『リーダーシップ:胆力と大局観』

山内昌之、2011、『リーダーシップ:胆力と大局観』、新潮社 (新潮新書)
自民党政権末期(小泉政権以降)このかた民主党政権も、首相のみならず、諸大臣のリーダーシップははなはだ心もとない。そうしたリーダーシップが果たして学校教育で養成できるのかどうかそれは措くとしても、日本の未来にかかわる現代政治において明確なリーダーが出現しないのは、いったいどうしたことか。
本書では、歴史家と政治家とを比較対照しながら、同時にその違いもまた明らかにしつつ、政治家の大局観が歴史に学ぶことにあること、しかし、かといって歴史から直接結論がもたらされるものではなく、それは、胆力を持って課題をかいけつすべく、一大飛躍をなしうることが政治家に求められる素質であることが述べられている。著者が本書を物することになったのは、残念ながら、歴代首相はじめ現代政治かたちのリーダーシップの欠如ぶりに憤りを感じたからであるかはわからないが、しかし、彼らの世間への貢献が本書が出版されたことであるということでは、いささか情けない。
為政者のみならず、だれしも時と場合には、それなりの立場で、それなりのリーダーシップを発揮せざるを得ない局面が来るやも知れない。その時のためにも、心して読むべし。そして、どのような為政者(リーダー)が望ましいのかについておのおの心して勘考すべし。
読み始めたのは早かったのに、なぜか、途中で止まってしまっていた。特に、鳩山元首相に関する章あたりで・・・。
自民党政権末期(小泉政権以降)このかた民主党政権も、首相のみならず、諸大臣のリーダーシップははなはだ心もとない。そうしたリーダーシップが果たして学校教育で養成できるのかどうかそれは措くとしても、日本の未来にかかわる現代政治において明確なリーダーが出現しないのは、いったいどうしたことか。
本書では、歴史家と政治家とを比較対照しながら、同時にその違いもまた明らかにしつつ、政治家の大局観が歴史に学ぶことにあること、しかし、かといって歴史から直接結論がもたらされるものではなく、それは、胆力を持って課題をかいけつすべく、一大飛躍をなしうることが政治家に求められる素質であることが述べられている。著者が本書を物することになったのは、残念ながら、歴代首相はじめ現代政治かたちのリーダーシップの欠如ぶりに憤りを感じたからであるかはわからないが、しかし、彼らの世間への貢献が本書が出版されたことであるということでは、いささか情けない。
為政者のみならず、だれしも時と場合には、それなりの立場で、それなりのリーダーシップを発揮せざるを得ない局面が来るやも知れない。その時のためにも、心して読むべし。そして、どのような為政者(リーダー)が望ましいのかについておのおの心して勘考すべし。
読み始めたのは早かったのに、なぜか、途中で止まってしまっていた。特に、鳩山元首相に関する章あたりで・・・。
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