。
 記事中にはリンク先がないにもかかわらず、「トラックバックありがとう」というコメントが並んでいたら、それはブログ主のスパマー気質が高いことの証明です。
 そんなやつの書いたものをアテにするようでは、あなたもきっと、スパマー予備軍!
 
ダメじゃん! その3

 話を進めるの為に、有名な漫画キャラを使用している。
 どう考えても権利者に許可を貰っている様子はないのに、漫画やアニメのキャラクターを二人登場させて、先生と生徒の役割をさせる「ネット講座」がありますが、著作権侵害しているような人にモノを教えてもらっても…… ねぇ……
 そんでその手のサイトに限って、下のほうに「無断転載禁止」とか書いてやんの。
 
ダメじゃん! その4

 箇条書きする為に機種依存文字(丸囲み数字)を使用。
 これを使っている人の「初心者講座」の信用度は限りなく低いです、個人的に。
 あと、 僕はW3C信者じゃないので、テーブルタグによるレイアウトは気にならないのですが(というか、W3C信者には、gooブログは使えないと思う)、文章の字下げをするために、複数行に渡って全角スペースをいくつか並べている人の「初心者講座」も、なんだかなぁ、と思う。
 ちなみにこのブログも、字下げをするために見出しタグを使うといった、W3C信者には許しがたいであろう表記をしております。
 直すの面倒なんだよう。
 
ダメじゃん! その5

 アクセスアップ講座に限った話なのですが、アクセスアップの方法を語る本人のブログのアクセスが低いのも、信憑性がない。
 「アクセスアップ」は多くの人が興味のある話題なのか、アク解の検索キーワードにはたまにでてくるようです。で、アクセスアップの方法を語りたがる人の多くは、なぜかアフィリエイトに御執心しています。
 アクセスアップの為にトラフィックエクスチェンジを勧める人のブログは、たいていアフィリエイトブログです。つまり「アクセスアップ」という単語を頻出させることによって、検索で辿りつかせて、あわよくばバナークリックさせようという魂胆なのでしょうか。
 ちなみにそういう人の「オススメのアクセスアップ方法」の代表例が、「検索キーワードのよる大量トラックバック」のようです。



以下、本文には全く関係ありません。
アフィリ厨な僕に愛の手を。
徳大寺有恒の「間違いだらけの輸入車選び」 (2005年上半期編)
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事実確認は人格の否定ではないしょ

2005-08-03 | WEBにまつわる話
 「事実確認」というほどのものではないのですが……。
 一つの事象について、他人がどう考えたのか、そしてそれが自分と同じ意見だったのか、そうではなかったのか。
 同じ意見であれば、価値観を共有できて喜ばしいだろうし、違う考えだったら物事を多面的に捉える事のきっかけにもなると思うんですけど。

■価値観って、人格の一部でしょ?

「○○って映画を見たけど面白かったよぉ」「それって宣伝先行のクソ映画でしょ。しかもパクりだし」「ねぇ、どうして私にケチをつけるの?」「えっ? 映画にケチはつけたけど、君にケチはつけていないよ」「ひどい。バカにしているのね」
 (はてなグループ:モヒカン族 - キーワード「ムラ社会」)

私たちは全員、ムラ社会の中に住んでいます。(もちろん、モヒカン族も例外ではありません。)
モヒ男君は、「映画にケチはつけたけど、君にケチはつけていないよ」と言い訳していますが、「○○という映画が面白い」と言っている、ムラ子さんという人間の価値観を否定していることに、気づいていないようですね。
BLOG STATION:批判について考える
※引用者注・キーワード「ムラ社会」のリンク先は、該当部分を見つけやすくする為、Kenさんがリンクした場所とは一致していません。

 自分の好きなものを批判された時に、自分の人格をも攻撃されたと思うことが、「ムラ社会的」なんですよ。上記引用文の場合、モヒ男君はムラ子さんのことを卑下しているわけではないし、ムラ子さんが○○と言う映画を好きでいる事を、無理やりやめさせようとしているわけではないのです。価値観の相違があったことは事実だと思いますが、相手が「○○が好き」の発言を受けて、○○に対する自分の評価を述べたに過ぎません。相手の価値観を否定したわけではないのです。
 もちろん、この会話の後に、モヒ男君が「うわ、ムラ子、趣味悪いね、あんな映画が面白いなんてバカなんじゃないの?」と発言したのなら、人格攻撃と見なしても構わないと思いますが、モヒカン族キーワードの「ムラ社会」に記された該当部分だけでは、そこまで謳われておりません。
 このモヒ男君とムラ子さんの会話の例でいうと、批判されたのはムラ子さんではなく、映画監督や宣伝スタッフです。
 もし、BLOG STATIONのKenさんが、モヒカン族キーワードの「ムラ社会」に書かれた二人の会話の後に、「あんな映画が面白いなんてバカなんじゃないの?」と続く事を想定し、「それは人格攻撃だからイクナイ!」と考えたのだとしたら、○○という映画に対して低い評価をしているモヒ男君に対して言論を封鎖し、モヒ男君の価値観を述べる事を否定している事にもなるのです。(結局、批判する事を止めさせようとする人は、「批判する事を批判」している事になるので、どこかで矛盾点が生じがちです)
 好きか嫌いかという生理的な問題は、互いにいくら意見を出しあっても、どちらかの考えにまとまりにくいものなので、「好き」「嫌い」の事実確認にとどめた方が無難かとは思います。あまり白熱すると不毛な言い争い≒罵倒合戦になるのは目に見えています。→参考:他人の不幸は蜜の味: ブログ上の議論が不毛な結果に終わりがちな理由

 ……と、ここまで僕は、実は二人の会話が、ある限定された状況以外での物と考えて書いています。オフライン・オンライン問わず、日常会話のような流れから、ムラ子さんが「先日見た映画」の事を持ち出した時のことを想定しています。モヒ男君の「それって宣伝先行のクソ映画でしょ。しかもパクりだし」という発言は、ちょっと空気を読めていないのかもしれませんが、ムラ子さんの「面白かった」という感想に対して、特に不自然なものとは思えません。
 冒頭で書いた事と、繰り返しになってしまうのですが、別の例をあげると、こんな感じ。
 例えばムラ太郎君のブログにおいて、「この前キャンディーズのCDを買った」という記事を書いたとします。その記事についたコメントの流れとしては、「やっぱりランちゃんが、かわいいよねぇ」というもの。そこへちょっと乗り遅れた常連のモヒ三郎君が「いやぁ、ランちゃんブスだし、でしゃばり過ぎでしょ。俺はグラマラスな方が好きだからスーちゃんがいいな」という発言があったという、そんなものでしょう。全く関係なのですが、キャンディーズ全盛当時、ランちゃん派だった僕は、現在、当時の映像を見ると、間違いなくスーちゃん派です。ぶつぶつぶつ。
 このモヒ三郎君の発言が批判されるとしたら、「空気読めていない」ということだけであって、別にランちゃん好きの人格を攻撃しているわけではないのですよ。他の人とは違う感想を述べただけでしょ。自分が抱いた感想と同じモノを、他のみんなが抱いているわけではないのです。モヒ三郎君は「自分はこう思う」という事実を発言しただけですよ。
 ところが、この手の発言が、普段モヒ三郎君が訪れた事も無い、キャンディーズファンサイトである「ランちゃん大好きクラブ」で行われたものだとしたら、ちょっと話が違ってきます。その場合においてもモヒ三郎君の発言内容が「人格攻撃」とは思えないのですが、空気を読めていないにもほどがありすぎて、モヒ三郎君を弁護する気にもなりません。
 ただし、ネットというパブリックな場所において発表された文言は、時にはこうしたモヒ三郎君のような輩によって異論が唱えられる事も容認すべきだとは思います。
 ……てなことを考えていたら、はてブに登録された、Kenさんの冒頭の引用元の記事を扱ったはてなダイアリーにほぼ同じ意見が書かれていました。(文章を書くために関連記事を巡回してしまうと、大抵は誰かが既に取り上げているのが、はてブのデメリット)
たまたまgoogle先生のお達しで拝見していたブログにとても不快なことが書いてあった、としよう。「あぁ私の意見とは真っ向から対立する奴だ。こういうこと書く奴がいるからけしからん、うぅ、イライラする...。」と思う。

そのブログに対して、「お前ウザイ」と書き込む人は、(僕には信じ難いが)結構いる。



その違いは何か?現実であれネットであれ、基本的にはどんな意見を持っていようとそれを発言する権利を誰しも持っている(という前提がある)。だとすればその意見に反論する権利もまたあるわけだ。
Tres tristes tigres...
※太字は引用者による

 自分の好きではない物に対して、日常的に礼賛されているサイトに乗り込んでいき、異論を唱えるのは、あまり利口モノのやる事とは思えないのですが、異論が出された事で、即「人格攻撃だ」というのは、被害妄想に過ぎると思います。
 「お前ウザイ」というのは、「意見」では無いので荒らし扱いされて当然ではありますが、「自分はそうは思わない」という事を、それなりに理由をつけて述べるのは、決して間違った行為ではないでしょう。ま、歓迎されないのは分かりますけどね、僕はネットにおいて、「なぁなぁな関係」を守るために自分の考えを封殺する気は無いので、自分が言う事も、言われることもあまり気にはしませんね。
 
 
 以下、これまでのログから、関連していそうなものを抜粋。
 あと、これは「批判される側」への注意点なのですが、自分の一部が批判されただけで、あるいは自分が好きなものを批判されたことで、自分の全てが否定されたような感情を持つのはやめて頂きたい。
批判系サイトで気をつけたいこと


反論の場があるにもかかわらず、ウジウジしているようなら自分のblogで「物事に対する考え」なんか延べなければ良い。意見交換がblogの全てではないのだし、みんながみんな自分の意見の同調者だと思っているのなら、それは大きな間違いなので、反論を恐れるのなら意見を述べるblogなどやらないことだ。

それってやっぱりネットマナー?…4





 「異論を唱えられたくない」「批判されたくない」「議論をしたいわけじゃない」という人がブログ上に存在するのは分かるのですが、そういう彼等が、少なからず何かに対して評論を行っているものでして、「自分は何かを言及するけど、その事に対しての言及はしないで」というのはなんともムシのいいハナシですなぁ、というのは、これまでこのブログ内で何度も述べてきたとおり。僕が「無断リンク禁止」を毛嫌いするのは、「リンクして欲しくない」という事に対してよりは、何かを批評しておきながら、相手に自分の記事への言及を禁じようとするのが気に入らないからなのです。

いちご100%

2005-08-02 | おたくなはなし
 いちご100%が最終回だったようで。
 相変わらず定食屋に入った時くらいにしか「少年ジャンプ」読まないので、前回何があったのか分からないのですが、結局ジャンプイズムの波にもまれて檜山ひかる西野つかさデスカ。
 連載スタートした頃はどう考えても東城綾がヒロインだったのに、この結末はアンケートはがきですか!
 良くも悪くもジャンプ主義、読者の期待通りに物語が進んだのか、それともジャンプ購読の中心層をも裏切る展開だったのか。
 つーか、オジサンとしてはですね、西野つかさの魅力が全く分からんのですよ。
 最近のワカモノの間では、ああいったちょっとコナマイキな女がモテるんですかね?
 アレならその性格をもっと極端にした、北大路さつきに魅力を感じるのですが。


 越後屋が、めがねっ娘好き&おっぱい星人であることを暴露するだけの記事だな。

 
 ジャンプイズムの元では、良い漫画が生まれないと感じます。
 作家が長いスパンで面白いことを考えても、結局大事なのは「次週の展開」であって、一週間ごとに必ず山場を設けなければならない事から、どうしても無理のある展開になりがち。その展開も、たいていは「多くの読者が望んだ流れ」になることから、意外性が少なく、結末が予想できてしまう。
 多数決で決められる物語は、多くの読者を喜ばせることができるかもしれないけれど、その喜びは決して深いものではなく、印象も薄い気がします。
 鳥山明のドラゴンボール、かなり早い段階から、ミュージックステーションにおけるタモリのやる気なさを感じませんでしたか?
 作家本人がやめたがっていたのに、アンケートで人気が高いものだから、延命措置を取らされていた感がプンプンしました。井上雄彦のスラムダンクは、ちょっと中途半端な感じが否めなかったものの、面白いままうまく終わらせることが出来たと思うのですが、中には、もうちょっと続けさせれば面白くなりそうだったのにと感じながら、山場が来ないまま不人気で打ち切りになったものも多いと思います。……ジャンプはあまり読んでいないのでよく分かりませんが、ジャンプ方式に追随したと思われる少年マガジンでは、チャンバラ ―一撃小僧隼十 (1)とか、GOLDRUSH! 少年よラケットを抱けが、「これから面白くなる!」と思ったときに終了していました(どれも古い漫画ですが、少年漫画誌を読んでいたのは、そのあたりまでなので)。
 
 ジャンプではよく「いちご100%」と対比される「きまぐれオレンジロード」ですけど、オレンジロードが、開始されたとき、その絵が江口寿史をヘタクソにしたような感じだな、と思ったものです。徐々に洗練されて微妙にエロっぽい良い絵になり、終盤ではそれが度を越して、エロ漫画チックな方向に走ったのが残念でした。
 それと比べれば、最初から最後まで統一された感じのする「いちご100%」絵は、安定感があって良かったですね。
 ……途中ほとんど読んでいないので、ジャンプファンの方からは「てんで的外れな感想」かも知れないけれど、「読んでいない人が抱いた感想」と思っていただければ幸いです。

 関連記事:いちご100%は○○だった!

【楽天ショッピング】今日の掘り出し物

2005-08-01 | 雑記いろいろ
これは何かの冗談ですか?

■館長が研修行ってる隙に
 スタッフとして思い切って戦国村ごと
 売りに出して見ました....... 

■一応、大将(社長)には報告してますが、
 大殿に見られたら首落とされそうです(爆)
【楽天市場】■■■川内戦国村■■■:鎧兜甲冑工房丸竹産業


まぁとにかく【楽天市場】■■■川内戦国村■■■:鎧兜甲冑工房丸竹産業へ行って、その売り物と販売価格に驚けッ!




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