何年ぶりかに、祖母と祖父の眠るお墓へ。
ぼくの記憶の中では、ちょっと寂れた、寂しい場所だった。
でも。
久しぶりのそこは、美しく磨き上げられた御影石が鎮座する、重厚な空間だった。
いつからこんなだっけ。
さりげない問いに、親父が答えた。
お前、見ただろ。
記憶って恐ろしい。都合のいいように事実を変えて記録していく。
お墓に水をかけ、お花を飾り、お供え物を添えて。
お線香を焚き、ロウソクに火をともした。
そばで焚き火をし、おばあちゃんたちを呼んだ。
手を合わせ、お祈りをして。
ルーティンのコースをたどる。
不思議なのだが、我が家のお墓参りは自宅の墓に手を合わせ、そばのお地蔵さん達が祭られている廟にお参りをし、さらに、その向かいにある3体の仏様にお参りをする。いったいそのコースにどんな意味があるのか、考えたこともなかったし、何が祭られているのかも知らない。ただ、昔からのコース。
自宅に帰り、家の前でも目印の焚き火をする。
親父と二人で火をおこし、燃えていく薪を見て。
炎をただ、眺めていた。
会話は無いけれど。
不思議に安心する時間だった。
夕食。
珍しく、親父とぼくはお酒を飲んだ。
薦めたドラフトギネスをおいしそうに飲む親父を見て、ちょっとうれしくなってみたり。
親父には不思議な感情を持っていて。
なかなか恥ずかしくて本音なんて言えないし。
ちょっと、貴重な時間だった。
ビールを飲んだら変な酔いが回って。
ちょっと寝ちゃったけど。
何年かぶりに過ごしたお盆は、
自分のルーツを確認する貴重な時間だったと思う。
あ、花火をする時間はなかったけどね(笑)
きっと何年後も、ぼくは、ここにお参りをし続けるのだろう。
それは、ぼくのルーツがそこに眠っているのだから。
ぼくの記憶の中では、ちょっと寂れた、寂しい場所だった。
でも。
久しぶりのそこは、美しく磨き上げられた御影石が鎮座する、重厚な空間だった。
いつからこんなだっけ。
さりげない問いに、親父が答えた。
お前、見ただろ。
記憶って恐ろしい。都合のいいように事実を変えて記録していく。
お墓に水をかけ、お花を飾り、お供え物を添えて。
お線香を焚き、ロウソクに火をともした。
そばで焚き火をし、おばあちゃんたちを呼んだ。
手を合わせ、お祈りをして。
ルーティンのコースをたどる。
不思議なのだが、我が家のお墓参りは自宅の墓に手を合わせ、そばのお地蔵さん達が祭られている廟にお参りをし、さらに、その向かいにある3体の仏様にお参りをする。いったいそのコースにどんな意味があるのか、考えたこともなかったし、何が祭られているのかも知らない。ただ、昔からのコース。
自宅に帰り、家の前でも目印の焚き火をする。
親父と二人で火をおこし、燃えていく薪を見て。
炎をただ、眺めていた。
会話は無いけれど。
不思議に安心する時間だった。
夕食。
珍しく、親父とぼくはお酒を飲んだ。
薦めたドラフトギネスをおいしそうに飲む親父を見て、ちょっとうれしくなってみたり。
親父には不思議な感情を持っていて。
なかなか恥ずかしくて本音なんて言えないし。
ちょっと、貴重な時間だった。
ビールを飲んだら変な酔いが回って。
ちょっと寝ちゃったけど。
何年かぶりに過ごしたお盆は、
自分のルーツを確認する貴重な時間だったと思う。
あ、花火をする時間はなかったけどね(笑)
きっと何年後も、ぼくは、ここにお参りをし続けるのだろう。
それは、ぼくのルーツがそこに眠っているのだから。