

対馬・壱岐・吉野ヶ里を訪れて最初の対馬で購入した焼酎がこれ。対馬の唯一の酒造メーカーである「河内酒造合名会社」のもの。清酒粕で造るいわゆる「粕取り焼酎」で、これを「長期間寝かせ熟成し、芳醇で豊かな香味」を生んだという。
長期間というのがどのくらいなのかはわからないが、確かに酒粕の香りがした。ちょっと癖があり、好みは分かれそう。
対馬の郷土料理「とんちゃん」、同じく「石焼料理」、刺身に合う酒という表示である。確かに味の濃い「とんちゃん」にはよく合いそうである。
なお「とんちゃん」は、「豚肉をみそやしょうゆ、ニンニク、唐辛子などを加えたたれ漬け、野菜などと一緒に焼く料理で、各家庭独自の調理法も生まれるなど対馬人の家庭の味、ソウルフード」といわれ、戦後対馬に住む在日韓国人の食べていたタレ漬けホルモンからヒントを得て作られたといわれている。
また「石焼料理」は「石英斑岩という特殊な岩を熱し、新鮮な魚介類をその上で焼いて食べる郷土料理で、もともとは、美津島町根緒(ねお)の漁師が浜辺で暖を取りながら食べた豪快な漁師料理が原形といわれる」ということで、私が食べた石焼料理では味が淡白なのでこの焼酎が合うかどうかは、判断は分かれそうである。
刺身も私は合わないような気がする。
これは判断・好みは人それぞれなので、断定はできない。
この河内酒造、本来は「白嶽」(しらたけ)という名の日本酒を作っているところのようなので、私もこの「白嶽」を購入すればよかったと反省している。甘口で飽きない味ということを謳っていた。こんど機会があれば購入したい。折角登った山の名を冠しているのだから‥。
これで、対馬・壱岐・吉野ヶ里の旅行で購入したお酒はすべて開封したことになる。残りはこの1本だけになってしまった。名残惜しい‥。
同感!(^^)!