定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

「アクタス村の阿彦 カザフ人になった日本人」 帰国せずカザフスタンで暮らすシベリア抑留者の人生 

2017-11-28 21:06:48 | 中央アジアのシベリア抑留


12月21日と25日に「アクタス村の阿彦 カザフスタン人になった日本人」という演劇が開催される。

会場は、赤坂区民センター区民ホール
主催は、カザフスタン共和国など

入場無料。ただし、カザフスタン大使館に事前に電話で予約が必要。



わたしは、キルギス共和国におけるシベリア抑留者、トルクメン共和国におけるシベリア抑留者を調べてきた。当事者へのインタビューもしている。
両国から復員した抑留された日本人は、来年で帰国70年目となる。

カザフスタンに抑留された阿彦哲郎さんは、日本へ帰国したものの気候などの環境、生活に馴染むことができなく再びカザフスタンへ戻った。つまり、カザフ人となった日本人と言われているゆえんだ。

阿彦さんの生涯をカザフスタンの代表的な劇団が、日本国内で上演する。

これには、某局の記者から問い合わせがあり、資料を貸している。この記者は、トルクメニスタンへのサイクリングにも動向を希望している。

また、同局の他の記者は、ウズベキスタンのタシケントに暮らしており、サハリンで朝鮮人の夫妻に預けられた日本人の話に関心を持ち、情報を求めている。

日本サハリン協会の役員の方は、「サハリンで朝鮮人に預けられて、そのまま中央アジアへ移送されて、自分が日本人であることも知らない日本人は多いと思います。ただし、調査をしていないので伝える情報を持ち合わせていません」といったメールを送ってくれた。

これらの歴史的な事実をどのようにとらえたらいいのか。まずは、上記の芝居を観てほしい。

時事通信の記事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103000191

NHK戦争証言アーカイブス阿彦さんの番組
http://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/shogen/movie.cgi?das_id=D0001130223_00000