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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「ベルタのノクターン」

2023年12月09日 11時45分55秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 朝目覚めたのは9時。たっぷりと8時間以上も寝た。こんなに寝たのは久しぶりである。本日の天気のようにずいぶんと気分爽快。



 忘年会のために正午には出かける。その前にCDを聴く気になって、「哀歌 ベルタのノクターン 天満敦子イン・コンサート2」を取り出してきた。先日の「望郷のバラード」についで天満敦子のヴァイオリン、ピアノはこのCDでは小森谷裕子。1995年の録音。
 天満敦子のヴァイオリンは、表現がいいのかわからないが「土俗性」が漂うものがいい。ポルムベスクの12曲の中には竹内邦光の編曲による「この道・城ヶ島の雨」が含まれている。これも私の好きな曲である。
 「哀歌」、同じく「ベルタのノクターン」と「望郷のバラード」、モンティの「チャルダーシュ」はいづれもしみじみと聴きたいものである。前3曲は小林亜星の編曲。


「望郷のバラード」(天満敦子)

2023年12月03日 22時08分09秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 退職者会ニュースのおもて面が一応完成。すぐにできあがるかと期待したものの、やってきた新年の挨拶の原稿の字数があまりに多すぎて、苦労した。思いがたくさん詰まった原稿であるのがよくわかり、削るのは忍びないし、技術的にも困難であった。どうにか縮めたが、時間がたっぷりとかかってしまった。
 明日から裏面。



 作業をしながら聴いたCDは天満敦子のヴァイオリン「望郷のバラード」。ピアノは本多昌子。録音は1993年。
 チャイコフスキーの交響曲第4番を聴く予定であったが、本日は交響曲を聴くのは体と頭が受け付けそうもないので、このCDを選んだ。
 最初に聞こえてくる曲がヘンデルのヴァイオリンソナタ第4番というのがにくい。本日の疲れた私には優しく耳を通過する。同じくヘンデルのヴァイオリンソナタの第6番と、ブラームスのハンガリア舞曲の第17番、第2番、第1番(この順番もいい)等々を挟んで、最後の曲はポルムベスクの「望郷のバラード」である。
 私にとっては珠玉の曲が並ぶ。


チャイコフスキー「交響曲第5番」

2023年11月24日 13時17分59秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

        

 朝からチャイコフスキーの交響曲第5番を聴いている。作曲されたのは1888年。第6番悲愴とおなじくスヴェトラーノフ指揮のソビエト国立交響楽団の演奏、1990年の東京での演奏会のライブ録音である。

 20代のころ、このチャイコフスキーの第5番とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ばかりを聴いていた時期がある。
 チャイコフスキーのこの5番は特に第1から第3楽章までを好んだ。第1楽章の付点四分音符と十六分音符で始まるクラリネットの序奏が耳から離れないどころか、脳内を響き続けていた。第1~第3楽章まで、いつも暗い押しつぶされた情念が浮かび上がろうとしてまた海のそこに引きづりこまれるように沈殿していく音の響きが私を捉えて離さなかった。
 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は序奏の四分音符4つの音で始まり、ヴァイオリンソロが出てくるまでに明るさに解決を求めていくが、チャイコフスキーは第3楽章まで引きづる。
 第1、第2楽章が消え入るように終止する。第3楽章もピアニッシモで終止するように進行し、取ってつけたように突然わずか3小節、四分音符6回の強奏で終り、フィナーレに入る。この部分は、最初の序奏の音型が復活する。同じ音型がこんなにも雰囲気を替えてしまうのが不思議に感じる。
 第2楽章の壮大な強奏で復活する序奏に出てきた音型と、美しい旋律が交互に同居する楽章の落差はチャイコフスキーの好んだウクライナ地方の広大な草原ながら厳しい自然に押しつぶされそうな人の営みを思い浮かべる。この2楽章も忘れがたい。

 20代前半、このような曲ばかりに惹かれていた。50年後の私はフィナーレの中にも暗い情念の世界を嗅ぎ分けている。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲にも。


「キュビスム展」 その1

2023年11月23日 21時21分58秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 国立西洋美術館のホームページには次のように記されている。

 20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。
 伝統的な技法であった遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。また絵画や彫刻の表現を根本から変えることによって、抽象芸術やダダ、シュルレアリスムへといたる道も開きます。慣習的な美に果敢に挑み、視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、パリに集う若い芸術家たちに大きな衝撃を与えました。そして、装飾・デザインや建築、舞台美術を含む様々な分野で瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。
 本展では、世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品となります。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約140点を通して紹介します。日本でキュビスムを正面から取り上げる本格的な展覧会はおよそ50年ぶりです。



 一回りして私が一番惹かれた作品はチラシの裏面に掲載されているパブロ・ピカソの《女性の胸像》(1907)と、チラシには掲載されていないもののポストカードがあったアメデオ・モディリアーニの《赤い頭部》(1915)。またチラシ裏面に掲載されているフランティシェク・クプカの《色面の構成》(1910-11)やジョルジュ・ブラックの諸作品もよかった。特に《赤い頭部》と《色面の構成》は初めて見た作品であった。レジェの作品も惹かれたものがあった。

 《赤い頭部》はモディリアーニは、はじめわからなかった。しかし目はまさしくモディリアーニそのもの。半身像・全身像ばかりがモディリアーニの女性像かと勝手に思い込んでいた。この中空に浮かぶ女性の頭部はどこを、そして何を見据えているのだろう。
 1915年頃に彫刻から絵画作品に専念するようになり、ユトリロや藤田嗣治などの影響を受けている。また病弱で兵役不適格となり、徴兵を逃れている。制作の安定と不安定がどのように作品にあらわれているの、興味を惹かれた。

 

 


「やまと絵展」「棟方志功展」は断念

2023年11月23日 14時26分47秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 午前中のオンラインの講座には充分間に合った。いつもよりもほんの少しだけ早起き。起きたときは右足の脹脛・太腿・腰の筋肉が少しばかり痛かった。しかし講座を聴いているうちに次第に解消された。しかし本日は自重の日。
 横浜駅も混雑が予想されるので、出かけるかどうか考慮中。出かけてもバスで往復するだけで、歩き回るつもりはない。ただしいつものチェーン店のコーヒーではなく、美味しいコーヒーを飲んでのんびりしたい。

 12月の第1週くらいにはもう一度上野に行き、「モネ展」(上野の森美術館)と招待券をもらった「永遠の都ローマ展」(東京都美術館)を見に行きたい。
 東京国立博物館の「やまと絵展」と東京国立近代美術館の「棟方志功展」は12月3日までということで、残念ながら行けない。棟方志功はあまり見ることはなかったがこの機会に全体像を見ておきたいと思っていたのだが・・・・。すべての展覧会を見て回ったら、お小遣いは到底足りなくなる。


「キュビスム展」と上野動物園

2023年11月22日 21時30分06秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 本日は二人で上野に出かけた。目的は上野の森美術館で開催している「モネ展」であった。しかし事前予約をしていなかった。会場には外で並んでいる人が多数。しかも当日券では1時間半以上先の15時からでないと入場できないといわれ、断念。
 妻はあまり興味がないと言っていたが、やむを得ず国立西洋美術館の「キュビスム展」に切り替えて入場した。こちらはすんなりとチケットも購入でき、制限もなく会場に入ることが出来た。
 私はピカソ、ブラック、モディリアーニが堪能出来て大いに満足出来た。詳細は後日掲載予定。帰りに図録を購入しようとしたら3500円ということで、こちらも断念。

  

 1時間半近く会場内を歩いてかなり疲れたので、喫茶店で一服。まだ16時前なので、「パンダを見たい」とのリクエストがあり、上野動物園へ。親のリーリーとシンシンを見てから、ハシビロコウの初めて見る寝姿、キンケイ・ギンケイ、プレーリードック、ペンギンなどをめぐって上野駅に戻った。
 この時点で1万2000歩も歩き、太腿の筋肉が張ってしまった。

 横浜駅で夕食を食べてから帰宅。
 


チャイコフスキー「交響曲第6番 悲愴」

2023年11月21日 19時53分17秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 CDは持っていても普段はあまり聴くことのないチャイコフスキー。昔は第5番の交響曲が好きで随分聴いた。このところ本棚に埃にまみれていた。夕方から「悲愴」を聴いている。
 指揮はエフゲニ・スヴェトラーノフ、ソビエト国立交響楽団の1990年、東京での演奏会の録音。
 チャイコフスキーというと、感傷的で甘い旋律という評価があるらしい。そのことは否定はしないが、私は旋律を丁寧に追って行くと、構築性の強靭な建物の骨格をなぞっているように思える。旋律がほのかに浮かんでは消えかかり、いつのまにか主要旋律になっていく過程に惹かれる。
 また第3楽章を除いて消え入るような終止が私は好きである。第2楽章の5拍子というリズムがロシア特有のリズムといわれる。ごく自然に耳に入ってくるのは不思議である。ロシアがどの範囲かということはここでは問わない。
 チャイコフスキーの管弦楽曲は強弱の差があまりに大きいので、夜静かに聴くということが出来ない。それもまた聴く機会が少ない原因かもしれない。


チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出」

2023年11月21日 12時37分01秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 本日は何となくチャイコフスキーを聴きたくなって、「偉大な芸術家の思い出」(ピアノ三重奏曲イ短調作品50)を聴いている。
 ピアノはウラディミール・アシュケナージ、イツァーク・パールマンのヴァイオリン、リン・ハレルのチェロという組み合わせ。1980年の録音。
 チャイコフスキーより5歳年長のニコライ・ルビンシュタインが45歳で亡くなったことを悼んで作られた曲である。
 あまり聴くことはしていないが、忘れがたい旋律であることは確かだ。

 


講座と宿題と通院と・・・

2023年11月14日 18時53分00秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 午前中は神奈川大学のみなとみらい校舎で行われている「欧米美術紀行」の第3回目の講座。講師はいつものように中村宏美氏。本日はフランスのパリの成立ちとバリにゆかりの画家や作品の紹介。というよりもバリの歴史に力点を置いた講義。いつものようにいろいろと勉強とせてもらった。
 知っていることも多いが、年寄りにとっては同じことでも幾度も聞いて思い出すことが大切。あわよくば新しいことも少しは覚えるかもしれない。

 昼は校舎の近くの喫茶店でサンドイッチとコーヒー。
 いったん帰宅して、退職者会の宿題のうちの一つを処理。もう少しで一つは出来上がる。19日に間に合うように少し力んでみる。

 夕方には皮膚科で診察。一応傷もふさがり、絆創膏も必要ないということで、本日で診察は終了。


世界平和アピール七人委員会「イスラエルはガザへの攻撃を直ちに中止すべきである」

2023年11月05日 15時31分19秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 いつものように「世界平和アピール七人委員会」のアピールをそのまま転載します。

            アピール「イスラエルはガザへの攻撃を直ちに中止すべきである」
                                                                      2023年11月4日
                                            世界平和アピール七人委員会       
                                              大石芳野 小沼通二 池内了 池辺晋一郎
                                              髙村薫 島薗進 酒井啓子       

私たちは、イスラエルの非人道的な完全封鎖の下でパレスチナ人が住むガザに対しておこなわれているイスラエルの連日の空爆と地上からの攻撃によって、多数のパレスチナ人が殺され傷つけられていることに、深い悲しみとともに強い憤りを覚えている。イスラエルは、ハマスのテロ行為に対する自衛だと主張しているが、多数の子どもたちを含むパレスチナの人々を無差別に殺し傷つける行動を正当化することはできない。

元来、パレスチナの地には、宗教や出自が異なる多様な民族が共存していた。1948年にこの地にイスラエルが建国して以来、多くのパレスチナの人々が生活してきた土地から追い出され、基本的人権を無視された難民となった状態が75年も続いてきたことを忘れるべきではない。ガザ地区に生きるパレスチナ人たちは、狭い地域に閉じ込められ、厳しい検問や監視のもとに置かれ、度重なる攻撃によって苦しんできた。ガザが「天井のない監獄」と言われる状況にあることは、世界に広く知られている事実である。

今回、ガザの隔壁を越えて行われたハマスの攻撃に際しての民間人殺害や人質作戦は決して許されるものではない。しかし、その報復だというイスラエルのガザへの総攻撃が、子どもたちを含む多数のパレスチナ人に死を強要していることは明らかであり、人間として、決して正視できないジェノサイドに等しい。パレスチナ人もイスラエル人と同じ人間であり、パレスチナ人を非人間のように扱うことは許されない。

暴力に対して暴力をという報復の連鎖では、何らの解決にならないということは、人類の歴史を見れば明らかである。パレスチナ人にも、あらゆる迫害・殺戮から解放され、安全に暮らす人間としての権利がある。

私たちは、10月26日の国連緊急特別総会で採択された決議「民間人の保護と法的・人道的義務の遵守」を支持する。イスラエルとパレスチナ双方の当事者に、人類社会の多様性を認め、真の「人間同士」として、その尊厳を尊重し合い、武力に頼らないで相手と対話をすることを求める。それは当該地域の長期的な平和のために、大きな一歩を踏み出すことになる。

私たちはまた、日本政府を含む世界各国の政府がそのために積極的な支援を行い、貢献することを心から望んでいる。とりわけ平和憲法をもち、中東地域諸国と長年、友好関係を培ってきた日本政府は、多くの生命が失われ、多くの人々が日々苦しむ現在の当該地域の事態から目をそらすことなく、人道的な観点を尊びつつ平和のための支援に最善の努力を行うことを求めたい。
                                                              (https://worldpeace7.jp/)
 


ショパン「練習曲集」

2023年11月02日 13時28分32秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 本日聴いたCDはショパンの「27曲の練習曲集」。演奏はヴラディミール・アシュケナージ、1971年の録音。
 ボーッとした頭には少々激し過ぎる曲もあるが、かえって頭の目覚めに利用させてもらった。だいぶ頭がスッキリした。

 練習曲とはいいながら、19歳から作り始めた曲集とのこと。自由で奔走なところが魅力なのがすぐにわかる。ひとつひとつの個性的な曲調の変化がまた魅力である。ピアノの曲として大いに技巧が求められる曲と思われるが、それを感じさせない演奏なのだと思う。
 ピアノを弾いことのない私はいつもピアノの演奏にたけた人を見るとうらやましいと思う。少しでもそのテクニックの一端を体験してみたかった。そうすればもっとビアノの曲を楽しめると思うこの頃である。

 


明日は美術鑑賞講座&雨月物語

2023年10月30日 21時44分50秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 明日は少し気温が下がるらしい。最高気温の予報は21℃。本日が21.8℃だったのでそれほど低くなるわけではないが、20℃よりも低くなると確かに寒いと感じるはずだ。

 明日は10時からみなとみらい地区で美術鑑賞講座を対面で。「欧米美術紀行」の第2回目。神奈川大学のみなとみらい地区の校舎まで出かける。いつものとおり9時前には家を出たい。

 15時からは本日受診できなかった内科に寄る予定。

 久しぶりに雨月物語でも読みたくなった。先ほど雨月物語で一番長い「蛇性の淫」を拡大コピー済み。講座のあと病院が診察を始めるまでの間、喫茶店で一服しながら読むことにしたい。

 


講座「欧米美術紀行」

2023年10月17日 16時59分51秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 午前中は神奈川大学のみなとみらいキャンパスで「欧米美術紀行」(講師:中村宏美氏)の連続5回の講座の第1回目「アテネ」。ざっとギリシャ文明の歴史と、陶器に描かれた絵や文様、建築の解説。概要は既知であるが、年寄りには何回聞いても新鮮に聞こえる。

 講義では各種展覧会のチラシも参考に配付してもらえる。今回は、
「パリ ポンピドゥーセンター キュビズム展 美の革命」(~1.28 国立西洋美術館)、
「永遠の都 ローマ展」(~12.10、東京都美術館)、
「モネ 連作の情景」(~1.28、上野の森美術館)、
「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」(~1.21、SOMPO美術館)
の4つの展覧会のチラシ。
 いづれも興味があるが、「キュビズム展」と「ローマ展」をとりあえず見に行く候補に上げてみた。

 学食で昼食後、近くの喫茶店で「雨月物語」の「仏法僧」を半分ほど読んだ。久しぶりに横浜駅まで歩いてから書店を一回りしてバスにて帰宅。膝の具合は良くはないが、悪いなりに落ち着いている。3年前に戻るのは半ば断念した心境。
 


ショパン「ノクターン第21番」

2023年10月09日 16時22分15秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 14時段階で横浜の気温は15.9℃。平年よりも7.3℃も低く、11月下旬の気温らしい。我が家の室内も20℃。長袖のポロシャツを追加で引き出しから出してもらい、薄いながらベストを着ている。それでも少し寒い。冷たい雨と北風がやまない。
 先ほど室内を歩いているときに、近点用の眼鏡の左側のレンズが急に枠から外れて落ちた。小さなネジが外れてしまった。しかしいくらネジを回しても締まらない。近点用の眼鏡なので外すと拡大鏡を浸かっても小さすぎてよく見えない。妻もお手上げ。これから出かけて眼鏡店で治してもらうしかない。困ったものである。外出して歩くときはこの眼鏡ではないのが唯一の救い。
 もう少し待って雨が上がるのを待つことにした。



 先ほどからアシュケナージの演奏でショパンのノクターンの21番を繰り返し聴いている。CDの解説を読むと、「44小節の小曲。作品32(第9番、第10番)から削除された部分かもしれない、という主張はほぼ否定されている。ショパンの死も近いころ、衰えた体力をおしてかいたか、あるいは以前のスケッチから完成させたのかもしれない。1937年に「ポーランド音楽学年鑑に取り上げられ、脚光を浴びた。」と記されている。
 なお、全音の「ショパン ノクターン集」には20曲収録されているが、この21番は残念ながら掲載されていない。楽譜を見ながら聴いてみたかった。さらに残念なことに、1965年録音のアルトゥール・ルービンシュタインの「ノクターン集」にも収録されていない。

 


ショパン「ノクターン」を聴きながら

2023年10月05日 21時27分42秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 昨日に続いて夕食後は、ショパンのノクターンを聴いている。
 明日は昼前から所用で出かける。少し腕の上げ下ろしに痛みを感じていたが、7時を過ぎたころから急速に痛みは消えた。どういう加減であろうか。不思議である。

 ショパンのノクターン、いつも2枚組のCDの内1枚目は最後まで聴いているのだが、2枚目(第13番以降)になると聞き流してしまうことが多い。本を読んだり、作業をしたりしてしまう。そのためにあまり曲に馴染みがない。そんな中でも第14番は印象に残っている。今回は全体をじっくり聞いている。
 不思議なものであるが、自分の好きな曲を聴いた夜は寝つきがいい。というかそう信じている。私の場合は、そのような曲がもともと好きなこともあるので、一概に断定は出来ないが、脳がそのような仕組みになってしまったようである。

 明日は帰宅が遅くなると思われる。ワクチン接種後なので控えめにしたほうが良さそうだ。