EKKEN♂

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批判なのか、悪口なのか。

2005-01-12 | WEBにまつわる話
 批判なのか、悪口なのか。
 僕は自分が「何かに対して」批判的な事を書くことが多いので、そのことに対しての反論(=僕に対する批判)は、「あって当然」と思っています。
 何かを批判する人のサイトで、一番みっともないのは「自分批判をするが、自分批判するな」だと思うからです。
 で、ちょっと考えたのが、あけおめ記事を考える。に頂いたトラックバック、EVERYTHING HAPPENS TO ME:こわッ!(evitaさん)。
 この記事、僕の「批判のレベルに達していない、単なる悪口でしょ」と言う発言に対し、「批判になっていなければ悪口と来ましたか」と言うことですが……
 彼女自身批判のつもりなんてたいそうなもんじゃないのよねというものの、彼女の中で「毒」と悪口にどういう違いがあるのかが謎です。
 参考までにgoo辞書による「毒 舌 「悪 口
 当該記事において、唯一「皮肉をこめた批判」と受け取る(良心的な解釈の元に、です)ことができる部分は、これなんですけど……
この記事を読むと、「あけおめ記事」にアンチテーゼを唱えてるわけだけど「あけおめ記事」が無いと成り立たない記事なんだねぇ。
嫌い、面白くないって書けるのは「あけおめ記事」のおかげだねぇ。

---略---

「すいません、案外みんなちゃんとした記事書いてましたぁ!!」

案外って???(失笑)

書く文章によって、その人間が判断できるってホントかしらん??
気をつけよっと♪
EVERYTHING HAPPENS TO ME:こわッ!

 ここで出てくる「この記事」というのはこの記事なんですけど、「あけおめ記事」が無いと成り立たない記事というその記事も、僕のあけおめ記事を考える。という記事がなければ成り立たない記事なんですよね。しかも、こちらの記事に対して、何も訴えるものがないのです。
 案外って???(失笑)の後に隠された意図を、はっきり述べてこそ、毒か薬になるわけですが。
 同じ「案外」に対する不快感を表す記述でも、当該記事のコメントに寄せられたすしバーさんのコメントのように、「その言葉が悪い」事に対する理由付けがなされているものなら、「批判」です。 以下、太字による強調は僕の手によるものです。
好き嫌いを語るならいいが (すしバー)
2005-01-02 00:33:11


>すいません、案外みんなちゃんとした記事書いてましたぁ!!

すいませんはいい。
しかし「案外」は許せない。
えっけんさんは、どっからモノを言っているのか?
極論は好きだ。好き嫌いを語る上での暴言はいい。
「案外」がなければオチとして成立したものの、「案外」があるせいで、尊大かつ、多くのブロガーを下に見ているような感じに受け取れる。
それが「むだづかい日記」において、比較的多く見られる。

体制に影響は無いが、イメージ的に損していると思うことはよくある。
何かを批判する場合、自分がどの位置から発言しているかをよく考えて、気を抜いてはいけないと思う。

以上、たまにはちゃんとした意見を述べまして、新年の挨拶とかえさせていただきます。

むだづかいにっき♂:あけおめ記事を考える。のコメント欄より

 このコメントは、僕がすしバーさんの発言を、自分の成長の材料に使うこともできる、ちゃんとした批判だと思っています。決して単なる悪口だとは思っていません。「案外」という言葉の受け取り方の違いなので、僕の意図した「案外」は単語の選択がうまくない、と言うよりは、その単語が出て来るまでの過程が、伝わりにくかったのでしょう。その意味において、すしバーさんによる批判は、決して的はずれなものとは思っていませんが、evitaさんの記事では、僕の記事に対して、馬鹿にする意図は感じられても、それ以外のことは何も感じ取れません。
 今回の引用元の彼女、僕がトラックバックで頂いた記事にコメントした‘批判に達しない、単なる悪口でしょ’に対し、‘「批判」じゃなければ、即「悪口」ねー’と言ってますが、以前僕が記事にしたことが、ぴったり当てはまってますね。
 たまに見かけるのですが、「辛口系」とか「毒舌サイト」「辛辣な意見」と称しているサイト、僕はそういうものにとても興味があるものの、実際読んでみると、ガックリくることの方が多いです。それというのも、自分で「辛口」「毒舌」と言っている人のサイトは、実際には辛口でも毒舌でもなく、ただ対象になるものの文章をコピペして「バカ」「アホ」「氏ね」と書かれているだけ、というようなことがとても多いからです。
むだづかいにっき♂:批判系サイトで気をつけたいこと

 要するに、彼女のあの記事は2ちゃんねるネットウォッチ板における「バカ晒し」と変わらないのですよ。2ちゃんねるでの話であれば、やっていることの是非は別にしても、匿名の卑怯性を利用した行為として、分からないこともないのですが、自分の所在を明らかにしてのこの行為、正気の沙汰とは思えません。
 直接「バカ」「アホ」とは書いていないものの、あの記事に隠された意図として「こいつバカじゃねーの」が強く出ていることは明らかです。
 悪口を書くに当たって、あからさまに誰のことを言っているのか分かるような書き方(リンクや、URLの記述はもちろんのこと、誰にでも分かるような伏字も含みます)は、僕はどうかと思いますが。(余談ながら、誰のことを言っているのかわからないような「悪口」においては、相手の発言の引用は不可です。引用の際はその引用元を明記しなければならないからです)
 (念のため言っておきますが、当方の記事「他人の悪口を書く際のスタンス」は、題名にインパクトをつけるために「悪口」としていますが、書いてあることは「悪口を言う際のスタンス」ではなく「批判する際のスタンス」です。)
 悪口を言って相手をバカにしたいだけなら、ブログという双方向性の強いツールを使うのはどうかと思います。批判をしたいのなら、単なる悪口と思われないような書き方が必要です(改めて自戒を込めて書いてますが)。
 例えば、むだづかいにっき♂:募金は嫌いですに頂いた、僕の記事に対する批判的なトラックバック、ストレス発散日記:募金が嫌い?
 この記事、僕とは考え方が違っていて、こちらに対する反論めいたことが書かれていますが、僕は記事の内容には、まったく不快感がありませんでした。そういう考え方の人もいる、という意味において、有意義なトラックバックとも思いました。
 ただ、最初にトラックバックが来た時の記事の題名は「募金が嫌い?」ではなく、「募金が嫌い? バカじゃね?」とあったので、その記事の意図が不明確になってしまい、彼の記事のコメント欄において、「喧嘩をうっているのでなければ、せっかくの良い批判が、題名のせいで単なる悪口に成り下がっている」と書いたところ、訂正していただけました。
 訂正された所で、「バカじゃね」という部分がこちらの読者の目に触れるのもどうかと思い、トラックバックを消去するから、再度送ってほしい旨を伝えると、同意していただけました。それはこちらの記事に対する異見として、決して無価値な記事とは思わなかったからです。
 反論したいのか、悪口を言いたいの違いは、ブログという誰もが目にする事のできるスペースにおいては、大きな意味を持ちます。その意味では、EVERYTHING HAPPENS TO ME:こわッ!に僕がコメントした「くだらないトラックバック」は、謝罪と共に反省しなければならないものでしょう。
 申し訳ございません。
 当該記事が、「批判のレベルに達していない」と思うことに変わりはありませんが、あのコメントにおいては、悪口を悪口で返すものとして、子供の喧嘩レベルであったことは認めざるを得ないでしょう。今後気をつけます。

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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バカアホ死ね (Unknown)
2005-01-12 14:40:02
こいつバカじゃねーの
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↑ネタか? (LSTY)
2005-01-12 16:08:22
 でも、基本的に議論には愛情というか、思いやりが必要だったりするので、それが持てなければスルーするのが賢明だよな、とは思うのですよね。

 あとは、議論が成立する相手かどうか、という問題もありますし。
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読ませていただきました (Unknown)
2005-01-12 23:52:14
私としては、

ちゃんと読めてない人は、ちゃんと批判できない

と解釈していますがどうなんでしょ。



わたしも正しく読めてないかもしれませんが。
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●LSTYさん (えっけん)
2005-01-13 00:08:23
>基本的に議論には愛情というか、思いやりが必要だったりするので、それが持てなければスルーするのが賢明



なるほど、大人な見解ですね。

僕は自分のことが何か言われていることに対して、スルーできません。

それもトラックバック記事ならなおさらです。

しかしトラブルを起こさないためには、スルーも大事な手段かもしれません。

バカ・アホ・氏ねは、相手にしませんが。

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●Unknownさん (えっけん)
2005-01-13 00:09:31
>ちゃんと読めてない人は、ちゃんと批判できない

>と解釈していますがどうなんでしょ。



そうかもしれません。

が、自分の意図したことはなかなか伝わりにくいものです。

もちろん、相手の意図したことも、こちらが正確につかんでいるとは限らないのですけど。
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バカあほ死ね (Unknown)
2005-01-13 01:58:22
こいつバカじゃねーの
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利口賢者生きろ (Wellknown)
2005-01-13 15:16:54
こちらのお方、天才ではありますまいな。
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こんにちはー (ぶんだば)
2005-01-14 10:41:59
私のアク解をみていたら、えっけんさんのブログに飛べた(ブロガー論でリンクされてたようですね!びっくりしました)ので、やってきました。



えっけんさんほどになると、こんなコメントが付くのかあ…と悲しくなりながら上のコメント読みました。



私は現在著作権侵害と匿名による「荒らし」(というと誰ともいってないのにご本人が怒る)に悩まされています。



現に著作権侵害しているほうの記事はまさに「バカ記事晒し」とも言うべきもので、本意を読解してない上、自分の都合のいいところ(いわゆる重箱の隅)のみを無断で改変して取り上げ(引用元なし)、自分の結論を導く(といってもヴァカとかそんなレベル)というものでした。しかもご丁寧にTBしてくださったので、無断改変が明らかになったという有様です。



が、それとは別に、誰とはわかる形(といっても私のブログの読者じゃなければわからないでしょうが)で自分のブログで密かに?批判するという目には何度も遭っています。

その批判が批判になっていない場合は、私もスルーしています。(それが「ブロガーという人々」の記事につながりました)



また、コメント(荒らし)に対しては比較的誠実に真面目に答えるのですが、それは私の腹黒い部分であって「沈黙の読者に『ぶんだばはちゃんと答えてる』と見せる」という意味が大きいです(それでも相手は読んではくれないので、もうスルーしちゃいましたが)。明らかな「バカ死ね」みたいなのは削除ですけど。



ともあれ、日本人は議論が下手くそですぐ喧嘩になってしまうというのは散々ネット上でも体験していますが、どっちにしても、私も「本意を読み取れないくせに自分の意見も書かず『悪口』だけ書いてくるやつは荒らしと見なしてスルーだ」と言いたい気持ちはあります。

その方に意見があって、その意見が私と異なることは当たり前で、それに関してはまったく問題ないのですが…



いわゆる「議論」ということそのものを履き違えていること、そして読解力の低下が、問題の根底にあるような気がします。
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ぶんだばさま (LSTY)
2005-01-14 10:53:37
 こんにちは。



>それは私の腹黒い部分であって



 笑いました。自分もそうだから。



>本人は議論が下手くそですぐ喧嘩になってしまう



 前も書いたんですが、日本型のコミュニケーションにおいて、「理解」は「結果」ではなくて「前提」なんですよね。だから理解されていないと知るや、すぐに喧嘩になる。それも理解を得るためのものではなくて罵倒になりがちですね。

 だから、私は罵倒合戦になりそうな時は無理して良いところを指摘するように、意識はしています



 では。
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●ぶんだばさん (えっけん)
2005-01-14 20:40:35
この記事参考になります。

送信時には厳格で、受信時には寛大であるべし :小林Scrap Book

http://blog.heartlogic.jp/archives/000246.html



↑僕はこの小林さんの意見に同意しているわけじゃないですが、まぁ「誤読する方が悪いんじゃなくて、誤読させるような文章を書くほうが悪い」ということなのかな?



しかし、その誤読する人が匿名(ハンドルも匿名でしょうけど、ここでいう匿名は「捨てハン」「無記名」のこと)の場合は、だいたいにして単なる揚げ足取りなので、相手にする必要はナシ。

参考リンク:

「匿名」による批判の禁止ルールについて

http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/Anonymous.html
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