★来た道の二倍帰るや夏日射 村上たつお
★はんけちのたしなみきよき薄暑かな 久保田万太郎
書店で立ち読みした歳時記から。
はじめの句、夏の日射しをつらいと嘆くばかりでなく、楽しんでもいるようである。また自らの老いの自覚を対象化しているのかも知れない。自分を実に客観的に見ている。
二句目、ハンカチを持ち歩く人はめっきり少なくなった。エアドライヤーなるものに駆逐されたのだろうか。
★はんけちのたしなみきよき薄暑かな 久保田万太郎
書店で立ち読みした歳時記から。
はじめの句、夏の日射しをつらいと嘆くばかりでなく、楽しんでもいるようである。また自らの老いの自覚を対象化しているのかも知れない。自分を実に客観的に見ている。
二句目、ハンカチを持ち歩く人はめっきり少なくなった。エアドライヤーなるものに駆逐されたのだろうか。