FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

【経過観察】トリプタン系の弱点。

2008-11-10 23:54:08 | 頭痛
今日も10:40ぐらいから頭痛。
手元にあるイミグランが少なくなってきた、というか、次の診察までには足りなくなりそうなので、少し我慢してみようと思った。
まぁ、痛み自体も2合目くらいだったし、黙っていれば治まるだろう、と。

20分後、それは甘い見通しだったことに気づかされた。

片頭痛を含め、この手の痛みは早めに薬で止めないと、エライことになる。
わかっていたはずなのに。

11:10ごろにイミグラン点鼻薬を服薬したのだが、時すでに遅し。
痛みは5合目を越えてどんどん強くなり、もう我慢できないほど。
ひたすら店内をうろうろしつつ、時が過ぎるのを待つ。
頭痛が酷くなると、店内のアナウンスや照明、テレビの音、デモ展示の効果音などのすべてが気に障る。
12時過ぎまで耐え抜いて、ようやく痛みは峠を越えて落ち着いた。

いろいろ調べてみたら、片頭痛を我慢してからトリプタン系を服薬しても効果が薄いことの理由を見つけた。
片頭痛を放置すると頭痛の痛みが末梢神経を刺激し、さらにはそれが中枢神経に伝わっていく。すると、刺激を受けた中枢神経が「アロディニア:allodynia(感覚過敏)」を引き起こしてしまうらしい。
アロディニアとは痛みの閾値が通常よりも下がってしまい、普段ならなんでもない刺激すらも痛みをとしてしまう、神経の過敏状態。一度アロディニアが発生してしまうとトリプタン系の服薬でも、もはや痛みをすぐに取り除くことは難しく、治まるまでに時間を要するようだ。

参考(注:PDF):樋口脳神経クリニック 『中枢神経感作説とアロディニア』


やはり、我慢は禁物だな。
薬に頼ることが悪いことのように思えてしまっていたけれど、そうじゃないね。
痛みを止めないことには何もできない。
日常生活に支障をきたさないようにしないと。

イミグラン点鼻薬の苦さにも、もうすっかり慣れてしまった。
むしろその苦みを味わうと、「ああ、ラクになるなぁ」って安心する。


夕方、もう一度頭痛の波が。
2回目の波はじっとしていればやり過ごせるレベルだった。

昨日もそうだったけれど、一日に2~3回頭痛の波が来る、というのは前回まではなかった。
もしかしたらイミグランはレルパックスより早く切れてしまうのかもしれない。
それとも、頭痛の程度が酷くなっているのだろうか。
今度頭痛外来に行った時に聞いてみよう。



頭痛のサイトはたくさんあるけれど、
前述の樋口脳神経クリニック「頭痛に関するスライド集」は大変参考になりました。
興味のある方はぜひ!

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