新型コロナ感染症が異様な拡大を示している。第6波といわれている。本日は13都府県で100名を超えた。沖縄の1414名は単純な人口比でいえば東京都での13,500人に相当する。もはや緊急事態を通り過ぎている。東京都も922名、大阪府は676名である。ともに蔓延防止策の申請をためらっているとしか思えない。急拡大の状況にもかかわらず、判断の遅れというのでは政治家失格である。
もうひとつ気になるのが、沖縄県や山口県・広島県の急拡大の原因が基地のアメリカ軍での感染ということである。基地内でどのような検査や治療体制が行われているのか、どのような変異株が主流となっているのか、軍属として基地の外に住居がある人間の行動制限をどのように行っているのか、当然政府が基地内を調査しなくてはいけないはずである。またアメリカ軍人が日本に向かう前にどのような検査を経てきたかの情報も必要であるだろう。
日米地位協定の見直しはこの間、ずっと課題として沖縄現地からも提起され続けてきた。それにもかかわらず今回の日米交渉でも満足な交渉が行なわれたという報道はない。日米地位協定の不備、基地を提供する日本の主権が大きく制約されていることは、あまりに理不尽である。今回の事態を武器に交渉に向かう姿勢が日本政府に皆無なのはあまりに残念である。
つい先ほど帰宅。道路上のほとんどの雪は融けているが、住宅街の中では、日の当たらない北側の雪掻きをしていない道路は氷が張って、杖を突きながら歩いている私は滑りそうで恐かった。私の住んでいる団地でもいくつかの号棟の前だけが氷が張っていた。その氷の上を冷たい風が吹いており、思わずダウンコートの襟を立てて歩いた。
膝が痛くなければ、雪掻きに勤しんでいたが、この状態では残念ながら特技を発揮できていない。
午後から組合の会館に出向いて、いくつかの残務整理。その後古い友人との新年会の会場近くの喫茶店で若干の読書タイムをしながら待ち合わせ。予定の18時前に参加者がそろい、関内駅近くの居酒屋で2時間ほどの楽しい時間を過ごさせてもらった。帰りは横浜駅の近くでたぬき蕎麦で小腹を満たして帰宅。
南岸低気圧が通り過ぎた日、雪の朝は眩しい。関東地方で降る雪の大半はこの南岸低気圧によってもたらされる。そしてたいがいは夜が明けると雪は止み、太陽が顔を出して、雪を溶かしていく。太陽のこの雪を融かすエネルギーにいつも感嘆する。
アスファルトは濡れると黒くなる。アスファルト舗装の雪道にスコップで黒い一筋をつけるだけでもその周囲の雪は融けて、どんどん広がる。融けた水が筋の左右の雪の下を流れて、周囲の雪をさらに融かしていく。
雪掻きというのは、この一本の黒い筋をつけることから始めるのが効率的である。次には融けた水が霙状になって滞らないようにする必要がある。霙状のところから道路の側溝の桝まで水の流れる筋を一本確保することを次に行う。
もしも道路の横断面に勾配がある時は、高いほうに筋をつけるのがより効果的である。
生活道路ではこれだけで雪掻きが効率的になる。北側の日の当たらない道路でもまず1本の筋を作れば、雪は融けやすくなる。いったん融け始めた雪は、少し重いが雪掻きはとてもやりやすくなる。雪の下に水が流れていると力を入れなくとも雪の下にスコップが入りやすくなるためである。
こういう状態になったら、そして余力があれば、あとは道路の全体の雪を道路の端に寄せれば完了である。
なお、階段では一段一段丁寧に雪掻きが必要だが、忘れてならないのは手すりのある側から除雪すること。階段は滑りやすく危険なので、手すりにつかまって歩くことが前提の雪掻きが必要である。そのために手すりの上部の雪掻きも忘れずに行う。
また、車のタイヤ跡も黒くなるが、雪が圧迫されて氷状になっているので、融けにくい。あくまでもスコップでつけた筋が有効。
まとめると、まず、1本の筋を作る。次に排水を確保する。この2点である。
ただし、これはあくまでも暖かい地方の雪掻きの仕方である。