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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

みぞれ・霙

2022年01月23日 21時35分00秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 今晩から明日の未明にかけて霙になる可能性がある、と思ってネットで「みぞれ」の俳句を探してみた。私の気分と合致するものは見つけられなかったが、心にひかかった句を4句ほど。

★よろよろと枯れたる蓮に霙れけり  日野草城
★墓の文字幾たび消しに来る霙    福田甲子雄
★夕霙みんな焦土を帰るなり     下村槐太

 第1句、むろん「よろよろ」は作者自身のこと。作者がいくつくらいの句かはわからないが、晩年あるいは、老いを感じたときの句と理解してみた。議論に疲れたときの気分の句にしては、あまりに色彩がなさすぎる。枯れ蓮と霙と凍えかかった水の色しか思い浮かばない句である。私が晩年の句と考えた理由である。
 第2句、雪の場合は積もってしまえば、1度だけ消える。しかし墓石をつたう水はきわめて冷たい。ふんわりした雪に覆われたほうが暖かい。幾度も融けて流れる水滴のその冷たさに文字まで震える。墓には作者の思い入れの強い人も眠っているのである。その人に対するひょっとしたら謝罪の気分がどこかにある句ではないか。すこしうがちすぎかもしれないが。
 第3句、戦後間もなくの情景。生き残った人々がまだ灰燼に帰したままの都会を歩いて帰宅する。帰宅する家のある人はまだいい。そしてそんな焦土の中でも人々の生活のための生業は続く。


バリカンの値段

2022年01月23日 20時01分53秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜ではもうすでに雨が降り始めた。この雨の中をたった2分とはいえ、親の家の風呂に夫婦そろって入り行くのは寒むそうである。
  明日の朝には雨はあがるとの予報は当たって欲しいものである。

 本日は家電量販店で、バリカンを見てきた。ここ数カ月、頭の左右と後ろは1mmのバリカンで借り上げてもらっている。てっぺんは5ミリ程度のバリカンで刈ってもらっている。
 これならば、自分でバリカンを購入して自分で刈ったほうが確実に安いとおもった。確かに4000円も出せば、0.5mmから10mm程度のバリカンを購入できる。

 親の家の風呂に入っている間は無理であるが、自宅の風呂の修理が出来れば、入浴と同時に散髪も可能である。4000円としても4回分の料金で済んでしまう。かなり引き寄せられている。

 


身も心も寒々しい

2022年01月23日 18時14分32秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 寒々しい日であった。横浜駅近くの喫茶店で45分ほどのコーヒータイム中、30分ほどの読書タイム。
 帰宅後に足を洗うのがちょっと憂鬱になる。冬の水道水がこんなに冷たかったのかと再認識。いつも温水シャワーを使っていたので、余計に冷たく感じる。
 今晩は、横浜でも雪が降るかもしれない、という天気予報である。南岸低気圧の通過である。
 明日は郵便局をはじめいくつかの金融機関巡りを予定している。いづれも数万円の金額の預貯金の解約にこんなにたくさんの書類を揃え、記載し、書面でのやり取りをしなくてはいけないとなると、放り出したくもなる。
 人が亡くなるということの重みを、この延々と続く書類との格闘のうちに実感するというのは、どこか間違っている。こんな愚痴が口をついて出てきてしまう。