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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

対馬の焼酎「対州」

2013年10月09日 00時38分33秒 | 料理関連&お酒
   

 対馬・壱岐・吉野ヶ里を訪れて最初の対馬で購入した焼酎がこれ。対馬の唯一の酒造メーカーである「河内酒造合名会社」のもの。清酒粕で造るいわゆる「粕取り焼酎」で、これを「長期間寝かせ熟成し、芳醇で豊かな香味」を生んだという。
 長期間というのがどのくらいなのかはわからないが、確かに酒粕の香りがした。ちょっと癖があり、好みは分かれそう。
 対馬の郷土料理「とんちゃん」、同じく「石焼料理」、刺身に合う酒という表示である。確かに味の濃い「とんちゃん」にはよく合いそうである。
 なお「とんちゃん」は、「豚肉をみそやしょうゆ、ニンニク、唐辛子などを加えたたれ漬け、野菜などと一緒に焼く料理で、各家庭独自の調理法も生まれるなど対馬人の家庭の味、ソウルフード」といわれ、戦後対馬に住む在日韓国人の食べていたタレ漬けホルモンからヒントを得て作られたといわれている。
 また「石焼料理」は「石英斑岩という特殊な岩を熱し、新鮮な魚介類をその上で焼いて食べる郷土料理で、もともとは、美津島町根緒(ねお)の漁師が浜辺で暖を取りながら食べた豪快な漁師料理が原形といわれる」ということで、私が食べた石焼料理では味が淡白なのでこの焼酎が合うかどうかは、判断は分かれそうである。
 刺身も私は合わないような気がする。
 これは判断・好みは人それぞれなので、断定はできない。

 この河内酒造、本来は「白嶽」(しらたけ)という名の日本酒を作っているところのようなので、私もこの「白嶽」を購入すればよかったと反省している。甘口で飽きない味ということを謳っていた。こんど機会があれば購入したい。折角登った山の名を冠しているのだから‥。

 これで、対馬・壱岐・吉野ヶ里の旅行で購入したお酒はすべて開封したことになる。残りはこの1本だけになってしまった。名残惜しい‥。

秋刀魚の塩焼き

2013年10月01日 21時55分39秒 | 料理関連&お酒
 本日は同窓会の報告書の最終版を仕上げることができた。午後はずっと最終版のレイアウトの微調整で時間を費やした。記事が一つ増えて、ちょっと焦ったがうまく納まった。というより「おさめた」という方が正しい。
 新聞にしろ雑誌にしろ、凝り始めればどこまで凝ってしまう。どこかで「エイヤッ」と決断してしまわなけれぱいつまでたってもキリのいいところにならない。
 その見極めが大切なのだろうと想像できる。

 イタリア料理を堪能したので、最後のホテルの夕食時に同行者同士で、「納豆」「海苔」「寿司」そして「秋刀魚の塩焼き」が食べたいとの意見が出ていた。私も妻もそんな意見に同意していた。飛行機の中で「帰ったら最初に秋刀魚の塩焼きが食べたい」と意見が一致した。個人的には居酒屋やこだわりの蕎麦屋で「揚げ出し豆腐」「蕎麦掻き」などがほしい。しかし昨日は疲れていたので、近くの蕎麦屋(揚げ出し豆腐も蕎麦掻きもない店)ですませた。
 そして本日ようやく秋刀魚を4尾手に入れ、本日は1尾ずつ塩焼きにした。大根おろしと醤油を少々たらして、ご満悦。しかし4尾で500円というのはいい値段だな、と思った。秋刀魚の脂がとてもおいしく感じた。
 添えた野菜サラダは、イタリア風に「バルサミコ酢」とオリーブオイル、塩・胡椒を直接かけて食べた。もう一つの副菜は南瓜を醤油で煮たもの。ご飯の最後は海苔で。
 日・伊ごちゃ混ぜの食卓だが、なかなか良かった。バルサミコ酢は私は食べたことがなかったが、オリーブオイルと合わさるとなかなかいいドレッシングになる。塩・胡椒の加減で随分と風味が違ってくる。何年もかけた熟成したものは極めて高いが、それなりの値段のものもかなりある。あまり安価なものはカラメル色素を使ったものが圧倒的だが、ラベルをよく読み、値段を比較するといいものが日本のスーパーでも手に入る。
 妻は大昔に一度日本で味わってからこれまで「敬遠」していたらしい。実際にイタリアで食べてみてとても気に入ったようだ。

 明日から今年度後期の講座の開始。絵巻物を読み解く講座。ごく初歩の知識すらないのは情けないものがある。10回で一つの講座だが、「日本絵画シリーズその1」となっている。来年度以降どのようなことを想定しているのかも興味のあるところである。 早いところ勉強モードにしないと頭がボーッとしてしまう。

壱岐焼酎「確蔵」(重家酒造)

2013年09月12日 21時58分51秒 | 料理関連&お酒
   

 前回「雪洲 御島裸」を開封してから2ヶ月半経ってようやくこの5合の焼酎を飲み終えた。夏の間は暑さにうだりながら冷たく冷やしたチューハイをよく飲んだので、つい壱岐焼酎に手を出す機会が減っていた。炭酸や冷たい水や氷で割ってしまうと折角の味をじっくりと堪能できないと思っている。
 常温の水か、お湯で割ってじっくりと味わいたいときだけ、この壱岐で購入した焼酎を小さなグラスに充たして少しずつ飲んでいる。
 5合のビンが空いて、今日からこの「確蔵」、壱岐焼酎の最後の1本になる。重家酒造の初代横山確蔵の名を冠したこの古酒は「壱岐の農家の方から作っていただいた米(コシヒカリ)と麦(ニシノチカラ)を原料にかめで仕込み2006年に常圧蒸留した焼酎」ということだそうだ。
 私など味がわからない、鼻が利かない人間が味わうのはもったいないのかもしれないが、許してもらおう。当分はまた焼酎の楽しみが続く。うれしい限りだ。

明日封を切る予定の壱岐焼酎

2013年07月30日 20時33分04秒 | 料理関連&お酒
 夕刻久しぶりにジョギング。5キロほどを走り、3キロをウォーキング。とても蒸し暑くTシャツは汗でぐっしょり。タオルを持って出るのを忘れたため、途中の公園の便所でTシャツを脱いで絞ったが、建物の中なので汗はひかずかえって汗が吹き出たような感じであった。
 家に戻ったところで雨がポツリと来た。危なかった。

   

 さて、壱岐で購入した焼酎3本の内、まだ1本しかあけていない。残り2本は大事に味わいながら飲む予定だ。明日この内の1本を開ける予定。どんな味わいだろろうか。楽しみである。
 購入したのは重家酒造。製品名は「雪洲 御島裸」。御島裸というのは長崎県だけで栽培されている大麦の品種名だそうだ。

今日の贅沢

2013年07月24日 22時55分29秒 | 料理関連&お酒
      

 対馬で購入した焼酎が1本、壱岐で購入した焼酎が2本、我が家にある。これを早く飲みたいのだが、最近の暑さでビールやチュウハイばかりを晩酌にしていた。
 その上妻が山形の庄内地方に出かけ、日本酒を購入してきた。とてもありがたいお土産で、冷蔵庫に大事に保管していたが、ようやく少し気温が下がってきたので本日からこれを夕食前に飲むことにした。
 妻はお酒にはまったく詳しくない。私が吟醸酒がどうもダメだというのは理解しているので、目についたこの「出羽の雪」を購入してくれた。
 このお酒、かなり昔に購入して飲んだことがある。三倍醸造酒などが横行していた時期から、この醸造元ではそのようなお酒をつくらないということで、盛んに取り上げられていた。今でも当時の姿勢でお酒を造り続けていると評価されているのを見聞きしている。
 味がわからない私でも、そのような話を聞くと、大事にありがたくいただくことにしている。

黒米

2013年06月23日 22時30分00秒 | 料理関連&お酒


 壱岐で古代米の黒米を1合購入してきた。黒米のほかには、緑米と赤米もそれぞれ1合購入した。本日はそのうち黒米をいつものお米に二割ほど加えて炊いてみた。お米は小粒だが、結構粘り気がありおいしく食べることが出来た。
現在はいろいろ十何種類もの穀物を混ぜた雑穀米のご飯がもてはやされている。その中にこの黒米や赤米なども含まれているので、特に珍しいものではないが、壱岐では原の辻遺跡の整備にともない、これらの古代米を生産する農家も出てきているようだ。



 そしてその中に、壱岐焼酎のお湯割りにこの黒米をひとつまみ加えるという焼酎の飲み方が紹介されている。
 早速やってみた。なかなか美しい紫色がお米から立ち上がってくる。面白い。そして熱いお湯に長時間つけていることになるので、ゆっくりとこのお湯割り焼酎を飲み干すと、お米が柔らかくなって食べることも出来る。
 この壱岐焼酎のお湯割り、ちょっと爽やかな味がする。なかなかいけると思う。次回からはまたこれを試みよう。

ちんぐ

2013年06月20日 20時44分52秒 | 料理関連&お酒
   

 朝鮮・韓国の言葉で「友達」という意味。壱岐焼酎の重家酒造の製品名になっている。なかなかいい名称だと思う。「ちんぐ、というのはどんな意味なのかな」と妻につぶやいたら、韓国語を習っている妻に「そんなこともしらないの?友達という意味だよ、知らないなんて情けない」と怒られた。今の時期、とてもいい名前だ。ますますおいしく感じてしまう。

 壱岐の北側にある勝本町の酒屋さんのホームページに、ちんぐ黒麹仕込み、の紹介として次のような文が載っている。

原料=米3/1、麦3/2。 貯蔵=ホーロータンク。
製造方法=壱岐焼酎400年の歴史そのままに木製こしき(木桶)で原料を蒸し上げかめで仕込んだ手造り焼酎です。また、二次仕込みは二日にかけて仕込む、いわゆる三段仕込み方式です。
内容=黒麹仕込みの焼酎を常圧蒸留し熟成させたもの。昔ながらの焼酎本来の香りと味を残し、個性豊な深い味わいに仕上げた焼酎です。

 昨日から少しずつ飲み始めた。食事前にお湯割りで1杯。夕食のおかずをツマミにお湯割でもう1杯。食後にストレートで1杯。本日はそのパターンに加えて、寝る前にもう一度ストレートで1杯としようかと思っている。

 私は鼻がきかないので、残念ながら大麦の香ばしさというのはわからないが、口に広がる甘味はとてもいい。見学させてもらった麹室の木の温もりが思い出される。

 あと二本はそれぞれ開封の時にまた掲載する予定。

本日の晩酌

2013年06月04日 20時07分03秒 | 料理関連&お酒
 半年ほど前、とんでもない勘違いの買い物をしてしまった。あるスーパーで缶ビールを3本購入したつもりが間違ってノンアルコールビールを籠に入れてしまった。



 家について袋から取り出して気がついた。何とも情けない話である。以前にノンアルコールビールについて記載したことが祟ったのだろうか。とはいえその記事は別にノンアルコール飲料の悪口は書いていない。未成年に販売することの感想を書いたまで。しかもこのことについて否定してはいない。しかし申し訳ないが、このノンアルコールビール、私の口には合わないのでどのように消費するか何ヶ月も悩みながら放置していた。

 ただし以下の文章は製品に対する悪口ではないので、製品開発や販売に関係する人に対する文句ではないということで許してほしい。製品の関係者の皆さんゴメンナサイ。

 そして昨日ふと思いついたのが、ホッピーのようにして甲類の焼酎を継ぎ足せばいいのか?ということだ。昨日は甲類の焼酎が我が家にはないので(さすがに乙類のこだわり焼酎はもったいなくて利用したくなかった)、早速本日25度の甲類の焼酎を購入した。これはなかなか良いアイデアであった。これならばもう1本が明日にでも消費できそうだ。

   

 つまみは、先日Kさんにいただいた烏賊の塩辛。この塩辛、変な添加物が入っていないようだ。(写真で見ることも出来るが、一応化学調味料や化学物質の記載がない。ただし「調味料(アミノ酸)、味噌」と云う表示をどう解釈するかは今は問わない。味噌とだけの表示、味噌自体に何が添加されているかは書いていない)
 この塩辛、確かにうまい。本日は烏賊ゲソの塩辛から封を切ったが、歯ざわりも味もいい。昔の味がする。ただしとても塩辛い。賞味期限まではあと3週間ほどあるので、もう少し塩味が馴染んだ方がいいのかもしれないと感じないこともないが、しかし昔、私が函館に住んでいたそれこそ半世紀も前はこのように塩の効いた塩辛ばかりだったのかもしれない。そういった意味では実に懐かしい味の塩辛だと思う。懐かしい味を思い出させてくれたKさん、ありがとうございました。昨日まで現在の風味の塩辛が我が家の食卓にのぼっていたが塩味は感じられなかった。昨日まで食べた塩辛は現代の塩味敬遠の風潮を先取りしたような味であった。それに対していただいた塩辛は現代にこびない頑固な味ということだろうか。


本日の贅沢

2013年05月13日 18時52分50秒 | 料理関連&お酒
 日本酒がなくなったので、今回は焼酎。いつもの芋焼酎はチョッと御休みで、奄美の黒糖焼酎を購入してみた。

   

 「奄美の結」という名で、奄美大島酒造株式会社製となっている。「浜千鳥の詩」「高倉」などがもともとの製品名のようだ。この「奄美の結」、会社のホームページでは商品一覧に入っていないが、「奄美の結」で検索すると確かにこの会社の製品として販売されている。
 ネットで「黒糖焼酎」を検索すると、
「明治時代~昭和27年 奄美の島々では焼酎は味噌や醤油同様に家庭で造るものであり、販売のための製造はされていませんでした。明治の新政府により酒造の免許制が始まり製造に届け出と免許料が必要となってからも、様々な原料を用い自家用焼酎が造られていたと言われています。
 戦後、奄美群島はアメリカ軍政下におかれ、本土と切り離され流通が制限されていた中、不足する米の代わりに売りたくても売り先の無かった黒糖が焼酎造りに多く使用されるようになり、現在の奄美黒糖焼酎につながりました。
昭和28年~ 奄美群島が日本に復帰するにあたり、酒税法の特例通達で米こうじを使用することを条件に、奄美群島だけに黒糖を使った焼酎製造が認められました。現在では、奄美群島の特産品として多くの皆様に愛飲されています。」(鹿児島県酒造組合奄美支部・奄美大島酒造協同組合の公式ブログ)と記載されている。黒糖を原料とした焼酎の歴史新しく、しかも奄美の厳しい歴史の産物のようだ。
 さらに1953(S28)年の米国から日本への「復帰」に際して、黒糖が原料では種税法上の洋酒扱いになるところを米麹を使うということで特例として焼酎扱いになったらしい。
 琉球と日本の関係の歴史が色濃く反映しているお酒である。そして奄美大島、徳之島、喜界島、与論島、沖永良部島の5島だけでつくられているものらしい。飲み方はストレート、お湯割り、濃い目の水割りがお勧めのようだ。
 私は「朝日」「里の曙」「れんと」の三種類しかこれまで飲んだことがない。あるチェーン店の炭火焼肉の店で「朝日」「里の曙」が必ず置いてある。また「れんと」は最近良く見かけるが1度しか飲んだことはない。「奄美」「珊瑚」「有泉」はどこかの酒屋で実物を見たことがあるが、飲んだことはない。「朝日」「里の曙」は確かにかすかな黒糖の甘味を感じるような気がするが、店の人の話だと、「黒糖を使っているから甘い」ということではないそうだ。しかし私ばとてもおいしいと思っている。また黒糖の甘味があると勝手に思っている。それはそれでいいのではないか。
 この購入したお酒、これまで飲んだ黒糖焼酎とはちょっと味が違うような気もする。それほど澄んだ味わいはしない。それがいいのだが。いい意味で少し野暮ったい。黒糖焼酎はいつも飲んでいる芋焼酎よりもコクがある。焼酎はこのように癖のあるものが私は好きだ。

本日の贅沢

2013年04月14日 23時28分58秒 | 料理関連&お酒
   

 本日購入した芋焼酎はこれ。1180円。初めて見る銘柄。飲んでみたらずいぶん飲みやすい。芋焼酎特有の味よりは丸い味に思えた。ストレートで飲むにもいい。本日はラム肉を焼いた料理だったが、これは魚の方が良かったかもしれない。煮付けなどよりは薄塩で焼いた魚か、刺身が合うかも知れないと思った。
 ただし私の舌はそんなに肥えていないし、敏感ではないので、頓珍漢な感想かもしれないのであまり深くは追求して欲しくない。

 本日は夕方には風も少しおさまったので、思い切ってジョギングに出かけた。山の尾根道は風がまだ強そうなので、団地から昔でいえば沢沿いの道を下り、山の麓沿いに相当する道を走った。神奈川大学のキャンパスの周囲も一周した。住宅地の間を縫ういつもの道だが、約7キロほどのコース。気温が高く、途中でウィンドブレーカーは脱いで半ズボンのポケットにねじ込んだ。

 今夜は再び風が強くなり、天気が不安定になるとのこと。テレビも時々画面が乱れている。雷雲が発達しているようだ。明日は外出するので雨は残らないで欲しいが‥。

 朝、河井寛次郎についてちょっと気になった旨記載したが、コメントにもあったようにこれ以上深入りすると収拾がつかなくなりそうなので、とりあえずネット段階での知識の収集にとどめておこうと思う。
 でもあの形と色、なかなかそそられたことは確かだ。

本日の贅沢(龍力)

2013年04月02日 21時55分06秒 | 料理関連&お酒
 本日の贅沢はこれ。龍力という名で、兵庫県姫路市のお酒で、龍力(たつりき)という。 

   

 秋田の吟醸酒1029円也とどちらにしようかと3分ほど悩んだ末に、1575円也のこのお酒を選んだ。一年のご褒美と勝手に、都合よく、身勝手に決めた。理屈、屁理屈、いいわけは後からいくらでもついてくる。単にお酒が飲みたいだけなのだが‥。

 本日の雨、家にずっとこもっているのも不健康と思い、いつもの銭湯&サウナに出かけた。サウナから出た後、露天風呂で雨に身を打たせながら体の熱を冷ますのはとても気持ちがいい。体を冷ました後はぬるめの露天風呂でじっくりと温まり、またサウナへ。これを4度ほど繰り返した。

 後は健康的に寝て明日を心地よく迎えよう。明日も一日雨とのこと。

江戸甘味噌

2013年04月01日 21時59分09秒 | 料理関連&お酒
 先日購入した江戸味噌、どのような味がするかためしに米ナスの輪切りに塗って焼いてみた。田楽味噌と較べるために両方使った。
 まず田楽味噌、これはよく使うもので甘味が強く感じられていつもの味。焼いても艶がある。江戸甘味噌は焼くと艶はなくなる。しかしほんのりと甘く、塩味は感じられない。しかしコクがあるというか、ねっとりした感じが口に広がりとてもおいしく感じられた。
 この江戸甘味噌はどんな料理に使うのか、わからないのでいくつかのメーカーのホームページを調べたら、まずは牡蠣の土手鍋や鯖の味噌煮などが出てきた。味噌汁には赤味噌とあわせ味噌とするのがいいとのこと。
 生の野菜につけて食べてもいいようだ。塩分が普通の味噌の約半分の6%とのことだ。これもうれしい。お酒のつまみとしても何か考えてみようと思う。

 調べてみると「たっぷりの糀を使った甘みと、少ない塩分を特徴とした江戸甘味噌は、将軍家出身地の三河「八丁味噌」の旨みと、京都「白味噌」の上品さを兼ね備えた味噌として、江戸中期に開発され、以来、江戸・東京の代表的な味噌として長く庶民に愛好された」「原料は大豆1に米が2(普通の辛口味噌は一対○・八)で、米麹をたっぷりと使う。仕込み温度は50℃と高温で熟成させることから、微生物の増殖は抑えられ、もっぱら米麹の酵素作用によって原料に含まれるデンプンやタンパク質が分解され、独特の風味が醸成される。普通の辛口味噌の塩分は12%前後だが、江戸甘味噌は6%と半分に抑えられ、特有のしっとりとした柔らかな舌ざわりが生まれる」「江戸甘味噌は通常の倍以上の米糀を使うため、第二次世界大戦中には賛沢品という理由で生産が禁止され、昭和27年に生産が解禁になった時には、大豆の配合割合が多い辛口味噌(仙台味噌、信州味噌)にとって変わられ、庶民の生活からはすっかり忘れられた存在となっていた」とのこと。
 戦争は日本人の舌まで変えてしまったということだ。

 その他のレシピも調べて少ない量だが、折角購入したこの味噌を楽しく味わうことにしよう。

温奴とホウレンソウサラダ

2013年03月27日 23時09分13秒 | 料理関連&お酒


 またまた久しぶりになってしまったが、夕食にチャレンジ。
 私の夕食献立は、こだわりのメニューやレシピがあるわけではない。普段ごく当たり前に供されるようなメニューのように飽きが来なくて、簡単に作ることが出来て、食材に偏りがなければいいという程度である。凝った料理や見た目の鮮やかさなどは考慮の外だ。どちらかというと肉より魚が多いと思う。そして出来るだけありあわせの材料で出来るようにしている。ただし煮込み料理や揚げ物は少ないと思う。1時間位、かかっても1時間半以内に出来上がるものをめざしている。また揚げ物や煮込み料理は苦手なので、あまり出てこないと思う。時には挑戦したいとは考えている。
 なお、妻の料理に不満があるわけではなく、料理の献立を考える楽しみ、材料を確かめたり買出しをする楽しみ、作る楽しみ、食器を並べる楽しみ、片付ける面白味を、忘れたくないためである。妻から言わせると、「私がボケたときに何も出来ないと困るから少しはなれときなさい」ということになり、私から言わせると学生時代の調理の経験を忘れないためということになる。

 さて本日はサーモンのバター焼、温奴、ホウレンソウサラダ、納豆。特にこれといった珍しいものはない。当初は納豆は予定に入っていなかった。納豆の賞味期限が切れかけていることに気付いて、あわてて食べることにした。

材料(2人前)
A.ホウレンソウサラダ
 ベーコン2枚、サラダ用ホーレンソウ2把、タマネギ1/2個、胡椒少々、ワインビネガー大さじ2杯、オリーブオイル大さじ1杯。
B.サーモンのバター焼
 サーモン2切れ、塩・胡椒少々、バターまたはマーガリン。
C.温奴
 木綿豆腐1/2丁、ネギみじん切り1/2本、ミョウガ1個、しょうが少々、かつお節削り少々、醤油少々。
D.納豆
 納豆1パック、ネギみじん切り1/2本、醤油少々。

作り方
A.ホウレンソウサラダ
1.ベーコンを幅5ミリから1センチ幅で切って、オリーブオイルを入れたフライパンでカリカリになるまで炒める。
2.サラダ用のホウレンソウは根元を切り落とし、長さ5センチくらいで切る揃えるて、皿に敷く。
3.タマネギは1ミリほどの厚さで輪切りにする。新タマネギであればそのまま。新タマネギでなければ軽く水にさらしてから水をきってホウレンソウの上に並べる。
4.タマネギの上から炒めたベーコンを油を切って散らす。
5.ドレッシングとしてワインビネガーにベーコンを炒めたオリーブオイルを加えて、よくかき混ぜる。

B.サーモンのバター焼
1.サーモンにはあらかじめ塩・胡椒を両面に軽くふっておく。
2.フライパンにバターまたはマーガリンを入れ、1を乗せ焼く。マーガリンを使う場合はバターのときより少し塩を多めにふっておく。
3.焼きあがったあとの油をAの5に大さじ1杯分加える。

C.温奴
1.豆腐(好みで絹漉しでも木綿豆腐でも可)半丁を鍋に入れ水からあたため、お湯が沸騰する直前に火を止める。
2.ネギ、ミョウガ、ショウガをみじん切りにする。
3.削り節は食べる直前に削る。

D.納豆
1.薬味としてネギのみじん切りをかける。

 私は豆腐のこだわりは木綿豆腐なので、今回も木綿豆腐とした。奴豆腐にかける薬味も私は多いのが好みだ。野菜サラダとして食べるように多めに作るのが私のこだわり。ネギ、タマネギ、ミョウガ、オクラ、大葉、海苔、ヒジキ、ニンジンの細切り、大根の葉等々なんでも大量にかけるとおいしい。以前に生のナスをみじん切りにしてかけて食べてみたがとてもおいしかった。
 ドレッシングには冷蔵庫の片隅にあったワインビネガーが目に付いたので今回使ってみた。特にこれにこだわりがあったわけではないので、食用酢であればかまわないが、ベーコンを炒めた油、サーモンを焼いた油を使ったのであっさりした酢がいいのかと思った。
 ドレッシングにサーモンを焼いた後の油を使うのは、生臭くなるのではないか、あるいは味がくどくなるのではないかと心配したが、特にそのようなことはなかった。
 納豆まで食するとやはりちょっと量が多かったが、残すわけにはいかないので食べてしまった。

 夕方になって、母親が熱を出してしまった。私のつくっている横で、母がたべやすいように妻がタマネギをまるごと使った野菜スープを作った。狭い台所で二人であわただしく食事を作った。


 そういうことで、明日の墓参りはまたも延期となった。来週まで延期とするしかないので、急遽叔母二人にも電話入れ。少々あわただしい夕刻となった。

本日の花見酒

2013年03月21日 18時54分48秒 | 料理関連&お酒
 さて、本日は昨日見つけた690円の調髪に勇んでいったのだが、なんと11時少し過ぎには女性が4人も待っていた。店の人から大分待ちますよのことで、これは残念ながら断念。690円で予約というわけにもいかなかったので、このタイムサービスを適用してもらいのはかなり難しそうな気配。待っている女性からは何となく冷たい視線を感じて、そして待つための椅子・ソファーももう無いので、オジサンとしては退散せざるを得なかった。学校を大分前に卒業されたような年齢の方が並んでいたので(失礼!)春休みの影響ではなさそう。
 ということで、本日はいつもの1000円の理髪店に出向いて刈ってもらった。

 本日は風が強くて寒い、との予想であったものの予想よりは風も弱いし、その分暖かな陽気になった。午後には上着がいらないようになった。

 調髪に行く途中時間があったので、緑道の桜やチューリップなどを撮影してみた。その画像は次のブログにアップする予定。



 折角の花見をしたので、夕食は花見を思い出しながらおいしい日本酒にしてみようと思い、お酒の安売り店でちょっと贅沢な(といっても4合ビン1365円)純米酒を購入してきた。八重垣という名で、初めて購入した。なかなかおいしい。ちょっと吟醸酒のような味がするが、吟醸酒ほどの強い味わいはない。気に入った。いつもこだわって購入する東北地方のお酒とは違い、兵庫県姫路市のお酒だ。
 先日購入した芋焼酎は半分残っているので、交互に楽しむことにする。



 つまみは、先日購入したオイルサーディンの上にタマネギの輪切り、キャベツ、解けるチーズと海苔をトッピングしたもの。黒胡椒と塩少々をかけてみた。
 600ワットの電子レンジで75度に加熱した後、150ワットにした電子レンジで約6分。
 本当はキャベツのかわりにトマトを細かく刻んで乗せてみたかったのだが、トマトを買い忘れた。タマネギは二分の一個を輪切り、キャベツは一口大を一握りとした。チーズも一握り。野菜は多すぎたかもしれない。私はこのくらい野菜が多い方が好みだ。サーディンの味を楽しみたい方は野菜をほんの少しだけにした方がいいと思う。
 洋風の利用はまた次の機会にすることにした。

 実際に食べてみたところ、塩味が足りなかった。チーズの塩味がもう少し濃いと思ったのだが‥。食べるときに少し塩を足してから食べたが、醤油をたらしても良かったかもしれない。あるいは、調理するとき、野菜の上にサーディンを敷いた方がよいのかもしれない。
 海苔はなかなかいいアイデアであったと思う。

 本日の夕食は、この外には、筍と若布とグリーンピースの煮物、マグロの赤身と若布とワケギ・ウドのヌタ、およびキャベツ・タマネギ・根昆布の味噌汁。筍とウドは私の好物。とてもうれしい。花見の後にはピッタリ。量は控えめでも中身は贅沢な夕食だった。これは妻の作なので写真は拒否された。



温かい一日‥明日は桜開花日か?

2013年03月15日 21時27分01秒 | 料理関連&お酒
 異状に早い桜開花日との予想だが、果たしてどうなのだろうか。暦の日付に対してあまりに早い桜の開花、ちょいと風情に欠けると思うが、周囲の人は桜の開花をとても期待している。こんなところにも私の孤立感がふと顔を出す。

 さて、明日は12時からが神奈川大学のキャンパスで宇多 喜代子、大串 章、金子 兜太、黛 まどか、復本 一郎による「一茶と井月」と題したシンポジウムがある。そして13時からは以前から申し込んでいた「ラファエロ」の展覧会にあわせた成城大学教授石鍋真澄氏の講演会も桜木町のランドマークタワーである。
 12時15分くらいまで神奈川大学のキャンパスにいて、それから大急ぎで白楽ないし東白楽に行き、東横線・みなとみらい線でみなとみらい駅経由でランドマークタワーに駆けつけるしかない。そうなるとシンポジウムはほとんど聞くことが出来ない。資料だけをもらいに行くことも選択肢があるかもしれない。

 明日のラファエロの講演会の下準備としてこれから、ネットで「予習」ということにしよう。

 その前に本日の贅沢はこれ。昨年から今年にかけてかなり購入した芋焼酎をまた購入してみた。慣れた味というのもいいものだ。

   

 隣にあるオレンジ色のグラスは昔沖縄を訪れたとき購入した琉球ガラスの製品。購入したのはもう20数年前になるのだろうか。
 芋焼酎のお湯割りや泡盛を飲むときは必ずこのグラスで飲む。当初は同じ形で沖縄の海を思わせる青いグラスも購入したのだが、熱湯を注いだら割れてしまった。急激な温度変化には注意するよう購入したとき言われていたのだった。ヒビでも入れてしまっていたのかもしれない、と思っていたら妻に「購入したときの注意を忘れている」と怒られた。とても惜しいことをしたと悔やんでいる。