蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

行政的強制的飛び級

2007-12-14 23:04:49 | 杭州・杭州周辺
タイトル、漢字ばっかり。

先日知った事実。
中国にも実は「飛び級」があった。

「飛び級」とはご存じのとおり、
あったまのいいガキンチョが、生意気にも何年かすっとばして、
上の学年に人よりも早く進級・進学するという、
「人間は頭の中身だけで成長するんかい?」というあの制度。

アメリカなんかのマネをして
日本でも多少導入されているところがあったような気がするが、
ちっとも定着しないでやんの、っていうあの制度。

その「飛び級」が中国にも存在していた。
しかも、行政的に、
そして、強制的に。

先日、誕生日を迎えた学生がいたときのこと。
年齢を尋ねていたら、周りで、
「この子は私たちより一つ下でこのクラスで一番若い」
なんていう。

これを普通に聞いていると、
日本人のボクなんかは「早生まれ」的なことがすぐ思い浮かぶけど、
でも、9月から新学年がはじまって12月段階では、
いわゆる「早生まれ」には当たらないはずであって、
一体これはどういう事なんだろうか、なんて思って聞いてみると、
結構カルチャーショックな答えが返ってきた。

「私、小学校5年しかいっていないから」

へ?
どういうこと?
頭よすぎて飛び級?

しかし、答えはまたまた違っていた。
なんと、地域によって、
小学校の通学年数が5年の所と6年の所があるとのこと。
聞いてみたら、何人かがちらほらと5年しか行ってなかったりする。

なんじゃそりゃ。
日本じゃ考えられないぞ。
北海道だろうが、沖縄だろうが、
大都会だろうが、田舎だろうが、
工場街だろうが、農村だろうが、
ナイスガイだろうが、
ベストガイだろうが、
織田裕二だろうが、
日本じゃ小学校は6年って決まっている。

中国はやっぱり奥が深い。


*写真は屋外越劇。公園カードさえもっていれば、4元で見られる。なくても15元くらいだったかな。