EKKEN♂

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トラックバック練習板は、いつまで「練習」なのか?

2005-02-25 | Trackback
 便利だとは思うのです、練習板。
 トラックバックというものが、マナー論以前の問題として「どうやったら送れるのかが分からない」という人はたくさんいるでしょうし、かといって他人のブログに向けて「トラックバックのテストです」なんて記事でpingを送るのは失礼な話だし。
 正直な所、「送る方法を確認するため」のトラックバックであるならば、自分自身のブログにトラックバックしとけ、とは思う物の、初心者はそのことにすら気付かないのでしょう。まぁ、それは仕方のない話。
 
 何かテーマを与えられた方が記事を書きやすいから、トラックバック練習板のお題を頂いて、それをもとに記事を書き、トラックバックpingを送る。これは分かります。間違った行為でもないと思います。
 ただ、僕としては、単にトラックバックを送ることのみを目的に記事を書いたり、書くことがないのに無理してお題に便乗するのは、本来ユーザー間の交流促すために設置されているのであろう「トラックバック練習板」の価値を半減させる物ではないのかな? と思うのです。
 個人のブログにトラックバックを送るより、大勢の人が参加している練習板にトラックバックを送ったほうが、本来は「読まれる」はずなのですけど、たまに巡回先で「練習板からきました」というコメントを見かけることがあるものの、新たな交流のきっかけにはなっていないという人のほうが多いのではないかな、と思います。
 
 タレントのブログのトラックバックでも言える事なのですが、数が多すぎるとトラックバックは読まれないものです。質の高いトラックバックばかりが集まる所であれば、多少苦労してもそこに寄せられたトラックバックを読む価値があるというものですが、実際は読みに行って損した…とまでは行かないものの、リアルメモ帖にでも書いておけ! という程度の物が多すぎるのです。
 備忘録代わりにブログを使うな、までは言いませんが(僕もそういう目的で使っているし)、トラックバックを送る=他人に読んでもらうことを前提とするなら、もうちょっとなんか書けないの、と思うんです。
 「練習板はあくまで練習なんだよ」という意見もあると思いますが、トラックバックを「送る方法」の練習は、そろそろ卒業しませんか?
 何のためにトラックバックを送りますか?
 細かく分けるといろいろな意見が聞けると思いますが、結局は「他人に読んで(見て)もらうため」ですよね?
 他人の記事に言及した場合でも、同じ話題を扱っているから通知する場合でも、ただの宣伝目的のスパム的なトラックバックでも、その良し悪しは別問題として、「他人に読んでもらうこと」が大前提のはずです。「他人に読んでもらう必要はない、でもオレはトラックバックする」なんていう人はいないでしょう。
 
 じゃあ、継続的に「読んでもらうため」には、どうすればよいでしょうか?
 仲良しコミュニティを形成するにしても、意見交換するにしても、魅力の無い記事ばかり連発していれば、人を集めるなんて事はできないのですね。
 例えばトラックバック練習板:最近読んだ本のタイトルを教えてください(2月18日)(600以上のトラックバックが集まり、「重い」ので注意して下さい)ですけど、このトラックバック練習板に参加した方、他の参加者の記事をいくつくらい読みましたか?
 憶測で語って申し訳ないのですが、たぶん、ほとんどの人は、上のほうにあるいくつかと、最新のいくつか、それと知り合いの記事くらいしか読んでいないのではないですか?
 練習板に参加して、新たな読者を獲得できるのは、初めの方にトラックバックを送った数人にメリットがある程度で、あとはそんなに効果が無い物と思います。その「初めの方に送った人」にしても、その人の記事がたいした内容の無い物であった場合は、PV数のアップには貢献するかもしれないけれど、訪問者が再訪することは極めて少ないのでは? 面白いとは
 思わなかったブログを再訪する人なんていないですよね。
 トラックバック練習板:最近読んだ本のタイトルを教えてください(2月18日)を例にとり、「こんなトラックバックは読まれない」を作ってみました。。以下の「引用文」っぽいものは、僕の創作です。
 練習板のお題が「最近読んだ本のタイトルを教えてください」ということを踏まえた上で、読んで下さい。
電車男を読んだ

gooブログで話題の「高円寺の女」を読みました。面白かったです。

 こんな内容のトラックバックがいくつもありますが、テーマに沿っていない物ではないにしろ、こんな記事を読んで、この人の書いたほかの記事を読みたいか、と考えると、そんな奇特な人はほとんどいないでしょう。いくらテーマに沿っていても、読む人のことをまるで考えていない、魅力のない記事だからです。
 こうした「その人の趣向」が分かり記事がいくつもあることにより、記事を書いた人のひととなりが分かって、親しみやすいかどうかを判断する材料にはなるにしても、そもそも「再訪したいと思うようなエントリ」があって、「その人の趣向」を知りたいと思う物じゃないでしょうか。
試しにトラックバック送ってみる

トラックバック練習板にトラバ

 こんな物もいくつもありますが、こうしたトラックバックを良く送る人は、「その人のブログに行っても何も書いていない」という認識をされてしまい、「読まれることが主たる目的」であるはずのトラックバック機能を多用することによって、読者の獲得機会を失うことになりかねないのです。宣伝トラックバックを常用する人が嫌われて、一時的にアクセスを増やすことは出来ても、最終的には誰からも相手にされなくなるのと同じですね。
 
 参考リンク:
 BLOG STATION:テーマサロンについて考える
 
 なお、この記事は後で追記する予定です。

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9 コメント

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Unknown (persempre)
2005-02-26 00:02:32
本日は、CSSでジタバタしたところをお救いくださって、ありがとうございました。 まずは、お礼を言わせていただきます。



トラックバック練習版の件につきましては、普通に他のblogから、トラックバックするのは、何の躊躇いもなく宣伝トラバのできる人ならいざ知らず、人によっては、勇気のいることではないでしょうか? どんな記事を書くbloggerさんかどうかおいといて、少なくとも練習版には堂々とトラバできますし、仮に、1行記事でも、「練習です。」という言い訳ができる。 そして、同じ練習版にトラバしてるbloggerさんには、コメントorトラバ、もしくはコメント&トラバも軽い気持でできそうな心理はないですかね。
Unknown (こに)
2005-02-26 10:06:07
私もpersempreさんの意見に賛成です。



トラックバックというものを気軽に練習するためには、やっぱり必要だと思いますし、他のブログに「練習です」なんてふざけたエントリでトラックバックしたらそれこそ顰蹙ものです。それを考えたら「練習板」に「練習です」というトラックバックするのは許容範囲内だと思います。



そこでトラックバックとはどういうものかを理解して運用できる練習の場であれば、失敗があってもかまわないわけですから、ある程度何でもありでいいのではないかと思います。

とはいえ、意図的な宣伝トラックバックは論外ですが。



そういえば、私はトラックバックの練習にニフティのトラックバック野郎を利用しなかったなあと。練習のためにわざわざ相方にブログ立ち上げさせて、相方相手に練習した記憶があります。ココログ用のトラックバック練習用サービスであるトラックバック野郎でさえ、当時の私には敷居が高かったです。

練習用はあくまでコミュニケーションというよりも練習用で割り切った運用で良いと思いますよ。

そこから卒業して、実際のブログコミュニケーションをできるようになれば、それで練習の役割は十分果たしていると思います。
どこまでが (ろぷ)
2005-02-26 10:12:24
 確かにえっけん氏の意見におおむね賛同。

 でもなぁ… 不毛なトラバの中には「書く」という行為自体に慣れてない人ってのはやっぱりいると思うんですよね。ブログ以前に小学校の作文以来書いたことが無い人とか。そういう人の場合、ドコかからお題を頂いた方が書けるって事もあると思うんです。そこもひっくるめて「こんなの書くな」ってのは少し乱暴だとは思いますが。



 んでトラバした結果、えっけん氏のような「書ける」人から見たら「なんじゃコリャ」な場合も多々あるんじゃないかなぁ。んまぁ、そういう経験の浅い人は人様に文章を垂れ流すなとか意見がありそうだけど、ブログやネットは自由であるべきと思うし未熟だからとかの理由で批判しちゃうのもどうかと思うッス。

 ブログって誰でも作れる反面、作る能力が無くても出来ちゃうじゃないですか。コレってそういう良い例なのかもしれませんね。

(ちょっとキツイ表現だったらごめんなさい)



 どっちにしろそういう「読者」を考えない、又は考える余裕の無いブログは、ほっといてもいずれ自然淘汰されてく運命なのでしょうけどね。





そもそも、

練習板なんだし、別にいいんじゃないかな。

「書ける」上級者が練習板の常連でいるってのもヘンな気がするし。
Unknown (persempre)
2005-02-26 12:03:48
きっと、えっけんさんも、まだ、書ききれてない部分があるのだと想像してます。 ろぷさんのいう

>「書ける」上級者が練習板の常連でいるってのもヘンな気がするし。

ですが、これこそ、秘かな、宣伝トラバではないかしら?



それから、掲示板でもよかったんだけど、えっけんさん、blogのグレー、ちゃんと見えてるけど、marginわざととってるんですか? それとも、私のマックちゃんのせい?
どーも (えっけん)
2005-02-26 12:26:55
お三方のご意見、大変参考になります。

追記するか、新たに記事を書くか迷う所。

もうちょっと時間下さい。
僕のブログのコメントでも (フーゾク語)
2005-02-26 16:03:35
書いたのですが、「トラックバック返し」なる言葉が、・・・。

電話で言うなら「コールバック返し」に。。

これ無限ループになると思うんですけど?



僕が言うのも変ですけど、

「トラックバック」トラックを送ってバックを貰う。ってことなんだろうけど。。

返されたらまたお返しするのかな?

あとトラックバック練習って、まずこちらからちゃんとトラック送っているんですかね(自ブログにちゃんとリンクを貼っているんですかね)?これ結構疑問。



いかん僕らしくもなく正論を吐いてしまった。。

やばい!!逃げろぉぉぉぉ~~~~~!!!





ところで、3月1日サイトリニューアル出来たらユーザビリティーを考えた厳しいコメント下さいね。宜しくです。
練習板の役割 (Ken)
2005-02-26 22:21:11
現在の練習板は、タイトルどおりの役割を果たしているのではないでしょうか。

ユーザーによるテーマサロンが出来る以前は、あそこが「テーマサロン」だったわけで、当時はサロンの役目を果たしてはいなかったのですから。

●フーゾク語さん (えっけん)
2005-02-26 22:45:08
>「トラックバック返し」



それが行われるブログ間の交流の方法によっては、全く無意味とは思わないけれど、リンク無しトラックバックを行う人の言い分として使われる「一方的トラックバックがイヤなら、お返しトラバすればいいだろ」は、物凄く押し付けがましくて嫌いです。





●Kenさん (えっけん)
2005-02-26 22:46:56
>現在の練習板は、タイトルどおりの役割を果たしているのではないでしょうか



最初のお三方のコメントにより、この記事はもうちと掘り下げる必要があると認識しております。



もうちょっと時間下さい。