FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

『なつのひかり』。

2004-12-06 00:40:54 | 
江國 香織。
いつものカフェにて。

現実の続きだと思うと、そうでもない。むしろ、夢の始まり。
物語の始めからそんな雰囲気はあったけれど、読み進むうちに引き込まれた。


この人の作品は好きだ。
虚ろな自分を見つめられる。何がいいとは言えない。けれど、読みたくなる。
これは彼女の魅力なのだろう。
彼女に導かれ、幻想にたゆたう。
それが心地良い。
もう一度読み返したくなる。そんな作品だった。

読み終わって、周りの景色が違って見える。
読み終わって、自分の小説に対する意識が変わっていく。

読み終わって、自分に対する見方が変わっていく。

それは、新たな変化。
大事にしなければ。